ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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韓国でも「お一人様で外食もOK」の時代に突入か?

2011-06-29 23:50:03 | 韓国の文化・芸能・スポーツ関係の情報
 5月19日の記事<チョン・イヒョン「マイ スウィート ソウル」を読む>の中で、私ヌルボ、次のようなことを書きました。

 以前韓国人の先生から「韓国だと、一人で食堂で食事をしているとヘンだと見られる」という話を聞きました。この小説の登場人物の1人も言います。「俺って、映画館とかマンガ喫茶、銭湯やゲーセンだったら、どこでもひとりで行けるんだけど、レストランだけは、ダメなんだ」。
 レストラン以外はすでにOKになっているというわけです。たぶんレストランも何年か後には「お一人様」をふつうに見かけるようになるでしょう。今の日本のように。


 ・・・と、韓国でもいずれお一人様でふつうに外食をする時代が来るだろうと予言したのです。
 すると、まだ1ヵ月ちょっとしか経っていない6月25日「朝鮮日報」に次のような見出しがあるではないですか。

「나 홀로 밥 먹는 시대・・・ 日에 칸막이 고깃집까지, 한국도 '나 홀로 식당' 증가」
(自分一人でごはんを食べる時代・・・ 日本についたて焼肉屋まで、韓国も「お一人様食堂」増加)


 本文記事は→コチラ。(日本語自動翻訳→コチラ。) 

 新聞記事では、まず東京・上野に最近開業した一人専用の焼肉屋を紹介。読書室の机のような仕切り付きのテーブルが25席。1人分の注文が可能なのも特徴で、厚いカルビは1人前で400円程度。客は若年層中年層までさまざまで、特に女性が多い等々。
 この店は知らなかったので探ってみたら、上野の丸井裏の、その名も「ひとり」という店で、4月14日にオープンしたばかり。(→関係記事)

 一方韓国でも、日本のように完璧な仕切りを置いた店は多くないが、似たような形式の焼肉店やしゃぶしゃぶ店が増えているそうです。
 ソウル新村のある焼肉店では、4〜6人用のテーブルだけでなく、1人で来たお客さんがカウンター式に横に長く座って、客同士が向かい合うことなく食事をすることができる1人用の席を置いているそうで、またソウル三成洞のH食堂も1人用のしゃぶしゃぶを食べることができる席があり、そのレストランの関係者は「もう数年前かお一人様のお客さんが増えており、このような座席が必要だ」と話している、とのことです。

 「マイ スウィート ソウル」は2006年刊行。この5年の間にも、韓国の街も人々の生活様式もどんどん変わりつつあるようです。

 上野の「ひとり」、5月30日の<web1週間>の記事によると「静かに盛り上がっている」そうですが、今後はどうでしょうか? ヌルボ個人としては、あまり積極的に行こうという気にはならないですが・・・。1人でいる時、無性に焼肉が食べたくなるということがそんなにあるかなあ?