先週末13日、米国・カリフォルニア州で行われた試合結果です。
IBFスーパーフェザー級戦(王座決定戦):
前王者ジョセフ ディアス(米)引き分け(1対0:115-113、114-114x2)シャフカッツ ラヒモフ(タジキスタン)
*2018年8月に行われたWBAフェザー級戦でも、前日計量で体重超過という失態を演じているディアス。その後一階級上げ、念願の世界王座獲得を果たしました。今回が昨年1月に獲得した王座の初防衛戦となりましたが、再び体重超過という失態を演じてしまいました。ディアスが保持していた王座は当然の如く空位に。
ラヒモフが勝利したのみに新王者が誕生するという変則的な形で行われた世界戦。一階級上のライト級のリミットに近い体重で前日計量に上ったディアスが好スタートを切ります。今回が米国でのデビュー戦となったラヒモフも、中盤に盛り返し試合を大いに盛り上げていきます。しかし体重の差が出たためか、後半になって失速。最終的には引き分けという採点が下り、両者痛み分けという結果となりました。
一度ならず二度も世界戦での計量に失敗したディアス。厳しい処罰が科されるべきでしょう。残念ながら世界王座獲得ならなかったラヒモフ。IBFからは尾川 堅一(帝拳)と空位の王座を争うよう指示が出されています。
一つの王座が空位となったスーパーフェザー級。2021年2月19日現在の、同級の王者たちの顔ぶれは下記のようになります。
WBA(スーパー):ジェルボンテ デービス(メキシコ/防衛回数0)
WBA(レギュラー):ロジャー グティエレス(ベネズエラ/0)
WBA(暫定):クリス コルバート(米/1)
WBC:ミゲル ベルチェル(メキシコ/6)
IBF:空位
WBO:ジャメル ヘリング(米/2)
OPBF(東洋太平洋):三代 大訓(ワタナベ/4)
WBOアジア太平洋:ジョー ノイナイ(比/2)
日本:坂 晃典(仲里/1)