小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

ボールのスピード感

2015-05-30 21:07:51 | 武道・スポーツ
テニスでラリーをしていると、わかるのだが。ボールは、自分の真正面に来るボールより、少し離れたボールの方が、打ちやすいのである。

これは、自分の真正面に来るボールは、ボールのスピードの予測を間違えることもあるからだ。特に、ドライブのかかったボールは、ワンバウンドしてから、ギューンと加速するものもあるのである。

真正面に来るボールは、相手が打った球、の上下の動きだけが、認識される。

一方、少し離れたボールは、ボールの軌道を、少し、横から、見ることになるから、ボールのスピードを正確に把握できるのである。

なので、自分の真正面に来るボールより、少し離れて、少し走って、取りに行くボールの方が、打ちやすいのである。

ちょうど、人間の目が二つあるのと、同じ理屈である。

人間は、二つ、離れた位置に、目があるから、遠くの物の、位置感が、わかるのである。

片目だと、位置感が、極めて、つかみにくいから、ほとんどのスポーツが、出来にくくなる。

プロ野球で、田中将大の、落ちるスプリットなどは、テレビで、横から見るていると、ホームベースの前で、ワンバウンドまで、しているのに、どうして、あんな球を振ってしまうのかと、疑問に思ってしまうほどであるが。バッターからすると、ピッチャーのボールは、テニスの、真正面に来るボールと同じなので、ボールのスピードの感覚が、つかみにくいのである。

右バッターが、右ピッチャーより、左ピッチャーの方が、打ちやすいのも、ボールを、少し、横から見れるから、ボールのスピード感が、つかみやすいからである。
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