多摩の神社準備室

偽神道家「掃部助」と申します。
旧武蔵国多摩郡の神社を紹介していきます。
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多摩市「唐木田稲荷神社」

2010年05月28日 | 神社
唐木田稲荷神社 

鎮座地 唐木田1-13

祭神 倉稲魂命(うかのみたまのみこと) 
   猿田彦命(さるたひこのみこと)
   大宮売命(おおみやのめのみこと)

例大祭 9月第二日曜

解説 
創建年不詳。
棟札には文化9年(1812)再建とある。
宝暦13年(1763)筆の「落合旧記」という文献にも記載されており、創建はそれ以前と思われる。

かつて例大祭は2月初午であった。
前夜廻り宿で宴会を行い、当日は五色旗を立て、ツットコに尾頭つきのいわし・赤飯・強飯を供え、子供は賽銭箱を担いで村内を回り賽銭を集めたという。

摂社に金精神がある。
不妊の女性が性器を当てると子宝に恵まれるという。 

なお当社付近についても、いくつかの伝説がある。かつて当社のあたりは「稲荷の森」と言われ、美しい娘に化けて村人を池に誘い込む大蛇が住んでいた。
村の若者清左衛門によって退治されるが、清左衛門も目が見えなくなってしまったという。 
また、中国で唐王朝が滅亡した際、阿部仲麻呂の子孫が、唐王朝の王女を助けて日本に亡命したという。
彼等の子孫が当地に入植したため、地名が「唐から来た」がなまって唐木田になったとの事。


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