アヤラ、空位の王座を獲得（IBFフライ級）

現地時間の一昨日（9日・金曜日）、メキシコで行われた試合結果です。
IBFフライ級戦（王座決定戦）：
アンヘル　アヤラ（メキシコ）KO6回2分6秒　デーブ　アポリナリオ（比）

＊17戦全勝（7KO）のアヤラと、20戦全勝（14KO）のアポリナリオにより注目の王座決定戦は、サウスポー（左構え）のアポリナリオが好スタートを切ります。敵地での世界戦にも関わらず、スピーディーで豪快なパンチを放ち、アヤラを後手に追いやります。

ランキング1位の地元アヤラも黙ってはおらず、ラウンドを追うごとにペースアップ。左右のボディーでライバルに迫っていきます。回を重ねるごとに追い詰められていくアポリナリオ。6回についに捕まります。リング中央で左右のボディーを貰った比国人は、間をおいて膝をキャンバスにつけてしまいます。カウント内に立ち上がるも、メキシカンのボディーを交えた追撃に根負け。再びダウンを喫したアポリナリオは、カウント内に立ち上がることは出来ませんでした。

実力者に打ち勝ち、全勝で世界の頂点に達したアヤラ。今後の活躍が楽しみな選手です。

WBO新王者のアンソニー　オラスクアガ（米）に続くように、面白い存在が世界王座の一角に食い込んできたフライ級戦線。下記は2024年8月11日現在の、同級のタイトルホルダーたちとなります。

WBA：ユーリ　阿久井　誠悟（倉敷守安/防衛回数1）
WBC：空位
IBF：アンヘル　アヤラ（メキシコ/0）
WBO：アンソニー　オラスクアガ（米/0）
OPBF（東洋太平洋）：桑原　拓（大橋/1）
WBOアジア太平洋：畑中　建人（畑中/0）
日本：飯村　樹輝弥（角海老宝石/2）