№22 【断トツに面白いダンスポ】
■秘技・電波飛ばし&逆説的ビビビ
(ダンボール新聞社 2013-06-16 23:04:01 )
秘技・電波飛ばしとは何か? それは男女がはじめて出会い、その瞬間どちらかが、「この人こそ私の配偶者になるべき人」とビビビと感じた場合、その後会うたびに特別の電波を飛ばすことをいう。一回や二回では効かないのだが、この配偶者引き寄せの電波飛ばしが繰り返されると、やがて相手もいつかはその電波に反応。「ああ、この人と結婚するのかな」と信じ始める。これが「秘技・電波飛ばし」。
逆説的ビビビはその反対。「この人は私の配偶者になってはいけない人」のビビビ。そのビビビを受け取った相手方は、どうしてわたし(もしくは俺)じゃだめなの。だめじゃないだろ、あなたにふさわしいのはわたし(もしくは俺)しかいないだろうという信号が送り返されてくる。
つまり、秘技・電波飛ばしも逆説的ビビビも、配偶者選択モードに入った際に送り出される電波という点ではまったく同じ。秘技・電波飛ばしは配偶者引き寄せ電波。逆説的ビビビはそのバリエーションというか高等テクニック。あなたは私にはムリだからあきらめなさいというメッセージを送り続けることによって、逆に相手にその気にさせる。恋愛詐欺まがいの特殊電波。
映画「ダンス・ウイズ・ミー」に典型的な場面がある。秘技・電波飛ばしの術をかけつづけてきた主人公の男性が、相手をサルサクラブへと誘い、見事に相手の心を陥落させた瞬間である。
この「ダンス・ウイズ・ミー」のこのシーンに感激して、ダンボール氏はかって「永遠のサルサ」というエッセーを書いた。彼の旧作エッセーですが、いま読み返しても少しも古びていない。「永遠のサルサ」のさわりを紹介します。(文責:婚活リーダー)
――すべては映画「ダンス・ウイズ・ミー」を見た日から始まった。映画の中のサルサクラブにおけるダンスシーンは圧巻だった。お祭り騒ぎで、憑かれたように踊る一群の人々。ラテンのリズム、その喧騒と熱狂の渦の中に、ぼくも入っていきたかった。
――文学は「ボーイ・ミーツ・ガール」に始まる、とは誰の言った言葉だったか。サルサクラブも文字通り「ボーイ・ミーツ・ガール」の世界だ。音楽があり、手を差し伸べればそこから一曲ごとに違う恋の世界が繰り広げられる。サルサクラブは本質的に恋句の世界だ。一曲踊るごとに恋が始まり、パートナー・チェンジの度ごとに恋離れがある。
――ペア・ダンスは言葉の要らない男女のコミュニケーションだ。だから何時間踊っていても楽しい。あまり疲れを感じない。足取りがおぼつかなくなるまで、疲れ果てるまでやめる気がしない。毎日終電で帰り、睡眠不足を通勤の電車で補う生活が続いた。本を読む時間も、ビデオを見る時間もなくなった。いまはこれでいいのだと思っている。言葉とは対極にある世界。精神の祭りが詩であるが、その対極にあるのが身体の祭り、サルサ・ダンスだ。
――もっとサルサを! この掛け声を合い言葉に時代は旋回することになるだろう。こうして、サルサは文学となり、文学はやがてサルサとなるのだ!
(ダンボール「永遠のサルサ」より)
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永遠のサルサ 全文
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【反撃のサルサ】 すべての人に 新しい肉体と 新しいダンスを! 芥 正彦
Dance with Me - Salsa in Club Azucar
★Salsa Hotline Japan のHPよりこの記事にリンクを掛けて頂きました。
☆SHJのHPは⇒こちらです。リンクの掛かった頁は⇒こちらです。「永遠のサルサ」全文のリンクもあります。☆SHJはサルサ情報の宝庫です。
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