学生の街

2010年11月13日 21時28分08秒 | 日記
今日は大学の学園祭。
と言っても、今年は例の発表準備のために行けてません。
何食わぬ顔で茶道部のお茶会に行って「むむっ、こいつ、出来る!」と言わせてみたかった気もしますが…。

そして、私が行かない理由はもうひとつ。
以下は昨日の京都新聞朝刊に載っていたことです。

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立命大 沈黙の学園祭? 衣笠の名物山車消える

 立命館大衣笠キャンパス(京都市北区)で13、14の両日に開かれる学園祭で、今年から野外での大音量の音出しが禁止された。地域住民への配慮が理由だが、キャンパス内を練る和太鼓山車など名物の出し物が姿を消すことになり、一部の学生たちからは「沈黙の学園祭なんて想像できない」との声も上がっている。
 同キャンパスは住宅街にあるため、大学当局や学生、地域住民でつくる懇談会で、騒音問題などについて定期的に話し合っている。今回、懇談会での協議を受け、学生の自治組織「学友会」が大学当局と話し合った上、屋外での大音量の音出し禁止を決めたという。
 昨年まで衣笠キャンパスの学園祭では、和太鼓サークルが山車を引きながら太鼓や笛、鉦(かね)を奏でて構内を練ったほか、音楽に合わせた沖縄舞踊やパレードなど野外で大音量を伴う出し物も少なくなかった。音出し禁止を受け、山車の出し物は近隣に住宅がない「びわこ・草津キャンパス」(草津市)に移った。
 学友会は「学生だけが楽しむのではなく、地域と融和した学園祭を目指す上での判断だった」とする。一方、和太鼓サークルのメンバーらは「ショック」と残念がり、別の学生は「学生文化の発露の場である学園祭が自由でなくなるのはおかしい」と話している。

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だそうです。
学園祭って、ある程度騒がしくて当然のものじゃないですか?
他の音出しサークルも同じく、今年は体育館内などで演奏するそうです。
屋内のイベントって、特に学生以外だと入りにくくなるような気がします。
屋外で音が聞こえるからこそ「おっ、何やろう?見に行ってみよう!」という人が集まって祭が盛り上がる、それこそが地域と融和した学園祭だと思うんですよ。

日頃からうるさいのならともかく、太鼓の練習は全て室内で行っていて、実際に屋外で山車に載せて鳴らすのは本番のたった数時間だけです。
それは他も同じで、今まで上手くやってこれたのに、突然「~デジベル以上はダメ」という余計な規制が設けられ、去年は何とか催行出来たという状況でした。

もちろん本番の騒がしさは認めますが、こんなに簡単に伝統が潰えてしまったのは、先日の時代祭で太鼓を叩いた身としては何とも悲しいものがあります。
おそらく学園祭は今後ますますつまらなくなっていくでしょう。
随分と無粋な世の中になったものです。


写真は昨年の撮影分より、真如堂の紅葉。
もうすぐ紅葉シーズン到来。叡電も昨日からライトアップを始めたようです。