勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

公約とは?

2005-08-09 22:48:48 | Weblog
 郵政民営化法案否決、衆院解散、9.11総選挙と政治の世界が喧(かまびす)しい。
いったい政治はだれのもの? 多分政治家本人のもの。
郵政民営化によって不都合が生じるのは、強力な集票基盤を失う族議員を含めた政治家本人。
なぜ民営化なのか、何故反対なのかよくわからない。
僕個人としては民営化賛成だったのだが・・・。

 その昔、郵便貯金は10年で約2倍になる時代があった。母の勧めで僕もその恩恵に浴したが、今となっては夢のような話である。
また、郵便局の簡易保険、これも母の強引な勧めで入り、その結果椎間板ヘルニアの4回を含め9回もの入院は、一日15,000円の入院保証で安心して治療に専念できた。
この簡易保険、若かった僕は全然興味を示さなかったが、近くに住む姉のところの集金係りを回してよこし、仕方なく入ったものだった。
後に、どれ程母に感謝したものか。「親の意見となすびの花は、千に一つの無駄もない」ということばを噛みしめたものだった。

 郵政民営化によってこの簡易保険がどうなるのか知らない。そんな議論聞いたこともないし、僕にとってのその保険は満期になり、相応の額が返ってきた。継続したかったが、余りにも病歴が多いという理由で拒否されてしまった。

 それらは別として、ある日郵便が誤配されてきた。郵便局に連絡すると、それをもう一度ポストに入れてくれ、と言う。
何という言いぐさ、怒り心頭の僕は「このまま棄てたらどうなりますか?」
僕の郵便が誤配される可能性もある、それを棄てられたらそれまで。
慌てた局員は切手シールの手土産を持って取りに来た。
そんな体質が気に入らない。それだけで郵政民営化に賛成しているわけではないが。

 参議院で否決されたのに、何故衆議院の解散なのだろうか?郵政民営化は小泉政権の公約だったはず、それを承知で彼を首相にしたのではなかったのか。
またいい加減な公約を掲げて選挙が始まる。政治はだれのため?
2005.08.09