WBC・WBAミニマム級王座統一戦
23歳のWBC王者井岡一翔選手(Kazuto Ioka)とWBA王者の八重樫東選手(Akira Yaegashi)とが激突する史上初の日本人世界王者同士によるミニマム級王座統一戦は大阪で行われ、熱戦の末に12回3-0判定を制した井岡選手が王座統一を果たした一戦でした。
初回に井岡選手の右ストレート(?)で左目の上が腫れた八重樫選手。以降急激に腫れが悪化していく中、井岡選手の正確な左ジャブ、右ショートストレートなどにWBA王者が苦しめられていきます。
しかし鋭く踏み込んでからの右ストレートや、接近戦で上下にダブルで打ち込む左フック、井岡選手のジャブや右ストの打ち終わりに返すシャープな左右フックなどの攻撃で八重樫選手も対抗。5回に右アッパー右フックで井岡選手を後退させた場面あたりからは、両者が良い攻撃を応酬し合う展開が続く激しいペース争いに終始した熱戦でした。
井岡選手が正確な左ジャブで八重樫選手の顔面を弾き、八重樫選手が強い右ストレートや左フックで逆襲。
試合終盤は打ち合いで八重樫選手が打ち勝つ場面が増えるのですが、それでも果敢に打ち合う場面では八重樫選手のアタックに応じる井岡選手で、最後まで両者が激しく鎬を削りあった素晴らしい試合でした。
公式のスコアは115-114が1人、115-113が2人の3-0井岡。シロート採点117-111井岡。
試合中盤ではすっかり塞がってしまった八重樫選手の左目で、いつストップされてもおかしくない、止めたほうが良い、とすら思えた試合だったのですが、八重樫選手のガッツは本当に見事でした。井岡選手も見た目にそぐわない強気な姿勢、打たれても非常にタフな点を見せてくれました。そして左ジャブは言うまでもなく、右ショートや左フック、ボディブローなどのシャープで正確な攻撃のクオリティの高さも存分に見せつけてくれました。
両者の今後、が楽しみになる素晴らしい試合でした。
井岡選手は10勝(6KO)。八重樫選手は15勝(8KO)3敗。
井岡が八重樫に判定勝ち！史上初の統一王者に／ＢＯＸ(サンケイスポーツ)
井岡「八重樫さん強かった」／ボクシング(日刊スポーツ)
Kazuto Ioka Outlasts Akira Yaegashi In A War(Jake Donovan/BoxingScene)
井岡一翔対ヨードグン・トーチャルンチャイ(2011/12/31)
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両選手、お疲れ様でした！
井岡選手おめでとう、八重樫性格まだまだやれる。
返り咲き期待してます。
両選手、お疲れ様でした！
井岡選手おめでとう、八重樫選手まだまだやれる。
返り咲き期待してます。
井岡はライトフライに上げるのでしょうか。できればゴンザレス戦観てみたいですなあ・・・
やや採点が難しい試合と感じましたが、何より素晴らしい試合でした
それはともかく、辰吉が心配すぎます
とても最後までもたないと思いましたが、よく耐えました。
目が見えにく状態で、八重樫選手は良くパンチを当てました。
八重樫選手がこれほどパワフルで、当て感が良いとは知りませんでした。
それにしても、井岡のジャブの素晴らしいこと！相手にとって邪魔なことこの上ないですし、意外に威力もありますね。
今は適正体重よりも下なので、パンチに重さは感じられませんが、立派な骨格をしていることから、階級を上げるに連れて、パンチも重くなるのではないでしょうか。
しかも、打たれても強そうなのが頼もしいです。
統一戦にふさわしい、良いものを見せていただきました。
井岡選手はパンチを貰ってもギリギリで威力を殺しているのか被弾の仕方の割に顔が綺麗なまま、逆に八重樫選手は打たれながら前進し、顔を腫らし、いわゆる典型的な日本のボクサーという感じで両者の対比が印象的でした。
個人的な意見ですがもう少し差を付けて井岡選手でも良かったのでは？という気もします。
解説者も少し言及していましたが、井岡選手のジャブをもっと評価しても、と思いました。
八重樫はよく頑張りましたね。中盤は止めたほうがいいと思いましたが、結果的にあの奮闘ぶりが見れてよかったです。スタミナ、スピードともにキャリアベストのパフォーマンスだったかもしれません。
とにかく熱い、ナイスファイトでした。階級一つ上げて再戦、とかないですかね。
辰吉、薬師寺戦や畑山、坂本戦も確かに素晴らしかったですがその階級最強では絶対違いましたからね。
この二人はミニマム最強クラスで間違いないですから。