ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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ソウルの街 あっちでもこっちでも工事中

2009-10-02 21:16:27 | 韓国旅行の記録
          
   【1年前は廃墟然としていた旧ソウル駅舎も改修工事中(2009年9月)】

 数年前から、ソウルはいろんな所で工事をやっているな、と思っていましたが、先月ソウルに行った時には、それがさらに増えている感じ、どころか、まさにどこもかしこも工事中といった状況になっていました。

 私ヌルボが行った所では、光化門と景福宮、徳寿宮、仁寺洞、清進洞一帯、市庁、ソウル駅、崇礼門(南大門)、漢江の河岸等々。

 帰ってきてから知ったところでは、西大門独立公園も再整備ということで昨年工事を始め、今年8月完了したようです。

        
          【工事中の光化門(2008年8月)】

 2006年に始まった光化門の改修工事。今年末には完了するそうです。
 本来の正しい位置に移すとのことですが、まさか全体を崩して、またゼロから組み立てなおすような大々的な改修とは思いませんでした。
     
         【工事中の景福宮(2008年8月)】

 景福宮全体の復元工事の完了予定は2025年(!)ということですから、ヌルボの如き老いぼれの身、はたしてその完成した姿を拝めることやら、けほけほ。

 崇礼門(南大門)の再建はやむをえないところでしょう。完成は2012年だそうです。
※土・日に<復旧事業公開観覧>も行われているのですが、以前無残な焼け跡の前で日本人観光客グループが無邪気に記念写真を撮っていたのを見たソウル市民が、「非常に腹が立った」とあるサイトで写真入りで記していた、ということを心の隅に入れておいた方がいいと思います。

    
       【清渓川の夜景(2007年4月)】

 すでに完成した工事の代表はまず清渓川(2005年完成)。ヘソマガリのヌルボも、これは◯。ただ、赤と青に塗りわけた、でかい巻き貝のようなモニュメント(下の写真)はどーもなー・・・・。

        
       【清渓川の西端にある奇怪な(?)モニュメント(2007年8月)】

 最近完成は光化門広場。けっこう広い花壇があり、ていねいなことに花壇に入り込む形で<写真撮影の場所>までしつらえてあります。李舜臣像の背後にはソウルのマスコットというヘチのオブジェなんてのもあり(守護獣ヘテが元)、ヘチ広場といってスロープを下ると李舜臣像の地下部分が展示場のようになっています。

    
       【去年は工事中だった光化門前の世宗路(2008年8月)】

    
       【光化門広場が完成して花いっぱい(2009年9月)】

    
       【ヘチは想像上の動物です(2009年9月)】

 仁寺洞の工事は下水道管関係の工事とあるサイトにありましたが、それだけでもないようです。

    
       【大勢の観光客も関係ない仁寺洞の道路工事(2009年9月)】

 また上記のような観光ポイントだけではなく、水道管・ガス管等の取り換えや歩道整備などの道路工事、小・中学校の校庭整備、公園のリニューアル、古くなった商店街の再開発等々、市民の日常生活の場面でもさまざまな工事が進められている模様です。

 <古くなった商店街の再開発>といえば、南大門市場も近い将来、再整備で様子がかなり変わるようですよ。(下の予想図)

    
         【南大門整備後の予想図】

 今回は、ソウル市内各地で進行中の工事の外貌だけ紹介しましたが、ちょっと調べてみると、関連して実にさまざまなネタがあるようで・・・。それらはまたいずれ、もっと調べた上で記事にしますね。