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「時をかけるフラガール」 -2作ハシゴで私、フラフラ-

2006-10-01 | 映画・音楽系雑感
10月1日、映画の日ということで
ネットでの評判の高かった「フラガール」と「時をかける少女」を
ハシゴで観てきました。
自民党総裁選のように「勝ち馬」に乗るリスク回避型のチープな映画鑑賞手法は、
まさに負け組サラリーマンに相応しいものです。
確かに2作品ともいい作品でしたが。
以下、どうでもいい感想を。
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■「フラガール」

最初は「三丁目の夕日」のような昭和の懐古趣味的な映画と思いましたが、
さにあらずんや。
環境の急激な変化に対して、人はどう対処すべきか。
かなり普遍的なテーマを扱っていたと感じました。それと「プロ意識とは何か」。
さらに、地方再生というすぐれて現代的なテーマも提示していたような。

①映画の舞台と同様に炭鉱の町であった夕張市が財政破綻に陥っていること、
②資源価格の高騰で石炭も見直されている、
中での公開なので非常にタイムリーといいましょうか、何か皮肉といいましょうか、
複雑な思いがします。

で、客層は中高年層が中心でしたがその割りに鑑賞マナーはいただけない。
ビニール袋に何を入れているのだか判りませんが
ガサガサ弄る音がやけに多かった。
他人を思いやることのできない傍若無人な大人が増えたからこそ、
こうした映画がヒットするんでしょうか。


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■「時をかける少女」

私は前作(大林宣彦監督による実写版)をリアルタイムで観ていたこともあり、
「深町君」(=未来人)はいるはずで、それは誰なんだろうか?という視点で
観てしまいました。

それはともかく、設定・登場人物が全面リニューアルされた本作でしたが、
「切なさ」といいましょうか、「一瞬」「一言」の重要性が、
巧く表現されていたと感じましたね。

でも、映画を観終わって、理解力の乏しい私は違和感を覚えました。
「ちょっと待てよ、・・・・・主人公は映画の終盤で・・・未来から見た過去(=現在)を
 変えるようなことを言っていたけど。
 ”それ“(=映画を観て確認下さい)をしてしまうと、
 未来人が現代に来る動機が無くなっちゃうじゃないの?」
 要は、ストーリーが破綻していませんか?

ご覧になった方でこの私のいい加減な見解につきコメントを頂ければ幸甚です。

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2回連続で映画ネタでしたが、月曜からいつもの路線で行きますので乞うご期待!

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1 コメント

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見解 (kossy)
2006-10-01 23:21:18
フラガールのご指摘、環境の変化、プロ意識、地方再生など、的を射ていると思います。

中高年層が多かったのは意外ですが、小遣いを節約するために千円の日に集中するのであれば、みなさんリストラを意識してるのでしょうかね~



「時かけ」の最後の台詞は彼らにとって精一杯の愛の告白と捉えれば、そのうちそれがいい思い出となって大人になっていくだけかもしれませんよね。
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