先月16日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)ウェルター級戦:
挑戦者豊嶋 亮太(帝拳)判定3対0(117-110、116-111、115-112)王者長濱 陸(角海老宝石)
*高いガードを意識しながら、両者が左右のパンチを交換していくしっかりとしたボクシングが展開されていったこの一戦。中盤まではどちらとも言えない試合展開が続きました。
7回、右ストレートで挑戦者がダウンを奪い、一歩リードする事に成功。しかし王者が最後まで逆転を狙い反撃の手を止めません。最後まで一進一退の攻防が展開されましたが、結局は7回のダウンがものをいう形に。豊嶋が予想外の勝利を収め、王座奪取に成功しています。
長濱は昨年2月末、当時空位だった同王座をクドゥラ 金子(本多)と争い判定勝利。王座を獲得しています。その試合を含めた興行が、コロナウィルスが深刻になる前の日本国内で行われた最後のものでした。もうあの状況には戻りたくないですね。
ジョー小泉氏のFightnewsでの情報によると、今回の興行には、633人の観衆が会場に詰め掛けたそうです。この試合の2日前に同会場で行われたOPBFバンタム級戦には679人のお客さんたちが駆けつけてくれていました。
さて、日本と世界の差が限りなく広いウェルター級戦線。2021年2月1日現在の同級の世界王者、そして日本関連のタイトルホルダーの顔ぶれを見てみましょう。
WBA(スーパー):マニー パッキャオ(比/防衛回数3)
WBA(レギュラー):ヨルデニス ウガス(キューバ/0)
WBA(暫定):ジャマル ジェームス(米/0)
WBC:エロール スペンス(米/0)
IBF:エロール スペンス(米/4)
WBO:テレンス クロフォード(米/4)
OPBF(東洋太平洋):豊嶋 亮太(帝拳/0)
WBOアジア太平洋:別府 優樹(久留米櫛間/0)
日本:小原 佳太(三迫/0)