だいずせんせいの持続性学入門

自立した持続可能な地域社会をつくるための対話の広場

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高知県宿毛市片島

2019-03-25 16:24:04 | Weblog
 高知県宿毛(すくも)市を訪問。学生の頃以来30年ぶりの高知である。今回は、宿毛市片島(かたしま)出身でかつて名古屋大学で同僚として一緒に働いた山下博美先生のご縁で、地域づくりについて市役所や地域の皆さんと意見交換を行った。  宿毛市は四国の南西の端、足摺岬の根元にある。松田川の源流域から河口までの一つの川の流域圏がそのまま市域となっている。市街地は河口近くの低地の氾濫原にある。その先、河口の干 . . . 本文を読む
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人生が「意味」へと疎外されないように:真木悠介『気流の鳴る音』×pha『持たない幸福論』

2019-03-07 12:56:13 | Weblog
(NPO法人都市と農山村交流スローライフセンター会員誌「スローライフ」に寄稿した文章を再掲します。お題は「自分が最も影響を受けた本と今皆さんに読んでもらいたい本を紹介する」でした。)    「ドン・ファンが知者の生活を『あふれんばかりに充実している』というとき、それは生活に『意味がある』からではない。生活が意味へと疎外されていないからだ。つまり生活が、外的な『意味』による支 . . . 本文を読む
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幻覚妄想のススメ

2019-03-02 19:30:42 | Weblog
 この社会を成り立たせているのは人間の協力共同の形としての組織とその運用規則集である制度だ。これらはすべてそこに参画する人々が共有する「お約束」で成り立っている。例えば、お店で一万円札を出して買い物ができるのは、客とお店の人とが一万円札の価値を「お約束」として共有しているからだ。その価値は一万円札そのものの紙に何かが印刷されているものの実体的な価値ではなく、何かうまく説明できない「お約束」された価 . . . 本文を読む
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近未来シミュレーション(2)個人格付編

2019-02-19 17:22:47 | Weblog
 2月21日のNHKクローズアップ現代+は衝撃的な内容だった。まずは中国で進む個人信用格付。通販大手のアリババが運用するゴマ信用だ。買い物やローンの履歴を始め、アリババのシステムが把握するさまざまな個人情報からAIがその人の信用度をスコア化し格付する。スコアが高いと病院の予約が優先されたりというさまざまな特典がある。「私は何点よ、あなたは何点?」などという会話が普通に行われている。ビジネスパートナ . . . 本文を読む
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近未来シミュレーション(1)自動運転編

2019-02-02 16:39:14 | Weblog
AI、ロボット、IoT・・・さらにはグローバルなネット社会。これらが究極まで普及した近未来の暮らしと社会はどうなるのだろうか。現在すでに実現していることから敷衍した「思考実験」によってかなりのことはシミュレーションできる。すべてのもの・ことには光と陰の両面がある。これからいくつかのテーマについて考察してみたい。 自動車の自動運転が実現すると真っ先に導入されるのはタクシーではないかと思う。今までの . . . 本文を読む
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人生に意味は必要か?

2019-01-15 23:25:18 | Weblog
NHKスペシャル「”冒険の共有”栗城史多の見果てぬ夢」は考えさせられる内容だった。 栗城氏は自撮りをしながら一人で8,000m級の山を登り、その様子をネットで「生中継」する異色の登山家として若い世代の注目を集めていた。そのミッションは「冒険の共有」。激しい息づかいが聞こえる。苦しみ喘ぎながら登る。見ている方は「もうやめて」と叫びたくなるような厳しい映像だ。そしてその苦しみ . . . 本文を読む
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豊島

2019-01-06 19:33:14 | Weblog
瀬戸内海に浮かぶ離島、豊島(てしま)を訪問。めずらしく仕事ではなくオフの旅行である。岡山県の宇野港からフェリーに乗ってまもなく、思ったより大きな島影が見えてきた。冬でも穏やかな瀬戸内海にぽっかり浮かぶ緑の島である。 豊島は私たちの年代では産廃問題で有名だ。不法投棄された大量の産廃は住民の粘り強い運動の末に島から全量持ち出して処分されることになった。弁護団長が中坊公平氏だったこともあって、全国的に . . . 本文を読む
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新年のごあいさつ

2019-01-03 00:03:58 | Weblog
 新年にあたり、テレビを見ていると「新しいことにチャレンジしたい」というような抱負が多く語られていますね。自分が新しいことにチャレンジして年々成長することや、とにかく新しいことが良いことだと考えられるようになったのは実はそれほど昔のことではありません。日本では明治維新からと言えるでしょう。江戸時代は300年にわたり、社会には大きな変化がなかったわけで、その時代の精神は昔のこと古いことが良いことだと . . . 本文を読む
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太陽光発電について

2018-12-12 19:40:49 | Weblog
 今、全国各地で森林を大規模に伐採して太陽光発電所を作る事業が計画されており、それに対して住民の反対運動などもあちこちで起きている。数十haの森林を伐採する計画も多い。まったくの自然破壊、生態系破壊である。自然エネルギーの開発と普及について研究し実践してきた身としては本当に残念で悲しいことである。  なぜこういうとんでもないことが起きるかというと、再生可能エネルギー利用を進める立場からの理由と、 . . . 本文を読む
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私の終活論−40億年の生命の歴史に学ぶ死生観

2018-09-27 08:24:00 | Weblog
(豊山町生涯学習講座「豊寿大学」2018年9月13日講義より)   今日は「私の終活論」というテーマでお話しします。終活をもうしているという方もいらっしゃるでしょう。いやそういうことは考えたくないという方もいらっしゃるでしょう。私は皆さんより大分若いですが、終活していますよ。その話をしたいと思います。ただ、普通にイメージする終活とはずいぶん違うものですので、そのつもりで聞いてください。 . . . 本文を読む
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