DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

意見番(03‐21‐19)

2019年03月21日 00時11分02秒 | ボクシングネタ、その他雑談
*今年の注目の一つとして挙げられることは。拓真が尚弥にどこまで追いつけるか。まずは尚弥の2団体王座統一に成功を、そして拓真にはWBC王座内でのタイトル併合に期待が寄せられますね。



まあ次号の表紙は既に、WBOフライ級戦に決定していることでしょう。
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日本関連色々(色々:03‐20‐19)

2019年03月20日 01時03分51秒 | 世界ボクシング
最近(2019年3月20日ごろ)のニュースです。

1)WBOライトフライ級王者アンヘル アコスタ(プエルトリコ)が今月30日、日本でもお馴染みの元WBC王者ガニガン ロペス(メキシコ)を相手に、保持する王座の3度目の防衛戦を行う予定です。試合を行いたくても中々対戦相手が見つからないアコスタ。それはそうでしょう。19勝して全ての試合をKO、またはTKOで終わらせている超強打や何ですから。

アコスタはこれまでに20戦行い、19度の白星を積み重ねてきました。唯一の敗北は2017年5月に現WBOフライ級王者田中 恒成(畑中)に喫したもの。田中は先日に行った田口 良一(ワタナベ)との一戦を含め13戦しか行っていませんが、非常に内容の濃いキャリアを積んでいますね。しかしこのアコスタにすら勝利を収めているんですから、凄いですよね田中って。

2)田口との激戦を制し、フライ級王座の初防衛に成功した田中。今後の路線が大いに気になるところですが、次の試合は普通の防衛戦になるようです。ちなみに現在のWBOフライ級1位にはアコスタの同胞ジョナサン ゴンザレスが、2位には元WBO/IBFミニマム級王者のフランシスコ ロドリゲス(メキシコ)がランクインしています。

3)暫定ながらもスーパーウェルター級王座を獲得し、日本王座の2階級制覇を達成していた渡部 あきのり(角海老宝石)。日本王座は返上し、来月14日に韓国に乗り込んで同級OPBF(東洋太平洋)王座保持者であるリー ジュンキュンに挑戦するようです。もし渡部が勝利した場合、日本王座同様OPBF王座でも2階級制覇達成となる渡部。偉業達成に期待が寄せられます。リーは1月に同王座に就いたばかりの選手ですが、その試合は6年ぶりに韓国で行われたOPBF戦でした。

4)リーは井上 岳志(ワールドスポーツ)が世界挑戦のために返上した王座の後釜争いに出場し、王座獲得に成功しています。井上が世界に初挑戦したのは1月26日、米国・テキサス州のリング。その日井上はWBOスーパーウェルター級王者ハイメ ムンギア(メキシコ)と対戦。強打者相手にフルラウンド戦い抜いた井上ですが、大差の判定負けを喫しています。

井上を退けたムンギアは来月13日、地元のリングで指名挑戦者デニス ホーガン(豪)の挑戦を受けることが決定しています。

5)ムンギア同様に日本人選手との対戦経験を持つホーガン。彼は2017年10月、野中 悠樹(井岡弘樹)と拳を交え、大差の判定勝利を収めています。この野中はホーガン戦の後に井上と対戦。12回、僅差の判定負けを喫してしまいました。しかし先月、ミドル級に上げOPBFとWBOアジア太平洋王者細川 チャーリー 忍(金子)を破り見事に復活。それと同時に2つの王座も獲得することに成功しています。

6)WBAスーパーフライ級王者カリ ヤファイ(英)が6月1日、米国・ニューヨーク州のリングに登場。指名挑戦者ノルベルト ヒメネス(ドミニカ)を相手に保持する王座の5度目の防衛戦を行います。このヤファイはご存知の通り2度、日本人挑戦者を退けています。
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ファーマー、接戦を制しV3(IBFスーパーフェザー級)

2019年03月19日 00時22分00秒 | 世界ボクシング
先日15日・金曜日、米国・ペンシルバニア州で行われた試合結果です。
IBFスーパーフェザー級戦:
王者デビン ファーマー(米)判定3対0(117-111x2、117-110)ジョノ キャロル(アイルランド)

*両選手がフルラウンドを通じ、激しくパンチを交換したこの戦い。パンチの的確さで上回ったファーマーが、手数で勝るキャロルを下し判定勝利。ファーマが昨年8月に獲得した王座の3度目の防衛に成功しました。

