Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

東京マラソン3位で、埼玉の、春日部高校&春日部東高校の誇り、川内 優輝 選手に驕りなく、公務員の顔に。

2011-03-03 23:59:59 | その他スポーツ






先月27日に行われた「東京マラソン」で3位に入り、世界選手権選考基準をクリアして、代表が内定している、川内 優輝 選手。

この「快挙」…本当に嬉しくて、嬉しくてたまりません。
本当に私ってバカだなぁ…と、呆れてしまう位、嬉しくて仕方ないのです。

また触れたくなったので、記事にします。

しかし、川内選手は、本当に「真っ直ぐ」だし、清々しいです。
我が母校・埼玉県立春日部高校の定時制の事務職員だから…というのはもちろんあるのですが、それだけでない「何か」を持っているから、応援団バカとしては、応援したくなってしまうのです。

その「お人柄」を表すかのような記事、以下に全文を引用していくつか紹介します。

“公務員の星”川内 快挙翌日も通常勤務(スポーツニッポン) - goo ニュース

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 27日の東京マラソンで日本勢トップの3位に入り、世界選手権(8月、韓国・大邱)の代表に内定した川内優輝(23=埼玉陸協)が28日、本職である埼玉県立春日部高定時制の事務員として出勤した。学校では祝福などの電話が鳴りっぱなしだったが、入学願書受け付けの職務などを全うした。

 “公務員の星”になっても、仕事とマラソンに取り組む姿勢はぶれない。前夜は日本陸連の沢木専務理事から「いろいろ連絡するから電話はとれる状態に」と忠告を受けたが「仕事中はとれません。空いた時間に折り返します」と埼玉県職員としての公務優先を明言。「練習の一環で走っているので同じリズムでやる」とレース間隔の狭いプランも変えず、今後は5月の仙台国際ハーフマラソンを軸に調整する。

 日本陸連は強化選手として強化費を支給する考えだが、公務員の規定があるため「県庁に確認してから」と楽観的には喜ばなかった。埼玉県スポーツ振興課の担当は「副業はできないという地方公務員法から外れなければ」との見解を示した。
 出勤前は雨の中、都庁周辺で30分のジョグ練習を行った。異色の公務員ランナーは注目を浴びてもマイペースを貫き、世界選手権を目指す。

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川内、一夜明け「まだ夢のよう」/マラソン(サンケイスポーツ) - goo ニュース

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 陸上の東京マラソン(サンケイスポーツなど後援)で日本人選手トップの3位に入り、世界選手権(8月、韓国・大邱)代表に決まった市民ランナーで埼玉・県立春日部高定時制職員、川内優輝(23)=埼玉陸協=がレースから一夜明けた28日、早朝から通常の勤務に戻った。


 実業団に所属せず、フルタイムで働きながらの快挙。前夜は膨大な祝福メールの返信で「睡眠は3時間でした」。早朝6時前から約30分間のジョギングを終えるとテレビ中継したフジテレビの生番組に電話出演。

 この日は勤務先高校の入学願書受付開始日。通常より4時間も早い午前8時半出勤のため、午前7時に都内の宿舎を出てスーツ姿のまま荷物5個を手に新宿駅へ猛ダッシュした。

 勤務先で会見し、「まだ夢のようで実感がわきません」と戸惑い気味。それでも、「(世界選手権で)日の丸を背負って走るからには入賞を果たしたい」と強気に宣言した。

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マイペース川内、陸連が「環境保護」(日刊スポーツ) - goo ニュース

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 マイペース川内を守れ-。8月の世界選手権(韓国・大邱=テグ)出場を決めた市民ランナーの川内優輝(23=埼玉陸協)に対し、日本陸連が「環境保護」に乗り出す。2月27日の東京マラソンで日本人トップの3位に入り、待遇は一変。賞金200万円に副賞の高級車BMW523i(600万円相当)をゲット。S、A、B、Cの4段階ある強化選手指定のBに認定され、年額150万円の強化費も与えられる方向だ。しかし、日本陸連が危惧するのは、世間の目だ。

 これまで福岡国際など多くのレースに参加したが、注目度は低かった。今回の東京も自然体で臨んでの結果。それだけに長距離・ロード対策委員会の河野副委員長は「一番怖いのが環境の変化であり、認知度の変化。注目されることで、いいところが失われてしまわないか。コーチもいない。差し出がましいことはできないが、できる限りフォローしたい」と言う。

 世界切符から一夜明け、川内は出場プランの見直しにも迫られた。8月に世界選手権を走ることで、来年の五輪が視野に入ってきた。当初は10月大阪を予定したが「(五輪の)選考が入ってくるので、どうしましょう」。12月の福岡国際など五輪選考レースに集中する考えを示唆する。

 高まる期待と注目度。公園や野山の静かな環境で、マイペースに才能を開花させた天然素材に、環境保護という課題が浮き上がった。

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「埼玉PRします」公務員ランナー川内、県庁訪問(スポーツニッポン) - goo ニュース

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 東京マラソンで日本人トップの3位となり、世界選手権(8月、韓国・大邱)代表に内定した川内優輝(23=埼玉陸協)が1日、埼玉県庁を表敬訪問した。

