DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ポーター、何とか生き残る(WBCウェルター級)

2019年03月14日 00時20分34秒 | 世界ボクシング
先週末9日、米国・カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBCウェルター級戦:
王者ショーン ポーター(米)判定2対1(116-112、115-113.111-117)挑戦者ヨルデニス ウガス(キューバ)

*常にファンを沸かせる試合を演じるポーター。昨年9月に4年ぶりに世界王座へ返り咲き、今年は他団体王者との統一戦に動き出そうという矢先、中堅と思われていた挑戦者に思わぬ苦戦を強いられてしまいました。

今回ポーターを苦しめたウガスは、23勝(11KO)3敗という戦績の持ち主。層が非常に厚いウェルター級では、そこそこの戦績の持ち主、といった選手。しかしその戦績より、ボクシングの相性でポーターを大いにてこずらせました。身長170センチのポーターに対し、ウガスのそれは175センチ。しかし実際にリング上で向き合ってみると、両者の身長差はそれ以上に感じられました。

長身から繰り出されるシャープなパンチと、堅いガードが持ち味のウガス。そしてウガスは必要とあれば打ち合い、ポーターに打ち勝る場面が試合を通じ何度もありました。12回が終わった時、リングサイドでは「新王者誕生か?」という声もチラホラ聞こえましたが、割れた判定は王者の防衛を支持。ポーターが苦しみながらも2度目の王座の初防衛に成功しています。


ポーターが活躍する世界ウェルター級王者の顔ぶれは次のようになります(2019年3月14日)。

WBA(スーパー):キース サーマン(米/防衛回数8)
WBA(レギュラー):マニー パッキャオ(比/1)
WBC:ポーター(1)
IBF:エロール スペンス(米/2)
WBO:テレンス クロフォード(米/1)

*う~ん、ポーターもいい選手なんですがね、この顔ぶれを見てしまうとちょっと...。