アニキ番の1人語り

デイリースポーツのトラ番記者

真実。

2009-09-01 22:22:19 | 日記
 9月です。ついこのあいだまで、沖縄キャンプで泡盛を飲んでいたと思ったら、もう紅葉の季節…。あっと言う間に今シーズンも終わり、また秋季キャンプで安芸へ向かう。1年は本当に早い。歳を重ねるごとに、1年が早く感じるのは僕だけでしょうか。

 この仕事をして14年になりますが、スポーツに関わっていても、人の生死に直面することがあります。先月27日(木曜日)の横浜スタジアム。バックネット裏の記者席からマウンド上、三浦大輔投手の好投をため息混じりに見ていたさなか…まさかの惨事が起こってしまった。8回。代打桧山選手が二塁打を打った直後。ライトスタンドから1人の男性が5メートル下のグラウンドに転落。心肺停止状態で記者席裏の医務室に運ばれ、救急車で搬送されました。医務室の前で泣きながら父親の回復を待つお子さんを見て、胸が締め付けられました。僕と同年代(36歳)。他人事ではなかった。試合後、阪神ナインも皆、悲痛な表情で球場をあとにした。金本選手、新井選手も「その後、どう?脈は?意識は戻った?」と翌日の巨人戦前もずっと男性の容体を案じていました。

 本当に残念でなりませんが、2日後の8月29日、男性は横浜市内の病院で亡くなられました。野球場で、あってはならない悲劇。気持ちの持っていきどころがありません。


 先日の横浜遠征。僕は新井選手と一緒にいることが多かった。2戦目の夜、馴染みのお寿司屋さんへ行ったんですが、そこで、新井選手が、携帯で僕のブログを見ながら、読者の方のコメントに共感していたことをお知らせしておきます。食事の合間、皆さんのコメントを目に通していましたが、とりわけ、〈川西のアニキファンさん〉の意見には「この方の言うとおりだと思う」と強く反応していましたよ。

 ここで、新井選手とお寿司屋さんで交わした会話の中身を少し紹介しましょう。前回のブログでも書いたことですが、タイガースの選手は、観客動員日本一(8月28日にセ・パが今季の観客動員数を発表。両リーグトップは今年も阪神タイガース=1試合平均4万1200人=でした)のファンと、“世界一多い”マスコミ陣に囲まれ、常にそのプレッシャーの中でプレーしている。新井選手は「阪神は、本当にすごいところ」とファンの存在に感謝すると同時に、改めて“雑音”の多さに苦笑していました。そして、新井選手が真剣な表情で、僕に意見を求めたことがあります。金本選手のことです。以下、新井選手の言葉をそのまま書きます。

 「最近、金本さんのタイガースへの貢献度を忘れてしまったかのような論調がありますが、それだけは本当に許せない。誰のおかげでこのチームは強くなったのか。02年のオフに星野さんが金本さんをタイガースへ引っ張ってこられて、明らかにチームが生まれ変わった。岡田監督も本当に金本さんを信頼されて、一度も4番を外さなかった。2度の優勝は、金本さんなくしてあり得ましたか?そんなこと当たり前過ぎて、誰も疑わないはずですよね。多くのタイガースファンの方が夢を見ることができたのも、金本さんの加入なくしてあり得なかった。それを、少し調子が上がらないと、手のひらを返したように、急にたたき始めたりするマスコミがあったり、心ないヤジを飛ばす人がいたりする。新聞でも放送でも、金本さんのことを何も分かってない人ほど、無責任なこと書いたり、言ったりしてますよね。選手は皆、記事やブログ、読んでますから。それ、目の前で言ってくれます?と言いたくなることもある。公平に見て、風さんのブログにコメントされている方は、本当のタイガースファンだと思いますよ。言葉に愛情がある。プロである以上、結果で判断されることは、やっている選手たちも重々理解しています。皆、生活をかけてやってます。自分も、本当のファンの人たちに何度助けられたことか。また、そういう人たちがいるから頑張れるし、そういう人たちがいるからこそ、結果が出なかったときは、『申し訳ない』と思う。金本さんだって、きっとそうです。それと、ファンの方に知っていていただきたいことは、一緒にプレーしている選手がどれほど金本さんを尊敬し、慕っているかということ。僕だけじゃない。皆です。金本さんがタイガースを強くしたことを忘れないで欲しいし、もちろん、今も、金本さんの野球に対する姿勢から、選手が学ぶべきことは多い。風さん、どう思います?僕の言ってること、間違ってますか?」