ファーマーの勝利に不服を唱える声はあまり聞かれないようですが、採点自体はもう少し接近したものでは?という反応が多々出ているようです。しかしベルト奪取から7ヵ月で3度の防衛成功とは。他の世界王者たちも、ファーマーの精力的に防衛戦を行っていく姿勢を見習うべきでしょう。
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マイキー、予想通り?の完敗(IBFウェルター級)

2019年03月18日 01時29分14秒 | 世界ボクシング
現地時間の昨夜(16日・土曜日)、米国・テキサス州で行われた試合結果です。
IBFウェルター級戦:
王者エロール スペンス 判定3対0(120-108x2、120-107)挑戦者ミゲル アンヘル ガルシア(共に米)

*試合前のスペンスの戦績は24戦全勝(21KO)。ガルシアの戦績は39戦全勝(30KO)。両者の戦績だけをみると、まさにファン待望の一戦。しかし試合前から指摘されていたのは両選手の対格差。スペンスはウェルター級はおろか、一階級上のスーパーウェルター級でも十分通じる体格の持ち主。それに対しマイキー(ガルシアのニックネーム)はフェザー級から徐々に体重を上げてきた選手。しかもスペンスはただのウェルター級選手ではなく、同級ナンバーワンの実力者と呼び声高い選手でした。

試合前の掛け率も、これまでの両者の実績云々より対格差が大いに反映され、4対1で王者が圧倒的に有利。試合前の掛け率は、かなりの確実で当たるもの。残念ながら注目選手同士の一戦は、戦前の予想通りに王者のワンサイドの試合となってしまいました。「予想通り」と書きましたが、ここまでワンサイドになるとは。マイキー陣営からすれば、倒されなかった事が唯一の収穫だったのではないでしょうか。

全勝記録を25に伸ばし、保持する王座の3度目の防衛に成功したスペンス。2019年3月18日現在の世界ウェルター級王者の顔ぶれは次のようになりますが、今後は是非、これらの選手たちとの王座統一戦に向け歩みだして欲しいものです。

WBA(スーパー):キース サーマン(米/防衛回数8)
WBA(レギュラー):マニー パッキャオ(比/1)
WBC:ショーン ポーター(米/1)
IBF:エロール スペンス(3)
WBO:テレンス クロフォード(米/1)
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田中、平成最後の大一番を制す(WBOフライ級)

2019年03月17日 03時33分33秒 | 世界ボクシング
現地時間の数時間前(16日・土曜日)、岐阜メモリアルセンターで愛ドームで行われた試合結果です。
WBOフライ級戦:
王者田中 恒成(畑中)判定3対0(117-111x2、119-109)挑戦者田口 良一(ワタナベ)

*ライトフライ級王者時代だった頃から対戦を熱望していた両者。一昨年の師走になりますが、WBO王者田中と、WBA王者田口による2団体ライトフライ級王座統一戦実現へ向け両陣営が歩み寄っていました。しかしその一戦は田中の負傷により流れてしまいます。しかしその後、田中は減量苦からフライ級に転向し3階級制覇に成功。田口はIBF王座を吸収するも、その後損失。今回が再起戦+フライ級転向第一戦となっています。

王者同士の対戦ではなく、王者対挑戦者という形式で行われた因縁の戦い。中盤戦からボディーと左ジャブを中心としたテンポのいい攻撃と、絶妙なポジショニングでライバルとの差を広げていった田中。挑戦者も頑張るんですが、常に王者がその上をいく形に。結果は大差の判定で田中が勝利を収め、昨年9月に獲得した3階級目の王座の初防衛に成功しました。

この試合が平成に行われる最後の日本人選手が出場する世界戦。それでは平成に行われた日本人が出場した世界戦はというと、1989年(昭和64年/平成元年)に小宮山 カツミ(ハラダ)が韓国に乗り込み、柳 明佑の持つWBAジュニアフライ級(現ライトフライ)王座に挑戦した試合となります。そして日本国内で行われた平成初の世界戦は、レパード玉熊(国際)が3月5日、地元青森のリングでWBCフライ級王者金 容江(韓国)に挑戦した試合となります。この年、日本人選手が出場した世界戦は10試合。そのすべての試合で日本人選手は敗戦を喫しています。日本ボクシング界にとって平成は暗い幕開けとなっていました。

予想通りの好試合を演じた両選手。しかし田中と田口、何とも紛らわしい苗字です。両者の外見、ボクシングスタイルは一目瞭然なのが救いと言えば救いでしょうかね。
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今週末の試合予定