 先日は都道府県駅伝用の「埼玉」のユニホームを着用したが、今後も春日部高定時制に勤務する埼玉県職員として「埼玉をアピールしたい」と約束。上田清司知事から県のマスコットの「コバトン」グッズをプレゼントされた。東京マラソンでは「コバトン」のシールを給水ボトルの目印に利用。「韓国にもコバトンのタオルを持っていきます」と世界選手権にも幸運のマスコットを持参し、世界に埼玉をPRする。

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以上から容易に理解できることですが、川内選手に、全く「驕り」などという言葉が見当たりません。

それに加え、ぶれがない…。


春日部高校の私の同窓生であるもりやす君も、ご自身のブログに素晴らしい記事を更新していますが、スポーツを科学する観点から(それが、もりやす君のお仕事でもあります)、本質的な部分に触れて、やはり好意的に分析しています。

もりやす君の記事で私なりに思う事は、もう少しその内容を深く拝読して理解してから、改めて記事にしてみたいと考えていますが、川内選手には、陸上競技、とりわけマラソンという種目に関しては、「仕事」でもなければ「遊び」でもない、「もっと別なカテゴリー」で捕らえて、練習に打ち込んでいる気がします。
もりやす君の記事にある、為末 大 選手が仰る「メンタル面でのアスリート」という面を、とても大事にしている選手ではないかと勝手に思ってもいます。

「トップス」である沢木専務理事から、「頻繁に連絡するから、いつでも電話口に出られるように」と告げられても、一公務員としての分をわきまえて「仕事が優先ですから、仕事で出られなかった場合には、こちらから折り返します」と毅然と受け答えしている点からも、川内選手のお人柄が、溢れている気がします。

KT先輩からメールで私に送られてきた、3月1日の読売新聞夕刊の「よみうり寸評」でも、冒頭に「年休を取って、大会に出場したい」とあります。

あくまでも一公務員として、川内選手ご自身のスタイルを、自ら崩したくはないのでしょう。また、別な見方をすれば、今のスタイルを自らで崩してしまう事が、逆に不安なのでしょう。それが、翌日のFNNニュースサイトの動画の「(朝早くから仕事ですが?)一社会人として、当たり前だと思うので、今日も一生懸命仕事します」というコメントに繋がっているし、3月1日のANNニュースサイトの動画で、上田 清司 埼玉県知事を表敬訪問した際の「埼玉県のために、頑張る」というコメントにも繋がっているのでしょう。

ところで、NHKでも、沢木専務理事も、川内選手を「異色のランナー」と表現していますが、私は、これは適切ではないと考えています。むしろ、失礼ではないかと…。

確かに、川内選手は、一公務員であり、アスリートとしては「市民ランナー」であるがゆえ、今回の快挙は、そのプロセスから「異色」という単語で一括りに表現はできます。
しかし、私が、川内選手を知った2年前の「福岡国際マラソン」で13位という好成績を収めた時でも、川内選手は、 「市民ランナーでもこれだけやれるという事は示せたが、まだまだ練習すれば、もっとタイムは縮められる」と語っていました。事実、レースに出場するたびに、成績は上がっていきました。

実は、その時からすでに「プロフェッショナリズム」を発揮していたのです。気付かなかったのは、周りだけだった…。

だから、決して「異色」ではないのです。
実業団の選手がやる「当たり前」の事を、「市民ランナー」としてずっと前から実践していた…ということです。

マラソン強化の責任者で、中国電力の監督でもある坂口 泰 氏が、「のうのうと飯を食っている」と、実業団の選手を一喝しましたが、本当にその通りで、川内選手に「お金を払って、陸上を続けている。好きでなければできない」と語らせてしまうほどの「プロフェッショナリズム」を発揮されてしまったのでは、もはや何も語れないでしょう。口を紡ぐより他はありません。

川内選手の「サクセスストーリー」は、私の趣味である、(指さないけれど)将棋に例えれば、振り飛車穴熊を得意戦法に、それに磨きをかけて「エース戦法」とし、今や「振り飛車穴熊のスペシャリスト」の地位を確立して、一気にタイトルを奪取してしまった、現役大学生で、「振り穴王子」のあだ名を持つ、広瀬 章人 王位のそれに、非常に似ていると思っています。(将棋ファンの読者の皆さん、どうお考えでしょうか?。関係ないですが、広瀬王位、卒業決定おめでとうございます。)
ひょっとしたら、川内選手にも「がむしゃら王子」みたいな、私がジャストで閃いたものよりも、もっとセンスが良い「あだ名」がつくかもしれませんね(冷汗)。

だから、手放しに応援したくなるし、嬉しいのです。


ご自身を、「エリート養成システムからの落ちこぼれ」と謙って表現なさっている川内 優輝 選手。
それでも、自分を卑下せずに、逆に「力」に変えて、必死に練習して、快挙を成し遂げた、川内 優輝 選手。

貴方は、埼玉県の、久喜市の、勤務先である我が母校・春日部高校の、ご自身の母校である春日部東高校の誇りです。

私は、川内選手の、そのお考えを尊重しますし、心から応援します(元・応援団の「応援団バカ」という、ある意味「プロ」という立場からも…)。

これからも、頑張って下さい。

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