 僕は箸をとめ、新井選手の言うことをジッと聞いていました。それから、「全然、間違ってないよ」と返しました。新井選手との私的な会話をブログに載せちゃっても大丈夫なんですか?と心配される方もいらっしゃるかな。大丈夫です。偉そうに言う訳ではありませんが、新井選手と僕には「信頼関係」があります。その上で、今回は、僕自身の判断で新井選手の言葉を載せることにしました。

 さて、ここからは少し僕の意見を書きます。コメントを下さった〈だいさん〉が心配されていたこと「一体いまアニキに何が起きているのですか?」についてです。

 金本選手が22日の広島戦(京セラドーム大阪)の8回に併殺に倒れ、悔しさから、自らバットをたたき折りました。僕は記者席から一部始終を見ていました。もちろん、記事も書きました。

 阪神関連のサイト等でも、賛否両方の書き込みを目にしました。
 否の方は、だいたいこういう意見。
 ◎道具を大切にして欲しい。
 ◎バットの職人さんに謝って欲しい。
 ◎子どもも見ているんだから、夢を壊さないで欲しい。
 など。

 あとは僕への批判。
 ◎美談として伝えるのはおかしい。
 ◎ヒーローはサヨナラ安打の桧山選手だろう。
 ◎なぜ、1面にするのか。
 など。

 あの日の試合後、これから“色んな声が出てくるんだろうな”と思いながら、京セラドームの記者席で「1面」を執筆していました。

 先にも触れましたが、あの行為を批判する人はいます。報道関係者の中でも批判する人がいると伝え聞きました。

 ま、吉田風記者は金本選手の“味方”だから擁護するんでしょう―と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。繰り返しになりますが、色んな意見はあっていいと思います。でも(これは、本日付のデイリースポーツのコラム「アニキ徹底追跡」でも書きましたが)、
 《物事を表面だけで見ると、真実を見誤る》
ということだけは言いたい。
 おそらく皆さんよりは少しだけ金本選手のことを長く近くで見てきた僕には、やはり僕なりの意見があります。それを他の人に押しつけるつもりはありませんが、真のタイガースファンの方には、あまり短絡的な思考をして欲しくないというのが、僕の本音です。

 まず。金本選手は道具を大切にしない人だから、バットを折ったんでしょうか。「道具を大切にして!」という意見の方は、“結果的に折ったんだから、大切にしてないということ”と言われるでしょうね。

 本来、金本選手には“バットをたたきつけることができない”深い理由があります。東北福祉大時代。金本選手は、4年の秋に、球審の判定を不服として、グラウンドにバットをたたきつけたことがあります。野球用具に当たったことは、あとにも先にもこの一度だけだったんですが、これが当時の伊藤義博監督(故人)の逆鱗に触れ、「ユニホームを脱げ」と即刻、退場を命じられました。金本選手は黙ってベンチへ下がった。ユニホームを脱ぎ、1人、球場をあとにした。もちろん金本選手は中心選手。91年の全日本大学選手権の決勝戦(神宮球場)で決勝タイムリーを放ち、福祉大を悲願の初優勝に導いた主砲です。その中心選手に対して、伊藤監督は相当な覚悟を持って「ユニホームを脱げ」と言った。

 毎年、交流戦(楽天戦)で仙台へ行くたびに、金本選手は仙台市内にある伊藤監督のお墓を参ります。僕もここ数年、金本選手に同行して、お墓を参っています。
金本選手が学生生活を振り返るとき、高校時代より、圧倒的に多く大学時代の話をしてくれるんです。「自分のことを信頼し続けてくれた」という伊藤監督への恩義は、金本選手の心の中で、おそらく野球を辞めても、薄れることはないでしょう。一番の恩師からの「教え」が金本選手にとって、軽薄でないことは、想像に難くない。「恩義」を人一倍重んじる人ですから。

