小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

今日から春の選抜高校野球

2012-03-21 23:28:36 | 武道・スポーツ
今日から、春の選抜高校野球である。たいして興味は無いが。大阪桐蔭が花巻東に勝った。強い選手のいる学校が勝つのは、当たり前である。

ちなみに自由学園の男子部では、ミスター羽仁の思想によって、野球部を作らなかったのである。それは、サッカーは皆で協力するチームワークのスポーツだからいいが、野球は個人プレーが目立つスポーツだから、ダメという思想からである。全くそのアホさには、あきれる。当然、そんな考えを持つのだから、スポーツに関しては、ド素人である。スポーツを見た目だけで、知りもしないで、勝手に決めつけている。確かに、見た目では、野球は、投手とバッターの一対一の対決というように見える。一方、サッカーは、絶えず皆が一体になって協力しているように見える。

しかし、野球はチームワークのスポーツ以外の何なのよ。である。むしろ、一人の選手のミスが出来やすいから、「ドンマイ、ドンマイ」と声を掛け合う行為が多くなるから、チームワークの絆が作りやすいという点では、野球はむいている。というか、チームワークの精神を身につけさせたいなら野球を奨励した方がいいだろう。それに、野球の投げるという技術は、ピッチャー特有のものではない。投げるという技術は、基本的に共通であり、投げる技術を身につけている野手がピッチャーにコンバートするのは、中学、高校レベルの野球なら難しいことではない。ピッチャーが試合中に野手に変更することは、よく見られるが、その逆もしかり、であり、野手も少し練習すれば、ピッチャーになれるのである。また、体力や運動能力の違いのある生徒の集まりに、サッカーをやらせると、体力、運動能力の優れた生徒の個人プレーになりやすい。しかし、野球の場合は、参加する選手全員が公平に打者として打つことが出来るではないか。

おそらく、そんなことも、ミスター羽仁、とやらは知らないだろう。スポーツに限らず、あらゆる点で雑な考えしか、出来ない思想家である。そもそも、こんなヤツ思想家と言えるのだろうか?
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