あやし小児科医院 第2ホームページ

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花粉飛散情報   

2011-01-27 18:52:32 | Weblog

 

2011年の花粉飛散開始時期は、「例年並み」か、「やや遅くなる」見込みです。

2010年12月中旬~1月の気温は、ラニーニャ現象の影響で寒気が南下しやすく、平年並みか低温となる見込みです。それに伴い、スギ花粉の飛散開始時期は例年並みか、やや遅くなり、2月上旬~中旬と予測されています。

飛散開始時期が遅くなると、飛散がはじまったとたん飛散数が一気に増加するため、花粉症が早期に重症化してしまう危険性があり、飛散の開始時期を見越した、早めの初期療法が例年以上に重要となります。

今後も花粉飛散開始の情報に注意して、セルフケアの準備や医療機関の受診など、早めの対策を心がけましょう。 飛散数予測全国的に、花粉の飛散数は前年より多く、特に東北南部から関西にかけては非常に多くなる見込みです。

2010年の夏(6月~8月)は、全国の平均気温が平年より1.64度高く、統計開始以降の113年間で最も暑い夏となりました。この記録的猛暑の影響で、花粉の総飛散数はほとんどの地域で、平年より多いか、平年並みの予想です。

地方別では、東北~関東・北陸東海・関西のほとんどの地域で平年を上回り、多いところでは平年の1.5~2倍と予想されます。中国・中国地方では、平年並みかやや少なく、九州では福岡を除いて、平年の4~8割にとどまる予想です。

ただし、10年平均値は約4,000個/cm2(症状の重症化の目安は2000~2500個/cm2)と膨大なため、平年よりも多ければ「大量飛散」といえます。東日本の山沿いでは10,000個/cm2を超える地域もあるとの予測がでていますので、十分な警戒と対策が必要です。