BES大山(鳥取)

鳥取県大山周辺に関する日々の情報、お知らせなどを載せています

大山の背比べ1

2006-08-08 09:07:33 | 歴史・文化
むかし、韓の国の神様がおられました。
神さまは日本の国の山と背くらべをしようと思いつき、
自信たっぷりに韓山を舟にのせて日本海を渡って来ました。
やがて、伯耆大山の雄姿がみえてきたころ、
神様は大山のあまりの大きさにおどろき、
とてもこれにはかなわない、と山をそこへ捨てて
韓の国へ帰ってしまいました。

それが孝霊山(高麗山)と呼ばれている、大山の手前にそびえたつ山のことです。

日本と韓国は昔から身近にあり、
朝鮮半島の高麗(高句麗)と交流があったことを示しています。
大山の麓には、妻木晩田(むきばんだ)遺跡をはじめとする数々の遺跡があり、
朝鮮半島との古代の交流を物語る遺構や遺物が発見されています。

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8時現在の気温は27度
大山の方は雲一つありません。
だだ、気温が高いようで遠くの景色を見る
…というのには少し色が霞んだように見えます。

大山高原クロスカントリー

2006-08-07 08:08:51 | イベント情報
大山高原クロスカントリー

記念すべき第1回目の大会。


山陰両県を中心に多くの参加者(約600名)が集まりました。
コースは、1.5km 3.0km 4.5km で総合体育館がスタート地点。
豪円山スキー場を一周し、戻ってる1.5 km コース。
アップダウンのある中を選手それぞれが疾走しました。

この日の気温は28℃(午前10時)
中にはあまりの暑さに気分が悪くなった方もいたようですが…

他には参道での転倒や、
ユートピアコースの三鈷峰での怪我人などが…
今日の気温は8時現在で26℃ですが、
これからまだまだ気温が上がりそうです。

体調管理には十分注意して下さい。

阿弥陀堂

2006-08-06 08:31:14 | 歴史・文化
大山寺の歴史は古く、奈良時代まで遡ることができます。
修験の山として開かれた大山は堂や院が多数建てられ、
大山寺と呼ばれるよう になりました。(此処では、総称しての大山寺について)

大山寺の中の堂の一つに「大山寺阿弥陀堂」があります。
阿弥陀堂は名前から分かる通り、
阿弥陀如来を祀る建物として創建されました。

享禄2年(1529)の災害の際に流失し、天文21年(1552)に
古材を利用して移築再建され、現在に至っています。
使われている古材も時代が経つにつれ、遠い地方のものが使われています。
輸送手段が後の年代になると次第に発達したことが分かります。

それから、「あみだくじ」は知っているでしょうか?

線を引いて下に当りや外れを書き、その線を選ぶくじですが、
この形式のくじは室町時代から行われていました。

この「あみだくじ」は、「網の目のようなくじ」…ではなく、
今と昔では線の引き方が異なっていました。
当時は、現在のように線を平行に引くのではなく、
放射線上に線が引かれていました。

この様子が、阿弥陀如来の後光に似ていたことから、
現在の「あみだくじ」と呼ばれる由来になったと言われています。

もし、何かの機会に阿弥陀仏を見る機会があれば、
後ろにさす光も見てみて下さい。

清浄地蔵

2006-08-03 08:41:31 | 歴史・文化
横手道を下った水飲み場(延命水)の横には
清浄地蔵と三輪平太の墓があります。

三輪平太とは、昔、大山寺本殿造営のために京都から来た大工の棟梁です。
しかし、建前の前夜にあまりの出来栄えに妬みを受け、
地元の大工によって本殿の柱の一部が切られてしまいます。

そこで、仕方なく全部の柱を短くして本殿を建立しました。
完成後、その責任を感じこの地で切腹したと伝えられています。


大山の背比べなど、大山領のあまり良い伝説が無いような…

湧き水

2006-08-02 08:39:56 | 自然情報
今年は梅雨が長く続き、中国地方での梅雨明けも7月30日と
例年より約2週間、遅くなっています。

梅雨が終わったと思えば、次は猛暑
此処、大山でも8時現在「28℃」ほどあります。
市街地の方と比べると2~4℃程度涼しいはずですが、
それでもやっぱり暑く感じてしまいます。

此処では大山周辺にある冷たい湧き水を紹介。

清水(大山寺)
大山の中腹にあり、奈良時代金蓮上人の開山といわれる古刹で、
山岳仏教の修験場として隆盛を極めました。
朱塗の本堂は1951年再建のもので参道途中の手水鉢に
湧水を引いたと言われています。

延命水(大山寺~桝水 間)
桝水高原から大川寺に向かう途中の道路沿いにあり、
水盆の上に清水が流れている。
周りには地蔵、石碑があり古来より信仰に
培われてきた水であることが見てとれます。

枡水(桝水高原)
いつの頃から知る由もないが、この地に小さな水溜りが出来た。
年中水量が枡で、計ったように変わらぬので、桝水と呼ばれている。
真清水から来るという説もあります。

この他にも、大神山神社などにも、湧き水があります。