ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

☆韓国の初日の出の名所 やっぱり正東津でしょ

2009-12-25 23:04:22 | 韓国の街ネタ、観光ポイント、店・施設等
 1週間後は元日です。
 初日の出を拝みに行く日本人は何人くらいいるのでしょうか?

 私ヌルボは数十年前の中学生時代(?)、友人と近所の山(約200m)の上の神社まで登って初日を見に行ったことがあります。他にも10人以上(?)いた人たちの中で、一人のお年寄りが初日の出とともに「バンザーイ!」と叫んだことを覚えています。さらに彼は「天皇陛下バンザーイ!」と続けたのでしたが・・・。ある意味、歴史的な体験といえるかも・・・。

 元日に初日の出を拝む習慣は韓国にもあります。

 今月韓国に行った時に、「ノコッニュース(너컷뉴스.nocutnews)」というフリーペーパー(新聞型)をみたら正月を中心にした韓国観光公社の国内旅行の広告が載っていました。

 その中で日の出がらみのものを紹介します。

 東海岸の江陵市・正東津(チョンドンジン.정동진)は<定番>!

 正東津は、ソウルから真東に位置するということでこの名があるそうです。
 正東津駅は<世界で最も海に近い駅>ということでキネスブックにも登録されたとか。(ホントに韓国人はキネスブックが好きですね。日本人以上でしょう。) 
 この辺りから南の三陟(サムチョク.삼척)にかけての海岸は、「砂時計」等々のドラマのロケ地もいろいろある風光明媚な観光地で、座席が海向きになっている海列車も有名です。
 この海岸列車で、夜に出て正東津に早朝着き、日の出を見るという<日の出ツアー>が人気です。

 鉄道の旅、行ってみようかなあと思った方は正東津のサイトに載っている時刻表を参考にしてください。

※そういえば、12月20日に紹介した漫画「無限動力」の中で主人公の青年の彼女が彼に「正月に車で旅行に行こうよ」と提案した場所も正東津でした。彼は「東海岸に向かう道は込むから、高速道路途中の途中で日の出を迎えることになるよ」といって拒否します。

 で、韓国観光公社の広告では、12の観光コースが用意されていましたが、そのうち正東津に行くのが2つ。

 1つ目は列車で行くコースで、正東津で日の出の後は、龍平(ヨンピョン)リゾートに行くというもの。
 発旺山の<幻想的な雪花>を見たり<童心に返って>そり滑りを楽しんだり、また<異国的な風景を誇る>大関嶺の羊牧場をめぐる・・・。

 龍平リゾートといえば「冬のソナタ」の主人公二人が仕事をしていた所で、発旺山(1458m)の頂上ではキスする雪ダルマを作ったんですって? あーそーですか。

 大関嶺の牧場といえば「秋の童話」「ラブストーリー」「ブラザーフッド」などの舞台になった三養大関嶺牧場という牧場もロケ地観光のコースになっているようですね。
 
 <龍平リゾート>とか<大関嶺>でググると、旅行プランとか、行った人の記録とかがそれなりにヒットします。

※龍平スキー場は韓国では最大規模のスキー場。当地平昌(ピョンチャン)郡は冬季オリンピック開催地に名のりをあげたが、2010年・14年と続けて惜敗。3度目の正直をねらって2018年の冬季オリンピックに立候補予定とのことです。

 正東津へ行く2つ目のコースは、正東津、大関嶺の羊牧場を巡った後、これも「冬ソナ」の名所・南怡島(ナミソム.남이섬)に行くというもの。宣伝文句には<恋人の島としてより広く知られるようになった南怡島でドラマの中の主人公になってみましょう!>とありますよ、ハハハ。

 あらまっ、もうこれだけでかなりの字数になってしまいました。
 では続きはまた今度にします。あ、この今度はすぐですよ。

 次は西海岸で日の出を見るツアーの紹介です。
 朝鮮半島の地図を思い浮かべて、「えっっ、そんな所があるの?」と疑問を持たれる方もいるでしょうが、あるんですよ、それが・・・・。

☆今回の記事に関係するサイトの紹介

A HAPPY NEW YEAR 2003>・・・正東津で初日の出を拝む。明け方5時45分に正東津に到着し、7時39分の日の出(遅い!)まで待ったとか・・・。

旅の車窓から>・・・海岸列車の日の出ツアー報告。電車や駅の写真豊富。

<ニッコリア>のサイト中の韓国写真レポート・・・大関嶺の雪の花祭のようす。

s大学の短期コース>・・・暮れ~正月の1週間、龍平リゾートで韓国語を勉強して、スキーも楽しむって、まあいろんな企画を考えつくもんだなあ・・・。