BES大山(鳥取)

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赤松荒神祭

2008-03-03 14:11:53 | 歴史・文化
と、言うことで大山からは少し離れますが地元のお祭り。
赤松荒神祭(大山町赤松)が3月2日に行なわれました。

このお祭りは、承応3年(1654)に大干ばつが起き、雨乞いを氏神様にしたところ、
「閏年の2月2日(旧暦)に五穀豊穣と村の繁栄を願って大蛇を奉納せよ」
とのお告げを受け、現在に至ります。

恐らくは、赤松の池があったことから蛇=神…と言うのも関係するのでは?
竜と大蛇1(2007-09-12)竜と大蛇2(2007-09-13) 参照

大蛇の製作に使う藁は各家から30束づつ持ち寄ります。

藁を編む人、鱗を作る人、昼食の準備をする人、
後は30~90代まで多くの人が携わっています。
行って見たときには60名弱の方が作っておられました。
和気藹々とお話をしながら
伝承中。後ろが若手(30代)の一人
設計図。作られたのは2004年…のはず。

設計図はありますが、20m ~35m …と、
年によって長さが微妙に変わります。
ちなみに今回は28m で、太さも少々細め(?)。設計図は、
神主さんの代替わり(1992)から作られた…はず。

上には61本(?)の御幣が大蛇の頭に差してあり、
これは氏子(家)の数だけ本数が用意してあります。
完成!

気力が在れば大蛇の胴体が太く、体長も長くなります。
ちなみに、この余った藁は乗馬センターさんが引き取り。
し出しも乗馬センターさん。

その後、集落を練り歩き、神社へ奉納して神事が終了。
どれぐらい歩くかはその時の気分次第。
下まで行って上に戻って来る(約1km)時もあれば、
数回下へ上へと練り歩く(約3~5km)事もあったり。

担いでいる人に言わせると、疲れて動けなくなったら終り。
…とか言う結構大雑把なものらしいです。今回は2km(?)弱。
後ろに微妙に映るのは…
ちなみに、大山自然歴史館 館長の撮れたてアルバムにもお祭りの様子が。

8時の気温0度、14時4度。天気は雪→雨。積雪145cm。
3/3 頂上小屋利用可。

昨日のスキー場利用者数は国際で1100名、上の原・中の原で1200名。
10時と15時に怪我が集中して国際で12件、上の原・中の原で6件とか。

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