 相手に対する礼儀もそう。選手生命を脅かす頭部死球を受けようが、どれだけ危険な球を向けられようが、相手投手を恫喝したことは一度もない。それどころか、逆に恐縮する相手投手を気遣い「次からもどんどん投げてこいよ」と声をかける。“ええ格好”だけで言えることでしょうか。

 何を言いたいか。「用具を大切にする」とか、「子どもが見てるから」とか…言わしていただけるなら、そんなことは、金本選手が普段から「何よりも重んじていること」なんです。金本選手の行動を間近で見て、言葉を間近で聞いているから、分かります。“ひいき目”でも何でもないですよ(笑)。金本選手が、簡単に信念を曲げる人に映りますか。

 ファンの方には、テレビ画面を通して、よく金本選手の野球用具を見て欲しいと思います。グリップの太さを0・1ミリ単位までこだわるほど、1本のバットを慈しむ選手です。かつて、あるメーカー担当者も「そんな選手には会ったことがない」と言っていました。革手袋の赤い染料が、幾十にもバットに染みこんでいるのが分かります。試合後のスイングルーム。遠征先のホテル。自宅…。鏡の前で、金本選手はバットを握り、人の倍、いや3倍、相棒を振り込んでいる。グラブを見て下さい。広島時代から使い込み、疲弊しているのが画面でもはっきり分かります。メーカーさんが「新しいものを」と打診しても、シーズン後にメンテナンス(継ぎ接ぎ)を依頼し、愛着を持って、ずっと変えずに大切に使用しています。

 《用具は、金本選手の肉体の一部》なんです。

 そんな金本選手がヘルメットを投げつけ、バットを折った。

 金本選手は、自らの手で、自らの体を殴ったんです。

 それが僕の見解。

 もちろん、そこには僕も正確には推し量れない金本選手の感情があったと思う。ただ1つ言えることは、あの併殺打だけが悔しくて、あの行為に出たという見方は違うということ。今年のシーズン、100数試合の中で、鬱積した感情が一気に吹き出したものだと思います。正直、僕の知る範囲でも、あまり詳しく言えない部分もありますが、金本選手は今季にかけていましたから。半端なく、かけてましたから。自らの選手生命を全てかけるぐらいの気持ちで今季の開幕を迎えましたから。

 巨人に最大13ゲーム差を跳ね返された昨年の屈辱を胸にスタートした09年。

 「今年は、なにがなんでも勝ちたい。阪神ファンを喜ばせなあかん」

 開幕前、一緒にお酒を飲んだときに金本選手はそう言っていました。

 4月。4割近い打率を残し、本塁打も3日で6本という離れ業。他の選手が出遅れる中、孤軍奮闘でチームを引っ張った。オフには2度目の左ひざ手術。1月後半に発症した右足内転筋の痛みが癒えず、オープン戦で一度も守備機会を得ないまま「ぶっつけ本番」で開幕に臨んだ。それでも、「絶対に優勝してやる」と、気力で体の痛みを振り払っていたことも知っています。


 当日、京セラドームの内野席で親子で観戦していた方があるサイトに投稿されていました。
 「私の子どもがとても怖がっていた。二度とあんなことはやって欲しくない」と。
 申し訳ないですが、このお父さんに対しては、1つ提案があります。
 子どもと一緒にあのシーンに遭遇した父親としての役割は「金本選手って乱暴な選手だね。怖かったね。かわいそうに」とだけ語りかけることでしょうか。僕は、違うと思います。どうして金本選手はあんなに悔しがってるのか。どうして、大切な道具を投げつけてまで、自分自身に怒りをぶつけているのか。答えはでなくていい。でも、子どもさんと一緒に考えていただきたいんです。「バットを折る=悪い」なんて、誰でも教えることができます。お子さんの年齢は分かりません。今、理解できなければ、もう少し大きくなってからでもいいと思う。実際に親子で球場に足を運ぶ方ですから、野球に関心のある方だと想像します。実績のない若い選手が自暴自棄になってバットを折ったのとは訳が違います。長いプロ野球の歴史においてその名を後世に残し、どんな痛みにも耐えタイガースを支え続けた選手が、プロ人生で初めて見せた激情の意味を、あの一場面(表面)だけをとって、大切なお子さんに語り継ぐのは、本当にもったいないことだと思います。