2019年03月16日 00時34分00秒 | 世界ボクシング
2019年3月第三週末の試合予定です。

16日 土曜日
岐阜メモリアルセンターで愛ドーム
WBOフライ級戦:
王者田中 恒成(畑中) 対 挑戦者田口 良一(ワタナベ)




米国・テキサス州
IBFウェルター級戦:
王者エロール スペンス 対 挑戦者ミゲル アンヘル ガルシア(共に米)




*今週末に予定される世界戦は上記の2試合のみですが、どちらも非常に楽しみなカードです。

WBOフライ級戦は、日本国内で行われる世界戦で、久しぶりに「待ち遠しい!」と思った一戦。IBFウェルター級戦は、両者の対格差が勝敗を分けそうですが、それでも挑戦者には頑張ってほしい戦い。スペンスの強打を外せれば、ガルシアの勝利も十分あるでしょう。
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この階級、この選手(セルジオ マルティネス:ミドル級③)

2019年03月15日 00時16分14秒 | ボクシングネタ、その他雑談
1990年代初頭からこれまでの約四半世紀、それぞれの階級で印象に残った選手を各階級3人ずつ挙げていっています。記載上のルールは各選手、登場するのは1階級のみ。また、選んだ選手がその階級の実力№1とは限りません。個人的に思い入れのある選手、または印象に残った選手が中心となります。

これまで登場してきた選手は、どうしても1990年代にそのピークを迎えた選手が中心となっていました。しかし今回登場するのは、21世紀、しかも2010年前後にその全盛期を迎えた選手です。

竹原 慎二(沖)、ジェラルド マクラレン(米)と続いたミドル級。同級の最終回を飾るのは、スーパーウェルター級でWBC王座を獲得し、この階級ではWBCとWBOの2冠王に輝いたセルジオ マルティネス(亜)になります。


(今回の主人公、セルジオ マルティネス)

日本のボクシングファンからも高い評価を得ていたマルティネス。彼の好パフォーマンスはいくつか挙げることが出来ます。強豪ケリー パブリック(米)を逆転で下し、WBCとWBOの2つのミドル級王座を獲得した一戦。ライバル、ポール ウィリアムス(米)を一発KOで葬り、雪辱を果たした戦い。フリオ セサール チャベス2世(メキシコ)に何もさせず、予想外の大差判定を収めた一戦。どの勝利をマルティネスの名声を大いに挙げたものでした。しかしそれらの一戦は激しい打撃戦の末にマルティネスが打ち勝ったもの。果たしてそれがマルティネスのボクシングを表現した戦いだったのでしょうか。 

   
(マルティネスの名前を不動のものにしたパブリック、チャベスとの戦い)


私(Corleone)が挙げるマルティネスのベストバウトは、2011年3月12日に行ったセルゲイ ジンジルク(ウクライナ/Dzinziruk)とのWBCミドル級王座の防衛戦。ジンジルクは2000年代後半、WBOスーパーウェルター級王者として君臨。サウスポー・スタイルからの右ジャブを主武器とした手堅いボクシングを身上とし、少々地味な存在でしたが実力を高く評価されていた選手です。マルティネスと対戦するまでの34戦、全ての試合で白星を収めていたウクライナ人。それと同時にダウン経験もゼロ。マルティネスはそんな選手を相手に、パワーは勿論、同じくサウスポースタイルからの右ジャブで圧勝しました。

その右ジャブは試合を通じ冴えわたり、それに続くコンビネーションもお見事。パンチのスピードは勿論、マルティネスの激しい動きにも全くついていけなかった東欧の実力者。最終的には5度のダウンを奪った末、8回で試合は終了。試合はアルゼンチン人の圧勝劇で幕を閉じています。この試合の解説を務めていたロイ ジョーンズ(米)も、この日のマルティネスのボクシングを大絶賛していました。


(東欧の技師ジンジルクを技術で圧倒)

忙しい(激しい?)ボクシング・スタイルの持ち主だったマルティネス。右ジャブから始まる攻撃は、テンポのいい左右のコンビネーションの前触れに過ぎません。また、時折左から入り、対戦相手を困惑させる試合巧者ぶりも披露。当時のミドル級第一人者だったパブリックも、結局はそのボクシングに逆転負けを許してしまいました。

パンチだけではなくそのフットワークも抜きんでていたマルティネス。その早いフットワークは現WBA/WBOライト級王者ワシル ロマチェンコ(ウクライナ)を彷彿させてくれました。

