3月13日、米国・テキサス州で予定される試合です。
WBAライトフライ級戦(スーパー王座):
王者京口 紘人(ワタナベ)対 挑戦者アクセル アラゴン ベガ(メキシコ)
*昨年11月、タノンサック シムシー(タイ)との防衛戦を予定していた京口。その試合は無事に前日計量まで終了していたものの、京口本人と、陣営内の一人がにコロナウィルスの検査に引っかかってしまい、残念ながら興行自体が中止となってしまいました。その後昨年内にシムシーとの防衛戦を行おうと模索していましたが、結局は実現せず。昨年の春先のも大阪で防衛戦を予定していた京口ですが、その試合は当然の如くコロナウィルスのために中止に。それらの試合中止は致し方ないとはいえ、精神的にはプラスにならなかったことでしょう。
気落ちしていた京口に、突然といいニュースが舞い込んできました。来月13日に米国・テキサス州で行われるスーパーフライ級の統一戦、ローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)対 ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ)戦と同じ興行で防衛戦を行うという話が。
この試合開催まで約一ヵ月。今回こそは無事に試合に出場し、勝利を収めてもらいたいですね。京口に挑戦するベガは、ミニマム級からフライ級を主戦場にする選手で、これまでにミニマム級で一度の世界挑戦を経験しています。決して強豪選手ではありませんが、気の抜ける相手でもないでしょう。
現在のWBAライトフライ級ランキングを見てみると、スーパー王者に京口、レギュラー王者にカルロス カニザレス(ベネズエラ)、そして暫定王者としてダニエル マテヨン(キューバ)が君臨しています。そして世界ランキングには、日本王者矢吹 正道(緑)、OPBF(東洋太平洋)王者堀川 謙一(三迫)、元WBOフライ級王者木村 翔(花形)、そして、プロボクシングに復帰してきた高山 勝成(寝屋川石田)と、世界で十分通じる日本の実力の持ち主たちが何人も君臨しています。それらの選手と対戦するのには、当然の如くベガ戦での勝利が最低条件となります。京口の近辺から、しばらくは目が離せそうにありませんね。