 話は少し違うんですが、昔、南海のバナザードや近鉄のブライアントといった外国人選手が、三振したあとに、よく自分の太ももでバットを真っ二つにへし折っていましたが、そんなシーンを見て「道具は大切にするもの。けしからん」なんて云う人は、僕の周囲にはいなかったような気がします。プロスポーツは、ときに子どもにとっては残酷なシーンに出くわすものです。僕も小学生のころ連れて行ってもらった日生球場での近鉄対ロッテ戦で、乱闘騒ぎがあり、もの凄く怖い思いをした。ごっついカラダの大人たちが、殴り合っているシーンは、今でも瞼の裏に焼き付いています。だからと言って、その後の人生、運動部などの活動で、乱闘を正当化しようと思ったことなんてありません。

 プロスポーツの舞台がときに“戦場”と化すということは、成長過程の子どもに、色んな意味ですごくいい勉強になると思う。僕の経験したサッカーでも、プロの世界で、衝撃的なシーンを何度も見せられた。
 例えば、1994年1月16日。当時大学3年の僕は、Jリーグチャンピオンシップ(野球でいう日本シリーズ)ヴェルディ川崎-鹿島アントラーズの第2戦をテレビ観戦していた。そこで、あのジーコ選手が、信じられない行動に出た。後半36分、鹿島のDF賀谷選手のプレーに主審がPK(反則で与えられる相手へのアドバンテージ)を宣告。川崎の三浦カズ選手がPKを蹴ろうとしたそのとき、ジーコ選手はボールに歩み寄り、ツバを吐いた。びっくりした。サッカー経験者にとって、ジーコは神様。でも、僕はその行為に対して、一切嫌悪感を覚えなかった。“子どもたちが真似するからやめて”とか、“汚い行為”だなんて、思わなかった。それよりも、ああ、ジーコは本気なんだと思った。神様ジーコにとっては、めちゃくちゃ格下の日本サッカーの舞台。それでも、ジーコにとって、グランドはどこも、生きるか死ぬかの“戦場”なんだと、思った。実際、ツバを吐く行為そのものが、褒められたものではないことくらい、僕も分かっている。でも、僕なら、あのシーンを子どもに伝えるとき、「ジーコは最低な人間。あんな人間になっちゃダメだ」とは、伝えない。

 ジーコはレッドカードを受け、退場になった。腕に着けたキャプテンマークを外し、ピッチをあとにした。そして鹿島は負けた。これはのちに関係者に聞いた話ですが、ジーコはロッカールームで泣いていたという。優勝したときの為に、自ら準備していたシャンパンを、泣きながらチームメートについだという。

 金本選手は、阪神タイガースでもう一度優勝したいと強く思っています。身体は満身創痍です。日々、痛む身体との戦いでもあると思う。こんなこと、僕が言うと、おそらく金本選手から怒られる。“余計なことは言わなくていい”と。
 でも、真のタイガースファンには、知っておいてもらいたい「真実」もありますから。

                      2009年9月1日  吉田 風

27 コメント

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Unknown (そうたん)
2009-09-01 23:49:45
風さんこんばんは。私自身も阪神ファンは怖いなと思う時があります。野次を聞いていて悲しく感じる事もあります。今シーズンの新井選手を見ていて、大事な所で打てない試合がたくさんありましたが(新井選手ごめんなさい)私はそういう時胸が締め付けられる思いになっていました。本人が一番結果を出せないことに悔しい思いをしているだろうし、不甲斐ない気持ちで一杯なのを感じるから、テレビで見ていて辛くなっていました。金本選手のこともそうです。だから今日の試合のように打ってくれると自分のことのように嬉しいです。ここまで書きながら申し訳ないですが、選手の中で金本選手、新井選手を特別応援しているわけではありません。でも心無い野次を飛ばすファンばかりではない事を新井選手がちゃんと理解されているのは嬉しかったです。
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Unknown (のゆみ)
2009-09-02 00:47:32
最後ちょっと涙が出てしまいました…
なんて書くと安っぽくて嫌なんですがすみません。
あの時の金本選手を見た時正直驚きました。東北福祉大学の監督さんとの逸話は知っていたから。
でも悔しくて不甲斐なくて自分に我慢出来なかったんだろうとも推測しました。
あの場面、1点でも入れば9回は球児投手が投げてセーブが付く。阪神が今季まったくできていない一番阪神らしい勝ち方ができる。それで乗って行きたい、そう主砲が考えて打った。でもそうできなかった。
風さんの金本選手の体が心配になった、と言う文章は風さんにしか書けないですね…デイリー紙上ともども貴重なお話、ありがとうございました。
今季も最後まで応援したいと思います。
また新井選手とのお立ち台も楽しみにしてます。
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吉田風さん、ありがとうございます。 (しょうこ)
2009-09-02 02:47:37
吉田風さんの文章を読んで、涙が止まりません。貴重なお話が聞けて光栄です。