マルティネスがスーパースターの地位に到達できたのは、その技術だけでなく精神面でも優れていたため。特に前半戦にダウンをする試合が多く、大きな試合でも面白いようにキャンバスに送られています。しかしそこから挽回、逆転勝利を収めるケースがこれまた多く、このエキサイティングな試合展開が人気を呼んだのではないでしょうか。そういえばウェルター級からミドル級までの3階級を制覇したフェリックス トリニダード(プエルトリコ)も逆転劇を演じる名選手でしたね。


(ダウンが好きな(?)マルティネス)


マルティネスが獲得した王座(獲得した順):
WBOラテン・ウェルター級:2000年6月16日獲得(防衛回数0)
アルゼンチン・ウェルター級:2001年9月8日(1)
IBOスーパーウェルター級:2003年6月21日(2)
WBCラテン・スーパーウェルター級:2005年3月4日(2)
WBC暫定スーパーウェルター級:2008年10月4日(1)
(*たしか正規王者に昇格したと思います)
WBC/WBOミドル級:2010年4月17日(6)
(*防衛回数はダイヤモンド王者時代も含めて。WBO王座は防衛せず返上)


(マイナー団体IBO王者時代のマルティネス)


2008年10月に暫定ながらも初の世界王座(WBCスーパーウェルター級)を獲得したマルティネス。しかしプロデビューは1997年の師走まで遡ります。マルティネスのデビュー当初、母国アルゼンチンは経済不況に見舞われており、しかもキャリア後半までマルティネスは同国のボクシング協会との関係が良好ではなかったそうです。

最初の17戦は16勝1引き分けと素晴らしいキャリアのスタートを切ります。2000年2月に初の国外試合、米国で後に3度ウェルター級王座に就くアントニオ マルガリート(メキシコ)と対戦しますが7回TKO負け。初黒星に挫けることなく連勝街道を再び歩み始めたマルティネス。しかしアルゼンチン国内王座や南米の地域王座を獲得していくも中々注目度が上がりません。業を煮やしたマルティネスは渡欧を決意。ボクシング後進国スペインを拠点に、同国と英国のリングで戦っていきます。ヨーロッパではそれまで戦ったきたウェルター級からスーパーウェルター級に階級アップ。その過程でマイナー団体IBO王座を獲得し防衛も重ねていきます。それと同時に、徐々に知名度も上げていきました。

2007年からは米国のリングを主戦場としていき、2008年10月に初のメジャータイトルを獲得(WBCスーパーウェルター級暫定王座)。この勝利後、ウィリアムス、パブリック、チャベス等強豪選手たちと拳を交えていく事になりました。


(ライバル・ウィリアムスを一発でKO!)


試合ごとに注目度を上げていったマルティネスですが、その激しい動き(フットワーク)についに右膝が降参してしまいました。2012年9月に行ったチャベス戦以降何度もその箇所の手術を行い、それと同時に試合間隔が開くようになってしまいます。2014年6月、プエルトリコの英雄ミゲル コット(プエルトリコ)と拳を交えますが、コットの強打を初回に食らってしまうと同時に、その膝は以前の様に機能しなくなってしまいました。結局、コット戦を最後に現役からの引退を表明したマルティネス。再起戦を計画しているという声も最近よく耳にしますが、膝の事を考えるとリング復帰は無しと考えるのが賢明でしょう。

51勝(28KO)3敗(2KO負け)2引き分けという素晴らしい終身戦績の持ち主マルティネス。彼が輝きまくっていた時期、同級のWBA暫定王座を獲得し、レギュラー王者に昇進後その評価をドンドンと高めていったのがゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)。見たかったですね、「マルティネス対ゴロフキン」という夢のようなカードを。


(実現してほしかった一戦、「マルティネス対ゴロフキン」)
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ポーター、何とか生き残る(WBCウェルター級)

2019年03月14日 00時20分34秒 | 世界ボクシング
先週末9日、米国・カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBCウェルター級戦:
王者ショーン ポーター(米)判定2対1(116-112、115-113.111-117)挑戦者ヨルデニス ウガス(キューバ)

*常にファンを沸かせる試合を演じるポーター。昨年9月に4年ぶりに世界王座へ返り咲き、今年は他団体王者との統一戦に動き出そうという矢先、中堅と思われていた挑戦者に思わぬ苦戦を強いられてしまいました。

今回ポーターを苦しめたウガスは、23勝(11KO)3敗という戦績の持ち主。層が非常に厚いウェルター級では、そこそこの戦績の持ち主、といった選手。しかしその戦績より、ボクシングの相性でポーターを大いにてこずらせました。身長170センチのポーターに対し、ウガスのそれは175センチ。しかし実際にリング上で向き合ってみると、両者の身長差はそれ以上に感じられました。

