小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

鳥居みゆき3

2008-11-20 08:22:35 | Weblog
鳥居みゆき、の歯石除去

鳥居みゆきは特技として、歯石除去で男を勃たすことが出来るそうだ。
これは、私はわかる。というのは、私がそういう事をされた経験があるからである。大学生の時、虫歯の治療に近くの歯医者に通ったことがある。歯科治療は何回かに、わけて受けたが、何か、治療室に入ると歯科助手がやけに嬉しそうに、「こんにちはー」と挨拶するのである。治療後の接着剤の除去は歯科助手がやった。治療の時、私は目をつぶっていた。そして神にまで祈った。やはりイエス・キリストに祈った。
「どうか痛くありませんように」
日頃、無神論を主張しているのに、虫歯になると私は敬虔な信仰者になるのである。この効果は、三日くらいは持続する。しかし、三日を過ぎる頃から、また無神論者になり、そして一週間後の治療の時になって、治療椅子に座るとまた、敬虔な信仰者になって、治療が痛くないよう神に祈った。
やっと治療が終わって、型をとって、接着剤でかぶせる銀をつけた。あとは、歯科助手がはみ出た接着剤を探針でとることになった。私は、ほっとして目をつぶって口を開けた。待ってたら、何か柔らかいものが、いきなり頬に触れた。感触でそれが女の髪だとわかった。私はびっくりした。ドキドキ緊張してきた。歯科助手は探針で接着剤をとりだした。しかし、そのとり方が、わざとゆっくりしてて、私の口の中を玩んでるような感じなのだ。しかも指先で私の唇をそっとおさえながら。私は興奮して鼻息が荒くなりそうになるのを、必死で我慢した。だが興奮して勃起しだした。私は勃起を気づかれないよう、膝を上げて隠そうとした。しかし、口の中の唾液が粘々しだした。(性交時には、副交感神経が優位になり、唾液が粘稠になる)彼女が探針を口から出すと、粘稠な唾液が探針の先について蜘蛛の糸のようになった。目をつぶっていても、雰囲気から彼女が何をしているかはわかる。彼女は、糸状になった唾液が切れないように、そっと伸ばした。そして、伸びた唾液の糸を紙でとって、また、私の口を探針でゆっくり弄びだした。隠そうにも、彼女は、もう私が興奮していることを知っている。余った接着剤をとるのに、時間が長すぎるので、院長が、やってきて、「何してんの」と言った。院長が私の口の中を見て、「ん?。ちゃんととれてるじゃない」と言って、治療はおわった。
鳥居みゆき、がしたのも、こういう事だろう。
私は童貞でウブだったので、女というものが全く解らなかった。
こういう事も、するんだな、と気づかされた。
これは、私以外の人にも、男なら見境なくしているのか、どうかはわからない。
あけすけな男だったら、他の人に言って、彼女や医院の評判が上がるのか、下がるのか、わからないが、下がる可能性もあるから危険な事はしないだろう。
私は見た目から無口そうで人に言わないだろうと思ったから、そんな悪戯したんだろう。
まあ、女を求めていた私としては、とても興奮した。
嫌か、良かったか、と言えば、もちろん極楽の快感だった。
だが、私がさりげなく、彼女の手や体を触ったりしたら、彼女はすぐにやめただろう。
私が興奮しつつも、自制して苦しんでいるのが、彼女にとって面白かったのだろう。
ともかく、私はこの時、初めて、女はつつましくしててもかなりエッチなんだな、とわかった。

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