あの日、京セラドーム3塁側で応援していました。金本選手の一連の行動を見て、震えました。恐かったからではありません。心臓が捻れるような悔しい気持ちが伝わってきたからです。私の周りでも、「あれはあかん」って怒ってる人がいましたが、「違う、金本さんはそんな人じゃない」ってずっと言い続いていました。金本さんの真意はもちろんわかりませんが、私はそう思いました。

少なくとも、金本選手をずっと見てきたファンにはちゃんと伝わっています。私は広島時代からずっと見てきました。金本選手が阪神に来てくれた時は、本当に嬉しかったし「これからタイガースは変わる!」ってワクワクした気持ちを今も忘れてはいませんよ。あの時、この人に着いていこうって決めたんです。

打っても打てなくても金本さんがそこにいる、それだけでどれだけ感謝したかわかりません。長いシーズン、打てない時期があるのは当然ですし、それでもやっぱり金本さんはすごいです。相手チームに与える緊張感も、世界一なんじゃないかと思ってます。

心ない野次に本当のファンも心を痛めています。野次ってる人に限って、「この人野球をわかってるのかな?」って人が多いんですよね。

周りに野次ってる人がいると、その声に負けないように「まだいけるー!」「頑張れー!」「大好きー!」(笑)って叫んでるんですが、その声も選手に届いてるといいなといつも思っています。

なるべく汚い言葉は選手の耳に入れたくないです。選手は命をかけて、私達ファンに感動を与えてくれてるんですから。

チームがどんな状況でも、信じて諦めずに応援し続けているファンも沢山いる事を、金本さんや選手の皆さんや、吉田風さん含め色んな方がわかってくれている事を願います。

長々と失礼致しました。これからも吉田風さんの記事を楽しみにしています。
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ファンの品格 (つる)
2009-09-02 02:57:30
風さん、ブログの更新ありがとうございます!

泣けました(ToT)

金本選手のあのシーンを見て、私は『あぁ、この人は本気なんだ!』と
感動しました

一部の心ないファンの言動には、選手同様、同じ阪神ファンも心を痛めています
野次や罵倒を、叱咤激励と勘違いしている人が、いかに多いことか…

昨年、滅多に行けない甲子園での観戦で阪神が勝ってくれたのですが…
後ろに座っていた阪神ファンの野次のせいで、勝利の喜びも吹っ飛びました
試合開始から終了まで、成績不振の選手の悪口三昧
彼が凡打したら、『ほら、やっぱりな~』みたいな調子でしたから…

先日、阪神から他球団に移籍した選手のブログを読みました
チャンスで代打起用されたものの結果を残せず、
試合後も意気消沈してロッカールームに残っていたら、
スタンドから、自分の応援歌が聞こえてきて感動したとのこと

こういうサポートをするのが、本当のファンですよね
『阪神から移籍してよかった』
なんて思われたら、悲しすぎます
ファンのマナー向上を願っています
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届けこの声援 (たける)
2009-09-02 04:42:56
風さんこんばんは。
いつも楽しく拝見させていただいています。
投稿は初めてなので失礼がありましたらスミマセン!