長身から繰り出されるシャープなパンチと、堅いガードが持ち味のウガス。そしてウガスは必要とあれば打ち合い、ポーターに打ち勝る場面が試合を通じ何度もありました。12回が終わった時、リングサイドでは「新王者誕生か?」という声もチラホラ聞こえましたが、割れた判定は王者の防衛を支持。ポーターが苦しみながらも2度目の王座の初防衛に成功しています。


ポーターが活躍する世界ウェルター級王者の顔ぶれは次のようになります(2019年3月14日)。

WBA(スーパー):キース サーマン(米/防衛回数8)
WBA(レギュラー):マニー パッキャオ(比/1)
WBC:ポーター(1)
IBF:エロール スペンス(米/2)
WBO:テレンス クロフォード(米/1)

*う~ん、ポーターもいい選手なんですがね、この顔ぶれを見てしまうとちょっと...。
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次なるステップへ向け(色々:03‐13‐19)

2019年03月13日 00時20分21秒 | 世界ボクシング
最近(2019年3月13日ごろ)のニュースです。

1)元スーパーライト級統一王者コンスタンチン チュー(露/豪)の実子で、現在スーパーウェルター級を主戦場にしているティム。ここまでのプロでの戦績は全勝記録を12(10KO)と、順調に世界へ続く階段を上り続けています。チュー2世は現在、アメリカで名伯楽フレディー ローチ氏の指導の下、練習に励んでいます。近い将来、世界ランカーとの対戦もあるようです。

2)昨年9月にWBOフライ級王座から転落している木村 翔(青木)。今月30日に、第二の本拠地である中国で再起戦を行います。空位のOPBF(東洋太平洋)シルバー王座か争われる一戦。木村はミニマム級で2度の世界挑戦経験を持つウィチャー プライカオ(タイ)と対戦します。

3)同日、米国・ペンシルバニア州のリングに日本ウェルター級の第一人者小原 圭太(三迫)が登場。マレーシアやシンガポールを本拠地にしているウズベキスタン人クドラティーリョ アブドカクロフとIBFウェルター級王座への挑戦権を賭け対戦します。私(Corleone)はこの試合、小原の勝利を予想します。

4)現在、クルーザー級主要4団体の全てのベルトを保持しているアレクサンデル ウシク(ウクライナ)。5月18日に米国・イリノイ州シカゴで次戦を予定しています。この試合がヘビー級でのデビュー戦になる可能性があるようで、対戦相手候補には元WBA王者アレクサンデル ポベトキン(露)の名前が挙がっているようです。

5)昨年師走に対戦したエマヌエル ナバレッテ(メキシコ)とアイザック ドビ(ガーナ)。その時は予想に反してナバレッテが勝利を収め、ドビが保持していたWBOスーパーバンタム級王座を獲得しています。この両者が5月11日に立場を変えて直再戦を行うことが決定しています。

6)昨年10月にWBOミドル級王座を獲得し、去る1月に初防衛に成功したばかりのデメトリアス アンドラーデ(米)。6月22日に対戦相手は未定ながらも2度目の防衛戦を予定しています。ちなみに現在のWBOミドル級1位はゲネディー ゴロフキン(カザフスタン)となっています。
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ビボル、フーカー、共に快勝(WBAライトヘビー級ほか)

2019年03月12日 00時19分33秒 | 世界ボクシング
先週末9日・土曜日、米国・ニューヨーク州で行われた試合結果です。
WBAライトヘビー級戦:
王者ドミトリー ビボル(キルギスタン)判定3対0(119-109x2、118-110)挑戦者ジョー スミス(米)

*地味な存在ながらも、試合ごとに評価を上げているビボル。彼が今回迎えたのは、2016年師走にあのバーナード ホプキンス(米)の最終戦の相手を務めたスミス。名前だけでなく実力も中々なスミスを相手に、主武器の左ジャブを中心にリードを広げていったビボル。気づいてみれば大差の判定勝利で白星を加えることに成功。それと同時に暫定王座から始まっているタイトル防衛記録を7に伸ばしています。


WBOスーパーライト級戦:
王者モーリス フーカー(米)判定3対0(120-107、119-108、118-109)挑戦者ミッケル レスピエール(トリニダード・トバコ)

*上記のビボル同様、一戦ごとに注目度を増しているフーカー。現在同級で行われているトーナメントをよそに、カリブ出身の挑戦を圧勝。前日計量をパスするのに少々手を焼いたようですが、保持する王座の2度目の防衛戦ははっきりとした実力差を見せつけ終えました。
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