DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

完全なるミスマッチ(WBOスーパーウェルター級ほか)

2018年05月16日 04時56分42秒 | 世界ボクシング
先週末12日・土曜日、米国・ニューヨーク州で行われた試合結果です。
WBOスーパーウェルター級戦:
挑戦者ハイメ ムンギア(メキシコ)TKO4回1分2秒 王者サダム アリ(米)

*昨年の師走、ミゲル コット(プエルトリコ)に引導を渡すと同時に、2度目の挑戦で世界王座を獲得することに成功したアリ。あまりにもあっけなくベルトを手放してしまいました。

本来ならこの日、指名挑戦者リーアム スミス(英)との防衛戦を行う予定だったアリですが、英国人が負傷したためにムンギアが代役として選ばれました。試合を見た後での意見になるんですが、アリ陣営はなぜこのような危険な選手を代役に選んでしまったのでしょうか?アリ戦の前までのメキシカンの戦績は28戦全勝24KOという驚異的なもの。しかも体格はスーパーウェルター級のものではなく、明らかに一階級上のミドル級のもの。アリはウェルター級上がりの小柄な選手です。アリ陣営は明らかに誤った挑戦者を選んでしまったと言わざるをえないでしょう。

両選手の体格差はもちろん、試合自体挑戦者のワンサイド、いや、ミスマッチでした。ムンギアの体格は少なくとも2階級はアリより大きく、スピードも同等かそれ以上。パワーの違いは話になりませんでした。

   
(これはボクシングの試合ではなく、虐待に近いものでした)

初回に左フックで2度のダウンを喫したアリ。2回には右ストレートでダウンを追加されてしまいます。3回、連打からフロアに送られたアリですが、主審はこれをスリップと判断。しかしここで主審、そしてアリ陣営は試合を止めるべきだったでしょう。4回、挑戦者のストレートのような左ジャブで吹っ飛ばされ4度目のダウンの喫してしまったアリ。レフィリーはそこで迷わず試合を止めています。


(4度目のダウンを喫したアリ。主審は躊躇することなく試合を止めています)

ムンギアの勝利を非難するわけではありませんが、アリ陣営は間違った挑戦者を選んでしまいました。しかし世界初挑戦でこれだけのパフォーマンスを見せた新王者。先週行われた、ミドル級の統一王者ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)との戦いを見てみたかったです。


(半年後に22歳の誕生日を迎える驚異の新王者)


WBCスーパーバンタム級戦:
王者レイ バルガス(メキシコ)判定3対0(116ー112、117ー111、118ー110)挑戦者アザト ホバニシャン(アルメニア)

*前王者である長谷川 穂積(真正)の引退後、王座決定戦で新王者の座を獲得しているバルガス。無難に3度目の王座防衛に成功しています。出場した4度の世界戦全てを判定で終わらせている事は少々気になりますが。
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