先週末5日・土曜日、米国・ニューヨーク州で行われた試合結果です。
IBFミドル級王座決定戦:
ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)判定3対0(115-112x2、114-113)セルゲイ デレイビャンチェンコ(ウクライナ)
*昨年9月に宿敵サウル アルバレス(メキシコ)に敗れ、長年保持していた世界王座から転落していたゴロフキン。強豪デレイビャンチェンコに僅差の判定を収め、約1年ぶりに再び世界のベルトを腰に巻くことに成功しました。
初回にダウンを奪い、2回にはその強打でライバルの右目上を切り裂いたゴロフキン。しかし3回以降、デビュー当初から専門家からの評価が高かったウクライナ人のエンジンがかかり始めます。
中盤からゴロフキンに肉薄したデレイビャンチェンコ。後半は完全にペースを握るも、前半戦の失点を挽回できず。昨年10月に行われたダニエル ジェイコブス(米)戦に続いて惜しくも世界王座奪取なりませんでした。
苦しみながらも世界のベルト奪回に成功したゴロフキン。今回の試合が接戦に加え好試合だっただけに、デレイビャンチェンコとの再戦もありうるかもしれません。
ゴロフキンがトップ戦線の一角に復帰したところで、現在(2019年10月7日)のミドル級世界王者の顔ぶれを見てみましょう。
WBA(スーパー)サウル アルバレス(メキシコ/防衛回数1)
WBA(レギュラー):村田 諒太(帝拳/0)
WBC:ジャモール チャーロ(米/2)
IBF:ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン/0)
WBO:デメトリアス アンドラーデ(米/2)
実力拮抗者が顔を並べていますね。