昨年の12月に国土交通省が地域間格差の意識調査アンケート
を行ったそうです。
所得や医療、福祉面を中心に格差意識を確認したところ、
下記の結果が判明。(四国新聞社・日刊スポーツHPを参照)
「拡大している」
「やや拡大している」 2つ合計で65.7%
「縮小」
「やや縮小」 2つ合計で3%
「どちらともいえない」 24.3%
そして、今回の調査で地域格差が拡大していると指摘された
分野は下記の通りです(複数回答)。
所得水準 67.2%
次いで雇用情勢 60.7%
医療・福祉水準 42.3%
公共交通の利便性 35.9%
一方で、自分の住む地域の将来に対し、「不安を感じる」と
答えた人は
「とても感じる」
「やや感じる」 2つ合計で30.2%
「感じない」 43.3%
不安に感じる項目では高齢化が一番多く、少子化や人口減少、
経済衰退などが続いているようです。
ちなみに、この調査は全国約2,000人の男女を対象に面接方式
で実施し、1,346人から回答を得たもののようです。
これって、サンプル少なすぎませんか?
47都道府県で2,000名。
ということは、1県あたり42~43人。
これで、どれだけの民意が反映出来るのでしょうか?
視聴率ですら6,600世帯で調査をしており、これだって少ない
という批判が出ているにもかかわらず、ちょっと少な過ぎますね。
しかも、新聞記事の紙面上の問題なのかアンケート者の性別・
家族構成・職業・年齢などの属性が全く分かりません。
今回の調査で表れた「格差は感じるが、地域の将来に不安はない。」
という根拠も見出しにくいですね。
とりあえず、国土交通白書が発行されるのを待たないと。
それにしても、この格差。
是正していかなければなりません。
その中で、地方政治の中で出来ること。姫路で出来ること。
真剣に考え、取り組む必要があります。