DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

力なき老舗団体(色々:08‐23‐16)

2016年08月23日 00時01分07秒 | 世界ボクシング
最近(2016年8月23日ごろ)のニュースです。

1)5月にIBF王座を吸収したWBAクルーザー級スーパー王者のデニス レべデフ(露)。同国人で現在、IBFの最上位にランキングされているムラト ガシエフと対戦を希望しているようです。それに対しWBAからレべデフとの王座統一戦/対戦が確約されていた同団体のレギュラー王者ベイビュート シュメノフ(カザフスタン)は激怒。もしレべデフが次戦でシュメノフとの対戦を拒んだ場合、WBAには同団体のバルトを剥奪するよう訴える姿勢のようです。

2)似たような状況がWBAスーパーフェザー級でも見られています。同級のスーパー王者ジェスリール コラレス(パナマ)とレギュラー王者であるジェイソン ソーサ(米)は共に番狂わせを起こしての王座戴冠組。WBAは両王者に対して即王座統一戦を行うよう指令を出していました。しかしソーサは今秋にもジェルボンテ デービス(米)との初防衛戦を決行するようで、WBAはその防衛戦を認可するような動きがあるそうです。

今年に入ってようやく一階級一王者政策に乗り出したWBA。それが本来の姿なのですが、そのあるべき姿に行き着くにはまだまだ時間がかかりそうです。この様子だとコラレスの初防衛戦は大晦日に日本で、という事になるのではないでしょうか。

3)レべデフ、そしてシュメノフの対抗王者であるトニー ベリュー(英)が10月15日、BJ フローレス(米)を相手に初防衛戦を行います。

4)先月に4度目の防衛に成功したWBCヘビー級王者のデオンティー ワイルダー(米)。自らの負傷のために次の防衛戦は来年に持ち越しになるようです。

5)最後の指名挑戦者の防衛戦から間が開いてしまったワイルダー、というか王座獲得からしていないと思います。WBCはワイルダーの長期離脱が予想されるため、指名挑戦権を保持するアレくサンデル ポべドキン(露)と、現在2位に位置し、ワイルダーに王座を譲っているバーメイン スティバーン(カナダ)による暫定王座決定戦を行うよう指令を出しています。

6)フライ級に転級を宣言し、来月にも同級でのデビュー戦を行う予定のドニー ニエテス(比)。長らく保持していたWBOライトフライ級王座を正式に返上しています。現在WBOライトフライ級の1位には元WBOミニマム級、ライトフライ級暫定王者のモヒセス フェンテス(メキシコ)が、2位には前ミニマム級王者田中 恒成(畑中)が君臨しています。