DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

一翔、復帰戦は快勝(スーパーフライ級)

2018年09月11日 02時41分48秒 | 世界ボクシング
先週末8日・土曜日、米国・カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBCシルバー・スーパーフライ級戦:
挑戦者井岡 一翔(Sankyo)判定3対0(98-92x2、99-91)王者マックウィリアム アローヨ(プエルトリコ)

*昨年4月以来のリング復帰戦に臨んだ一翔。新たな階級、そして24戦目にして初の日本国外の試合となりました。しかも一翔が拳を交えたのは、名前と実績を備えた実力者アローヨ。試合前、「ブランク明けの対戦相手としてはレベルが高すぎるのでは?」という不安視する声も聞かれましたが、一翔は見事にその声を吹き飛ばし、結果的には快勝劇を演じることに成功しました。

ボクシングというのは、試合の内容より結果のみがその後のキャリアに影響する場合が多々あります。結果だけ見ると、一翔陣営からすれば万々歳といったところでしょう。

では、その試合内容はどうだっでしょうか。左ジャブは試合全体を通じて冴えまくり、左右のボディーも素晴らしいものがありました。1年4ヶ月ぶりの試合でしたが、スタミナもばっちり。しかし3回にダウンを奪ったとはいえ、あれだけ一翔のパンチを貰ったはずのアローヨにはダメージ、そして疲れは見られませんでした。早い話が一翔はダメージング・ブローではなかったということ。逆に一翔は、倒そう倒そうと気合が入っていたのはいいものの、必要以上にパンチを貰いっていました。

大晦日に4階級制覇挑戦という話もある一翔ですが、スーパーフライ級で成功するのはまずこの階級の体を作ること。そして以前のようにもっと防御に重点を置いたボクシングを心掛けること、ではないでしょうか。世界挑戦まで「あと1年」とはいいません。しかし同級ではもう一試合ほど試運転をした方がいいと思います。一翔、すでに世界3階級制覇を達成し、年齢的にも29歳と油の乗りがいい状態。そう先を急ぐ必要はないでしょう。

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