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今年もやってるやってる~

ハード、まさかの王座転落(2団体スーパーウェルター級)

2019年05月21日 00時48分15秒 | 世界ボクシング
今月11日、米国・バージニア州で行われた試合結果です。
2団体スーパーウェルター級戦:
挑戦者ジュリアン ウィリアムス 判定3対0(116-111、115-112x2)IBF/WBA王者ジャレット ハード(共に米)

*現在のスーパーウェルター級実力ナンバー・ワンと目されていたハード。今回のハードが迎えたウィリアムスは、2016年師走にジャモール チャーロ(米)が保持していたIBFスーパーウェルター級に挑戦。チャーロの放った凄まじい右アッパーの前に撃沈され、5回TKOで敗れ去った選手です。かつて世界王者候補の一人として挙げられていたウィリアムスでしたが、ここはハードの防衛は固いと思われていました。

試合は蓋を開けてみると、初回から挑戦者の攻勢の前の王者が後手後手に回る予想外の展開に。2回にダウンを奪ったウィリアムスですが、その勢いは最後まで落ちることなく試合終了。今後同級を牽引していくだろうと思われていたハードが王座から転落するという予想外の結果が待っていました。ハードからすれば気持ち的に少々油断があったのかもしれません。


師走にはジャーメル チャーロ(米)がWBC王座から陥落。先月にはWBOタイトル保持者のムンギアが予想外の大苦戦を強いられ超僅差の判定で何とか生き残ることに成功。ここに来てハードが王座から転落とここ半年余り、トップ戦線の移動が激しいスーパーウェルター級。現在(2019年5月20日)の同級の世界王者たちの顔ぶれをおさらいしておきましょう。

WBA(スーパー):ウィリアムス
WBA(レギュラー):ブライアン カスターニョ(亜/3)
WBC:トニー ハリソン(米/0)
IBF:ウィリアムス
WBO:ハイメ ムンギア(メキシコ/4)

ウィリアムスはハードとの再戦もあるでしょう。来月にはハリソンとチャーロの再戦が予定されており、大柄のムンギアもミドル級転向は時間の問題と見られています。WBA第2の王者で一番地味なはずのカスターニョが最終的に生き残るかもしれませんね。


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