先週11日・木曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本フェザー級戦:
挑戦者丸田 陽七太(森岡)TKO7回2分57秒 王者佐川 遼(三迫)
*2015年のデビュー当時から、将来の活躍が期待されていた丸田。しかし2017年10月に行われたOPBF(東洋太平洋)スーパーバンタム級王座への挑戦、対大竹 秀典(金子)では、一回り以上年上の大竹の老獪さに完敗。キャリア不足を露出してしまいました。その後タイや比国、そして丸田にとって敵地である後楽園ホールで経験を積みながら今回の挑戦まで漕ぎつけました。
今回、丸田が挑戦した佐川も、一戦一戦評価を高めてきた強豪選手。挑戦者はそんな王者を相手に、得意の右パンチを中心としたシャープなパンチで圧倒。最後は7回、ダウンを奪うなどして豪快に日本タイトル奪取に成功しています。
新スター誕生の雰囲気に包まれた今回の興行。ジョー小泉氏がFightnewsに提供した情報によると、770人の観衆が後楽園ホールに詰め掛けたそうです。
2021年2月15日現在の、フェザー級王者たちを確認しておきましょう。
WBA(スーパー):レオ サンタ クルス(メキシコ/防衛回数3)
WBA(レギュラー):徐 燦(シュ チャン/中国/2)
WBC:ゲリー ラッセル(米/5)
IBF:空位
WBO:エマヌエル ナバレッテ(メキシコ/0)
OPBF(東洋太平洋):清水 聡(大橋/5)
WBOアジア太平洋:森 武蔵(薬師寺/3)
日本:丸田 陽七太(森岡/0)
*世界王者の動向もそうですが、近い将来の同級での注目と言えば5月に行われる「清水対森」の一戦ではないでしょうか。