◆「財務アナリストの雑感」 2024◆

会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

健康会計に思う

2008-04-23 | ケータイ投稿

経済産業研究所のHPに「健康会計・健康経営の実現・普及に向けて」
というコラムが掲載されておりました。
http://www.rieti.go.jp/jp/columns/a01_0236.html

明朗会計とは違いますので・・・。


2月に日経記事でも紹介されておりますが、
経済産業省では、個人、企業、保険者、社会における健康増進への取り組みを促す
仕組みとして、環境会計を参考に「健康会計」を検討
しているとのこと。
http://www.meti.go.jp/policy/kenkou_kaikei/index.html



「健康会計」の意義・メリットという資料を見ておりますと、
投資家にとって、
「従業員の健康増進、健康管理に積極的な企業かどうか、どのような活動を
しているのかなどの情報が、中長期な成長性の判断、投資先の選択に役立つ」
とありますが本当でしょうか。
http://www.meti.go.jp/policy/kenkou_kaikei/files/kenkou_igi.pdf
実証データもないのでしょうからあくまで仮説と考えるべきでしょう。



しかし、「これを開示するとかなり企業経営に影響が出てくるかも知れない」
という項目には思い当たるものがあります。


「健康会計」とか面倒な手続きも不要で、
例えば、有価証券報告書の「従業員の状況」の追加項目として開示させれば良い。



企業間の比較も容易であり、企業はその数値を改善させようと躍起になるかも知れません。



その最たるものは・・・・・
何だと思いますか?













 

 

 



 「退職者の平均余命」。

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