今年の最下位を争ってる時期、
まだ優勝諦めてないの?と知人に言われました。
さすがに大きな声で優勝を口にすることはできなくなりましたが
「シーズン」を諦める気持ちは全くありませんでした。
それはここ数年の阪神…金本選手が加入してからの阪神が
「このままでは絶対終わらない!終わってたまるか!」という試合を
見せてきてくれたからです。
だから新井選手がご心配されてるような事は無いです。
純粋に一試合一試合を大切にしているファンは
金本選手に感謝しているハズです。
その気持ちは本物だし忘れることなんてありませんよ。
なんで僕がムキになってるのかというと、
純粋な声援より心ないヤジが選手の心を埋め尽くしてしまうんじゃないかと不安だからです。

ファンが一番悲しいのは一生懸命頑張ってくれている選手の皆さんに
阪神の選手であるが故に余計なことで悲しい思いや
ツライ思いをさせてしまうことです。
そういう僕自身もブチブチぼやいてしまう事があるので
偉そうには言えませんが…(すいません)

だから他の方がコメントされていたように
そんなヤジや論調等に負けないぐらいの応援で
我々もチームを支えていけるようにしていきたいですね。
選手の皆さんの意識をヤジに独り占めされてるとか
なんか悔しいじゃないですか(笑)
今シーズンも残り少なくなってきましたが
風さんにはいつも感謝しています。
選手とファンの間で大変だと思いますが
これからも真実を伝え続けてくださいね。
長文失礼しました。
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さすが風さん (あらかねマニア☆)
2009-09-02 05:18:28
新井さんの熱い気持ち教えてくださってありがとうございます。
前回の風さんの記事に私はコメントしてないんですけど(言葉が見つからず書けなかったと言うのが本当で…)。
私が金本さんの応援をしていると分かった上で、私にフルイニのことを含め色々言ってくる方もいます。
私に言ってもどうしようもないだろう、とかなりむかつく気持ちを持ちつつ、正直相手にせずに放置してます。
そんな人に私が熱く説明しても何も受け止めてもらえないと分かっているから。
けれど金本さんが与えてくれた影響、本当はみんな分かっているはずなのに、とても歯がゆく悔しいです。
私自身、金本さんがタイガースに来てくれたからこそこんなに応援する事もできているし、野球を今まで以上に深く見ることにもつながっているし、新井さんのファンにもなれたし、もちろんタイガースの2回の優勝も、暗黒時代からの脱却(負けることが普通でなくなっている)などなど、本当に感謝する事ばかりなんですけどね…。
逆にカープ(カープファン)に申し訳ない気持ちになる事はあったり(苦笑)これは新井さんのことを含めて、私がカープも好きだから余計に・・・かな。(すみません)
でも、だからこそお2人の活躍があった上での優勝、日本一を絶対見たいんですよね~。
タイミングや戦力からして優雅に過ごせるほどの猶予がないことも良く分かっているので、今年はCS出場として、来年は必ず…と願っています。
ちなみに球場で出くわす失礼な野次には、さらに熱い応援(声援)をして圧倒させる作戦(笑)で、頑張ってます♪
これは結構効きますよ(^^)


あと、京セラでの金本さんのバットの件。
ここ数年、毎回ちょうど夏ごろの記憶ですが、毎年1度位の割合で金本さんがバッティンググローブや、ヘルメットを投げた事があったと思います。
毎回そうなんですが、今回もテレビで見ていて個人的には「ドキッ」として緊張感を持ちました。
決して嫌な気持ちとかではなく、心配と言うか、かねもっさんの心情を想像してとても苦しく、なんだか辛い気持ちになりました。
本当の金本さんの気持ちは分からないので、あくまでも私なりの想像の中ですが。
今日の紙面にもあった風さんの記事を見て、さすがだわ~、と思いました。
風さんが書かれてた大学時代に監督に激怒されたお話、本などで読んで知っていましたし、金本さんが感情だけでそういう行動に出る人ではないという事は重々分かっているつもりだし、金本さんが普段から見られる意識を強くもたれているという事も…。
私も金本ファンだからの擁護でしょ?と言われそうですけど、これについても話を聞いてもらえない(だろう)人に関してはもう諦めてしまっていて…。
金本さんに限らないんですけどね、いろんなチームの選手について、私も記事やブログでしか知らないけど、噂や印象だけでいろんな事を決め付けて話をされると、とても複雑な気持ちと言うか話している相手が友達なのに残念な気持ちになるというか。
人生かけて野球をやっている人に軽々しく良く言うなぁ、と。(野球にも限らないですが)

