9日(土)にPCXのビットレバー交換とフィットRSの夏タイヤ交換をしました。
その際にVTRを移動させ、また元の位置に戻す時にエンジンの試運転を行いました。
しかし、その時にVTRのエンジンが突然掛からなくなってしまったのです。(゜o゜)
一週間前に知人にVTRを貸して30kmくらい走ったのですが、その時は何も不具合は無かったようです。
そんなに時間的間隔も空いていないのに何故エンジンが掛からなくなったのか?
症状としては、セルモーターは元気に回っているのですが一向にエンジンが吹け上がりません。何だか「ガス欠」の時の症状とよく似ていました。
知人は律儀にも30km程度しか乗っていないのにガソリンを入れて返却したようですので、フューエルタンクは満タンになっていました。
断続的にセルモーターを回すと徐々にですがエンジンが掛かりそうな感じがします。
数回その工程を繰り返しているとようやくエンジンが掛かりました。(~_~;)
その後は全く問題なく綺麗にエンジン回転数も吹け上がります。
ネットで「VTR始動不良」と検索してみると何件か「エンジンが掛からない。」という記事がありました。
ついでにHONDAのHPでもリコールなどを調べ、知り合いの販売店にも「VTRのエンジンが掛からない。という事例はありますか?」と問い合わせもしてみました。
しかし、コレといった問題点は無かったようです。
以前に同じVTRのFI車に乗る方が「エンジンを吹かした後にアイドリングが不調になり止ってしまう!」という話しを伺った事がありましたが。
はてはて、どうしたものでしょう?
・・・という事で、とりあえずエンジンの燃料系を中心に点検をしてみる事にしました。(^・^)
9日は始動不良は起こしたものの、その後はエンジンも掛かりましたのでとりあえずフューエルポンプから点検してみます。
メインスイッチを入れるとフューエルタンク内からフューエルポンプのモーター作動音が聞こえればOKです。
無事にモーター作動音が聞こえました。(*^^)v
しかし、フューエルポンプなどは異常があっても不調になったり正常になったりを繰り返しますから、その時点で異常が出ていないと分からないというのが実状です。
次にIACバルブの作動点検。
右側サイドカバーを外すとIACバルブが見えます。
このIACバルブは吸気経路の空気供給量調整を行っている部品で、アイドリングの回転数や多気筒エンジンなどは同調もここで行っています。
ですからこのタイプのFI車はアイドリングの手動調整はできません。
アイドリング回転数が規定値を外れている場合はIACバルブやモーターの交換が必要になってきます。
ここで以前に購入しておいた輸入工具の出番です。(^^ゞ
「タッタカタッタタ~!サウンドスコ~プ~!(by ドラえもん)(*^。^*)
いわば機械異音を調べる「聴診器」です。
まずサウンドスコープを耳に装着して、金属棒の先端を調べたい部品に宛がいます。
その後にメインスイッチをONにしてIACバルブモータの作動音を聞きます。
これまた異常なし。
ここも正常・異常を繰り返す場合がありますから「観察要」ってところでしょうか。(~_~;)
サウンドスコープの金属棒は取扱いを注意しなければいけません。
雑に扱ってフレームなどにでもぶつけようものなら「♪カッキィ~ン!♪」と大きな衝撃音で耳が「キィ~ン!(@_@;)」ってなりますので。(^^ゞ
問題が無さそうなのでエンジンを始動させてみます。
今日は問題無く、一発でエンジンが掛かりました。
吹け上がり具合やアイドリングも異常ありません。
全くエンジンが始動しない場合などは、点検順序は前後しますがスパークプラグやフューエルポンプリレー、ヒューズやピストン圧縮なども見ていく必要が出てくるかと思います。
もしフューエルポンプが怪しければ、部品を購入しておいて調子が悪くなった時点で交換してしまおうとも思ったのですが、フューエルポンプの価格が43,000円(税込)くらいするようなので、今回は様子を見る事にしました。(^^ゞ
ツーリング先でエンジンが不調にならなければ良いのですがネ。(^。^)
随分前の記事ですので殆ど忘れております。
記憶ではIACバルブもフューエルポンプも交換しておりません。
そのうち自然に治ってしまい、それ以来症状は出ていなかったと記憶しております。
お役に立てなくてスミマセン。m(__)m