daisukeとhanakoの部屋

わが家の愛犬 daisuke(MD、13歳)とhanako(MD、6歳)の刺激的仙台生活

太田米屋と鈴木米屋 4  「酒屋もごまかす」

2011年12月05日 23時28分30秒 | 地震

太田米屋の向かいには山口酒店という酒屋があって、もちろん小売りもするが、飲み屋に酒を卸して利益を上げていた。

酒を売る以外に、飲み屋に空き物件をを紹介したり、店の内装、従業員集めまで面倒を見ていた。

もちろん飲み屋は、あとあと山口酒屋から高い酒を買うことになる。

 

ある日の新聞に、山口酒屋に警察の手が入ったと、大きな記事が出た。

何でもサントリーオールドの中身をトリスに入れ替えて売っていたという。

当時オールドは2800円、リザーブは3200円、トリスは780円だった。

山口酒店はウイスキー1本の中身を入れ替えるだけで、2800円-780円=2020円を手にしたのだ。

 

その手口はこうである。

山口酒店は取引のある飲み屋から、空になったオールドのボトルを回収してくる。

それを洗うんだか洗わないんだか知らないが、漏斗を使ってトリスを注ぐ。

多分満タンにしないで、50mlほど少なめに入れただろう。

結託した工務店がボトルの口金を再封印する。これで完成。

濡れ手で粟の錬金術であった。 

 

偽装がばれたのは、やはり客の舌によってだった。

ある客が飲み屋で「オールド」を飲み、「これは不味い。絶対にオールドではない」と騒いだことから、サントリーが現物を分析して発覚したのだ。

「トリス」を「オールド」として売られたのでは、サントリーだってたまらない。

 

オールドは「だるま」と呼ばれて人気があったが、それほど美味い酒ではなかった。

小洒落たCMで売れていただけで、ほんとに美味いと思えるのはリザーブ以上の酒だった。

オールドは今安くなり、1280円ほどで買えるが、味相応の価格は980円ほどだろう。 

 

間もなく山口酒屋は廃業したが、店主の弟がK市で別の名前で酒屋を出した。

この店は今も営業中である。

 

「米屋はごまかす」が、「酒屋もごまかす」ことが分かった。

 

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