やっぱり思っていることを伝えるのはかなり難しく、今日も納得がいく事は書ききれませんけど、毎回書く通り、私は応援する事しかできなくて、その声が少しでも選手の皆さんの力になってくれれば幸い。
野球ファンみんなが同じように野球を見ているとも思っていないので、適当にと言うか(笑)野次とか文句だけいっちょまえな人はそういう人なんだとやっぱり割り切っていきます。
もちろん私のつたない弁論で伝えられる人には伝えていきます!!
風さん、また何か誤解が生じてしまった時には、ぜひデイリー紙面、ここのブログで発信してくださいね。
よろしくお願いします。

最後になりましたが。
横浜スタジアムの男性について、衝撃的で本当に驚きました。
残念な結果になってしまいましたが、心よりご冥福をお祈りします。

返信する
金本さん・・・ (阪神ファン)
2009-09-02 06:39:17
本日も「大人」向けの濃い内容でした。
更新ありがとうございます。

まずは横浜戦でお亡くなりになった方の
ご冥福をお祈りします。

実は、絶対生きて欲しい、絶対大丈夫・・・

ファンからすれば娯楽の場
皆が楽しむ野球場でそんな事はないよ・・・と信じていたのでとても残念です。

最初は係員の「大丈夫ですか、どうしましたか」の問いかけに「自分で落ちた」と
自分で言葉も喋れていたようです。
その後意識不明になってしまったようですが。
他人ながら静岡から観戦に来ていたようで
本当に残念でなりません。
これからも空の上から野球を楽しんで欲しいと思います。

そして金本さんの話題。
新井さんの話題。

バットを折った件。
自分自身を叩き折るほどの抑えきれない感情・・・
辛いですね。

あのシーンは熱くなりました。。

自分は阪神で嫌いな選手はいません。
皆に感謝しています。
もちろん最近阪神に来てくれた
新井さんも平野さんも阿部さんも皆。
生え抜きとかそういうのも全く関係ありません。

たまに試合中に一時的に
おいおいそこは頼むわ・・・
と思う事もありますが。

でも、唯一金本選手には感謝を通り越して
ファンの自分達からも恩返しをしたい選手です。

誕生日の時はみんなでハッピーバースデイコール。
兄貴コール、兄貴への声援。


彼が凄く努力をし、チームでの仕事に貪欲で
謙虚な人だからこそファンの自分達は全ての力で兄貴をフォローし万全で戦って欲しいのです。

ましてや今年は世界旅行のプレゼント。
あれは本当に泣けました。
ぜひとも金本ファンを引いて頂いて
ファンに旅行を楽しんで来て欲しいです。

金本さんは凄くファンや遠くても近くても
自分に関わる人を、持て成す人ですね。
そういう部分は関心させて学ばせて頂いてます。

今の若い人達は自分で見たり感じたりしていなくても、安易にお手軽に過去や今の情報も手に入るし、自分が最高の采配の出来る阪神の監督気分なんで(それ自体を否定する気はありません)、無責任に一瞬の派手な表面だけ見て、噂や他人の意見に振り回されて、綺麗事や長い目で見ずに「評論」してまってるところがあると思いますね。


ヘタするとちょっとスランプなだけで兄貴に八つ当たりしてる人だっていそうなもんです。
こうなってくるとどこのチームのファンより危険なのは確実です。

自分も阪神以外のチームのファンの友人がいますが、さすがにここまでチームに貢献した人を現役時代や引退後も批判してる人なんて阪神ファン以外にいませんよ。
(もっと練習してくれてればもっと活躍出来たはずなのに・・・残念だ・・・とかならわかりますけどね)

期待を通り越して「愛憎」なのか、
ただの一部の金本の気持ちなど何も感じようとしてないニワカ阪神ファンなのか・・・。

自分の友人は金本は王さん長嶋さんクラスの選手でしょう、今更フルイニング批判されるなんておかしくないか?主力が休まない怪我しないなんて最高に有り難いことなんじゃないの?ましてやフルイニングについて阪神ファンが言ってるなんておかしくない?
俺は金本には行けるとこまで行って欲しいね!と阪神ファンではないあるチームのファンの友人は不思議そうに言ってましたよ。


