WBOインターコンチネンタル・クルーザー級タイトルマッチ
元世界王者のオラ・アフォラビ選手(Ola Afolabi)が3月に獲得したインタ王座の防衛戦のリングに登場。英国のベテラン、テリー・ダンストン選手(Terry Dunstan)との12回戦はドイツで行われ、アフォラビ選手が初回KOで勝利してタイトル初防衛に成功しています。
互いに左ジャブを突いてペース構築を図る立ち上がり。アフォラビ選手が相変わらずクニャクニャ動く上半身でダンストン選手のジャブをかわし、避け損なった場面でも上体の反らしで威力を殺していきます。
そして初回のこり30秒ほどのところでダンストン選手のジャブを交わし、すかさず打ち込んだ右ストレートを豪快に決めて試合を終わらせる快勝でした。
それまでは相手のジャブに対してはスウェーで対応していたアフォラビ選手でしたが、最後の場面ではヘッドスリップでジャブを外してから決めたビッグショットでのフィニッシュでした。
アフォラビ選手は17勝(8KO)2敗3分。ダンストン選手は24勝(14KO)4敗。
Ola Afolabi Looks Deadly, Wants Denis Lebedev Next(BoxingScene)
Ola Afolabi Destroys Terry Dunstan In A Round, Calls For Marco Huck Rematch(James Slater/EastsideBoxing)
オラ・アフォラビ対サンドロ・シプロシビリ(2010/10/16)
マルコ・フック対オラ・アフォラビ(2009/12/05)
エンゾ・マッカネリ対オラ・アフォラビ(2009/03/14)
トニー、マッカラムなどの力みがない、吸収系ディフェンスができる選手が大好きなので、この選手はストライクです。
体格も良いし、ジャブに威力がつけば、相当上に行けるのではないでしょうか。
ノーガードもよくやります。攻防両面で非常に高いセンスを感じるのと同時に、意味不明の態度・行動も度々見られて、この人はよくわかりません。
私にとってかなり魅力的な選手であることは確かです。
＞まっからむさん
マッカネリ戦なんかはアフォラビの魅力全開の試合でした。
逆にフック戦ではこのスタイルの限界も感じさせた敗北でした。
あまりガツガツしていないという点でメンタル面にも課題を抱えている気がします。そういった面すべてをひっくるめてこの人の魅力、でもあるんですが。