泥子のブログ

南房総の山里や海の風景、
そして日々の出来事を綴ってゆきます。

国会前座り込み

2015-06-17 21:41:03 | 日記
道路を挟んで目の前にある国会議事堂が、
これほど遠くに見えたことはかつてなかった。

在職して労組員だった1970年から3年前の2012年まで、
様々な問題で集会、デモ、座り込み、陳情、要請などで来たことがある。
その時は何党であれ政治家が血の通った人間の顔をしていたし、
権力者も反対者の声に耳を傾けていた。
だからすぐそこに議事堂が見えたのだろう。

だが今の権力者とそのご一統様はどうだ。
血の通わぬ機械仕掛けのようではないか。
それどころか、
機械にすらある作動すれば温まるオイルすらないかのごとくである。

今日は「通すな!戦争法案 国会前座り込み行動」に行ってきた。
「壊憲NO! 96条改悪反対連絡会議」も入る「総がかり実行委員会」の主催だった。
このところ土日を除き連日やっている。
渋谷で若者が何千人規模でデモをしたそうだし、
年寄も負けてはいられない。
10時からなので館山駅6時36分の列車で君津特急乗換え、
東京で地下鉄丸ノ内線に乗り国会議事堂前で下車となる。
少し早く着いてしまったがいい列車がないので仕方がない。
だがすでに仏教僧の人たちが叩く太鼓の音が響いていた。

主催者挨拶や議員さん達の挨拶を聞き、
お決まりのシュプレヒコールなどをやっていたわけだが、
黄色い帽子の小学生の団体がいくつも衆議院の方に入っていった。
国会見学なのだろうが、
この子たちが長じて、「ああ、そういえばあの時の国会が始まりだったんだ」とならぬよう、
願うばかりだ。

座り込みは急に降り出した豪雨で12時前に中止となったが、
この時季の座り込みはカッパの上下と靴を守る買い物袋ふたつが必需品である。
そんなこともあろうかと持参したので濡れなかったが、
それだけは今日の心残りである。

黒い空、議事堂、はとバス、銃を抱えてうつむく兵士。何やら象徴的











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