ダンポポの種

備忘録です

下狛からウォーク

2018年12月12日 22時14分50秒 | 散歩・ウォーキング

またまた、軍用貨物鉄道の線路跡(ルート跡)をたどる散歩です。
ウォーキングと鉄道趣味を〝両立〟できるジャンルとして、廃止線路の跡をたどって歩くのは悪くないなと思っています。

片町線(学研都市線)下狛付近にかつて存在した「川西側線」(かわにしそくせん)のルート跡を、先日(今月7日)歩いてきました。
戦時中、当地に祝園弾薬庫(ほうそのだんやくこ)というのがあって、その物資輸送のために引き込み線が敷設されたそうです。

香里側線禁野側線川西側線と、戦時中は片町線から幾本も引き込み線が敷かれていたのですね。



↑学研都市線(片町線)の下狛駅です。ホーム北側の出入り口です。



↑下狛駅から線路に沿って北へ500mほど進んだところにある踏切です。
 このあたりから引き込み線(川西側線)が枝分かれしていたそう。
 画面右のほうへ砂利道が続いており、一目瞭然 これが、線路跡です。
 それでは、ここから線路跡ウォーキングを開始します。
 下狛駅を発車してきた区間快速塚口ゆきが、スピードにのって元気よく駆け抜けていきました。



↑前方(画面奥)へと、道路が一直線に続いている様子が見えます。これが線路跡です。



↑ほどなく、砂利道(線路跡)は府道22号と交差します。ラーメン屋さんの建物があるところ。(ラーメン屋さんは営業休止中)
 線路と道路が交差していたのだから、当時、ここには踏切があったのかな(?)



↑その先は舗装路になっています。線路跡が生活道路として利用されています。
 築堤というか 盛り土というか…、路盤が両サイドの田んぼよりも一段高くなっていますね。いかにも線路跡!



↑しばらく進むと、ガードレールにぶつかって行き止まりです。川が流れているのです。



↑煤谷川(すすたにがわ)。
 線路は、ここを小さな鉄橋で渡っていたのです。
 鉄橋そのものは現存しないけれど、こっち岸と向こう岸に、橋を支えた台座の一部が残っており、当時を偲べます。
 向こう岸へ目をやると、その先へと線路跡が続いている様子が見えます。
 JR下狛駅の北出口から、この〝鉄橋跡〟まですぐに到達できます。



↑ぐるっと迂回して、鉄橋跡の〝向こう岸〟へやってきました。さっき歩いてきた方向を眺める。
 川西側線のルート跡のなかでは、やっぱりここが一番の〝見せ場〟ポイントかなぁ。線路跡を実感できる場所です。



↑ここに鉄橋があったことを伝える、説明板です。
 鉄橋に使われていた〝鉄〟(鋼体?)の一部も展示されています。
 説明板には、鉄橋があった当時の写真も掲示されています。
「もうちょっとズームして、説明板の字が読めるように写せばよかったのに…」
「現地を訪ねて、自分の目でご覧ください
「そういう処理の仕方、やめなさいって



↑鉄橋跡のそばはオフロードみたいになっているけれど、その先は住宅地です。



↑京都廣学館高校の体育館の横を、ゆるく右カーブしながら通り抜けます。これが川西側線のルート跡。
 その先、さらにカーブしながら町道へ合流していきます。



町道と山手幹線の交差点付近です。
 山手幹線を建設する際に路盤改良が行われ、交差点の前後区間は路面が かさ上げされました。線路跡の雰囲気が失せてしまってる…
 交差点を直進して、京奈和道のほうへ進んでいくのが川西側線のルート跡です。



↑山手幹線(交差点)を過ぎると、もとの路面レベルに戻ります。そして、直線コースです。
 歩道になっているところが、おそらく線路跡です。





↑精華下狛インターのそばを通ります。



↑まもなく終点です。



↑陸上自衛隊・祝園分屯地のゲート前に着きました。ここが、戦時中には祝園弾薬庫と呼ばれたところです。
 現在も自衛隊の施設として機能している場所です。ここから先(画面奥へ直進)は、関係者以外 立ち入り禁止です。
 かつての川西側線は、当然この敷地内へと線路が引き込まれていたわけですが、私はそこまで立ち入って線路跡を追うことはできません。
 というわけで、川西側線ウォークは ここで終了~

   ◆          ◆          ◆


◎さらにウォーク続行しました

 線路跡ウォークは終点だけれど、祝園分屯地ゲート前から府道71号をたどって京田辺市水取へ抜けて、三山木駅まで歩き続けました。


↑祝園分屯地からほど近いところ。府立大学の精華キャンパス。
 昔は「京都フラワーセンター」という施設だった場所です。



↑府道71号線は「枚方山城線」と名付けられています。京都府と大阪府にまたがって通る府道です。



↑山の中で寂しい雰囲気ですが、小さな峠があって、精華町と京田辺市の境目になっています。



↑私も地元民なので…、この道はクルマで ごくまれに通行することがあります。
 いつもはクルマで通る道…、今回は初めて〝歩いて〟みました。
 歩道がなくて、カーブが多い(=見通しが悪い)ですね。ウォーキングには不向きな道路だと思いました。
 「この道、散歩では、あまり通りたくない感じやな…」(個人の感想です)



↑寂しい山道を抜けて、京田辺市 水取(みずとり)の町へ入るところ。



↑普賢寺川に沿って てくてく歩き続け、三山木駅までたどり着きました。疲れたわー。



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