奈良線の天井川トンネル

2016年12月29日 22時00分10秒 | 鉄道関係
先日は大阪環状線で323系がデビューし、いよいよ活躍の場が狭まってきた関西の103系。
奈良線は10月に運用が減少して以来大きな変化はありませんが、これとていつまで健在かは分かりません。
今回は宇治以南に足を延ばし、南山城地域らしい風景と103系との組み合わせを撮影してきました。


(踏切から撮影)
降りたのは木津の2つ手前、棚倉駅。駅の北を向くと短いトンネルが見えますが、上は山ではなく川。「天井川」である不動川を潜っています。
天井川と言えば東海道本線の草津川が有名ですが、他は奈良線・学研都市線・草津線など関西に点在しており、とりわけ奈良線の宇治以南には6箇所。
コンクリート造りの橋梁を架けているもの、トンネルポータルを有しているものなど、そのスタイルも多様です。


いちばん近い踏切からトンネルの坑門をアップで。
短いトンネルながらも立派なレンガ積みであることが確認できます。棚倉駅の開業は1896年ですから(Wikipediaより)、トンネルも同時期の竣工であれば今年で130年ということになりますが、真相はいかに?


既に陽が傾きつつありますが、221系の「みやこ路快速」がやって来ました。
更新車・幌付き・路線記号幕の3点セット最終形態(?)です。


続いて103系。タイミングよく来たように見えますが、到着から撮影までに4本の221系(うち2本は快速)が通り過ぎ、103系はこれを含めて2本のみでした。


振り返れば民家の庭先から実をつけた柿が。
奈良線の103系と言えば私にとっては京都駅や伏見稲荷など通勤・観光路線としてのイメージが強いものの、この辺りまで来るとすっかりローカル路線の趣です。宇治以南はまだまだ未開拓なので、機を改めてまた各駅下車などしてみたいところですね。

日没も近付いてきたので、この後は奈良へ出て、




こちらもいい加減古い(?)桜井線の105系に乗って、桜井・高田経由で王寺へ。
王寺から先は大和路快速に乗り換えて、


久宝寺から近鉄バスの八尾京都線で帰路につきました。

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