NPO法人 大雪山自然学校

所在地:〒071-1404 北海道上川郡東川町西4号北46番地 TEL/FAX:0166-82-6500

【大雪山国立公園・旭岳情報】雨の日の楽しみ方とご注意

2015-08-13 18:20:08 | 大雪山国立公園:旭岳・天人峡情報

【日付】2015/8/13(木)
【場所】旭岳・姿見の池園地
【天候】曇り時々雨
【気温】14~16℃
【風速】1~4m/s

本日も14時~15時半まで大雨が降った姿見の池園地でしたが、
幸いにも前日ほどの雷がなく、16時過ぎには姿見の池に写る旭岳が見えるようになりました。



ハイオトギリ:姿見の池園地では、数はそれほど咲いていませんが、見ごろを迎えています。
葉っぱを見てみると、水滴がたくさんついています。
これは、テフロン加工のフライパンと同じ原理で、葉っぱ表面に水の分子よりはるかに小さい数ミクロンの凹凸があるためだそうです。
水をほとんどはじかない花もあり、見比べるとおもしろいですね。

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以下、雷に関してご注意ください!

近くで雷の音が聞こえたら…
姿見の池園地では、森林限界を超えているため、避難する場所が少なく、
非常に危険ですので、散策を控えることをおすすめいたします。
散策途中で近くで雷の音が聞こえたら、以下の点にご注意いただきたいと思います。

雷が落ちやすい場所は、
稜線、尾根上、山頂、展望台などの周りより高い場所、草原などの広い場所、水場
と言われています。

対処方法として
・第1展望台などロープウェイ姿見駅が近くであれば、速やかに姿見駅へ避難する
・姿見の池付近にいれば、姿見石室へ避難する
・姿見駅、姿見石室が近くにない場合、くぼ地など他より標高が低いところやハイマツ帯の間に避難する
・カサはささない。レインウェアーの着用を
・大勢で逃げる時は固まらず、距離を置く
・鉄ピンをさわらない

といったことに、ご注意の上、安全で楽しい散策を。

旭岳自然保護監視員:田村 渉