調子が悪くても生え抜きだからだの、
○番でもFAで来た人だの・・・
元広島だの元オリックスだの
本当にどうでもいい事です。


あと心無い野次。
自分も近くで聞いてしまった時は
情けないやら金本に申し訳ないやらで・・・。

しっかりせー!とかなら何も動じないでしょう。彼は鉄人ですから。

ただ、差別的な誹謗中傷。
同じファンとして情けないし不愉快です。

こればかりは阪神ファンの人格を疑われても仕方ありません。

金本さんに関しては動じず我が道を進んで下さい、としか言えませんね。

思慮深く、色々な物事の仕組みをわかってる人だからこそ外野の雑音は無視して自分を見失わず野球をしてくれたらそれでいいです。

最後に
阪神の野球を面白くしてくれたのは
金本という存在がいたから。

これは星野さんの功績、岡田監督の功績と共に後世の球界で語り継がれるでしょう。


ところで最近はチームの雰囲気もいいし強いです。
今日も波に乗って勝ちましょう!
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ありがとうございます (Poldi)
2009-09-02 10:45:37
はじめまして。風さんのブログ、いつも楽しみにしております。まずは、先日の横浜スタジアムの男性、ずっと気になっていましたが、お亡くなりになったと聞いて、残念でなりません。一緒にいたお子さんの事を思うと、たまらないです。ただただご冥福をお祈りします。そして、お子さんもショックから立ち直れますように・・・

新井さんの思いを聞かせてもらえて、嬉しいです。
私は、大好きな阪神を強いチームにしてくれた金本さんに、心から感謝していますし、そんな思いが少しでも届いてくれればと、球場で応援したり、ブログにコメントを書き込んだりしてきました。そういう場で知り合った人たちはみんな、阪神が大好きで、選手の事を大切に思っている人ばかりです。選手に対して心ないヤジが浴びせられれば、まるで自分の事のように傷つき、ケガでもしようものなら心配でご飯も喉を通らない、そんな人が大勢います。
 だから、金本さんがバットを折ってしまった時も、金本さんの心情を思って胸を痛める人や、そこに不屈の闘志を見て拍手を送る人はいても、道具を大切に云々で批判する人は見かけなかったように思います。そういう批判をする人は、金本さんがどういう人物なのかよく知らないで、一般論的に言っているのかも知れません。
 長々と失礼しました。ただ、こんなファンもたくさんいることを、知って頂きたくて・・・
 また、私たちの知らない金本さんや新井さんのお話を、たくさん聞かせて下さいね。
返信する
お世話になりました。 (多田 恵子)
2009-09-02 12:59:44
初めまして。といいますか、大変お世話なりました。ご迷惑をおかけしました。私は以前新井選手にメッセージを送りたくてでもどうしていいのか分からなくて吉田風様宛てに、北京オリンピック前にCDを送ってしまったふとどきものです。いつか謝罪をしたかったのですが、今回吉田風様がブログを始めたのを知り、おじゃまさせていただきました。もちろん、今は阪神のファンクラブにも入会し、新井選手のブログも楽しみに読ませていただいてます。そして、去年よりも更に新井選手の事が大好きになっています。でも、残念な事に7月に82歳の母を引き取り、仕事と介護で手一杯で球場に行くことが出来なくて今は、スポーツ紙やテレビやブログを見ることが何よりの楽しみです。主人や息子は全然野球に興味がないのが寂しいです。そして、今回の吉田風様のブログの内容を読ませていただいて改めて金本選手の優勝への執念を感じました。私はあの行為は自分に対する歯がゆさとナインにももっと勝ちにこだわって欲しいと言う思いなのかなという気持ちで受け止めていました。でも、このブログてお二人の考えを知る事が出来て嬉しかったです。これからも楽しみに読ませていただきます。失礼いたします。
返信する
Unknown (のどか)
2009-09-02 13:03:44
しっかり、拝見しました。


これからも、体に気をつけて、頑張ってください。
貴方にしかできないことが・・・あるのだと思います。

陰ながら、いつも応援しています。
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