ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

孔枝泳の李箱文学賞受賞作のこと、等

2011-05-05 17:23:24 | 韓国の小説・詩・エッセイ
 ふっふっふ。大本命でも当たればうれしいものです。
 1週間前の記事「申京淑の小説「オンマをお願い」がアメリカで好評」で、「毎日新聞」に連載中の新世紀 世界文学ナビ 韓国編について、「来週も続くとすると、今度は本命=孔枝泳でしょう」と予測しました。
 で、今日の「毎日新聞」を開いたらアタリ!てなわけですよ。ふっふっふ。
 ※記事内容は→コチラ参照。

 先週は「もっと紹介してくれなくっちゃ・・・」と注文をつけた申京淑をちゃんと取り上げてくれたし、この連載、ヌルボの意向と呼応してきましたねー、って単なる偶然か。

 さて、この連載記事ではとくに「私たちの幸せな時間」「楽しい私の家」を詳しく紹介しています。
 そしてその2作品を翻訳した蓮池薫さん。
 本ブログでも「オンマのために」に続くブログ開設2つ目の記事「孔枝泳の最新作「るつぼ」を読む①」の中でもふれましたが、その後刊行された蓮池さんの著書「半島へ、ふたたび」の中で孔枝泳と会った時のことが書かれてましたね。

 「毎日新聞」の記事にもあるように、孔枝泳さんは今年李箱文学賞を受賞しました。。あ、記事では「昨年」とありますが、対象作品は昨年でも受賞年は今年でしょう。韓国ウィキでも「2011年」になってますよ。
 この彼女の李箱文学賞受賞については、本ブログでも今年1月22日の記事で紹介しました。
 ただ、その記事では北朝鮮に拉致され24年ぶりに日本へ帰国した「H」との出会いを振り返りながら、従軍慰安婦やアウシュビッツ収容所のユダヤ人など、歴史や現実のなかで繰り返される人間の暴力について思いを巡らせる」という内容紹介の前半部分は書いてなかったですねー。というか、知りませんでした。
 昨年の李箱文学賞受賞作(朴敃奎(パク・ミンギュ)「朝の門」)はちゃんと読んだんですけどねー、今回は見逃してしまいました。「H」さんとの出会い等が書かれているなら、ぜひ読んでおかなければ・・・。

韓国の人気漫画家カンプルの初期作「日常茶飯事」より②  「チュグルレ?」・・・おーこわ~

2011-05-05 15:15:45 | 韓国の漫画
 別に「漫画で学ぶ韓国語」というのが趣旨ではないですが、今回の漫画のポイントは죽을래?(チュグルレ?)ですね。
 YAHOO知恵袋にはいいかげんな回答も多くて困りますが、この言葉についてのQ&Aは信頼できるとおもいます。
 手抜きしてそのままコピペ。solhoi_gisunさんすみません。

 「チュグルレ?(죽을래?)」は直訳すると「死ぬか?」あたりでしょうか。
 「ルレ?(-ㄹ래?)」という語尾は、聞き手の意思を問う疑問形です。従って、「…するつもりか」、「…したいのか」のようなニュアンスを含んでいますが、無理に日本語に訳出しなくても不自然でないことも少なくありません。
 「モクタ(먹다;食べる)」、「ポダ(보다;見る)」など通常の動詞の場合は、単に聞き手の意思を問うだけですが、「チュクタ(죽다;死ぬ)」、「マッタ(맞다;殴られる)」など不利益な意味の動詞が「ルレ?」形をとると、「話し手がそういう結果に仕向けてやるぞ」という言外のニュアンスが含まれます。


 ・・・ということで、「あんた、死にたいの?」くらいが自然な訳でしょう。映画「猟奇的な彼女」によく出てきたセリフなんだそうです。「야! 너 죽을래?」なんてねー。気がつかなかったなー、8年も前だしなー・・・。

 「つけまつげ」「인조 속눈썹(人造まつげ)」なんですね。NAVERやDAUMの辞典では「인공 속눈썹(人工まつげ)」になってますが、googleのヒット件数では「인조 속눈썹」の方が3倍くらい多いようです。