「芳賀ちゃんのオサカナ釣題」…酒、肴、料理、釣り 

元デイリースポーツ記者の日記だよ。

《勝手に自薦あんこーる4》優しげなオバチャンを見た!

2009-02-11 14:16:20 | その他もろもろ
 アンコール第2弾は、★08年7月22日掲載文です。



 暑いっすね~。

 昔は(いまも)「暑い!」って言ったら、親は「冬は寒いの。夏は暑いのぉ!当たり前!」って、よく言ってたよね。

 ま、それはさておき、ちょっと、イイかもしれないオハナシっす。

 会社帰りの夜8時過ぎの地下鉄。

 やや混み、って感じですかね。

 オイラ、最後に乗ったんで、扉を背に。

 すると、老夫婦らしき、オト~サンは足の状態があまりよくないのか、扉のワキの手すりにつかまっている。

 奥さんらしき、オカーサンのオバチャンは1人分、奥に追いやられた。天井に吊り革はないし、あったとしても届かないくらい、小さめな身体。声を出して、何かを訴えたりはしそうにないお顔です。

 んで、電車が走り出してから、そういう状況に気のついた(勝手な思い込みですけど)オイラは、軽~く手招きだけして、態勢を奥に半歩入れる。

 オカ~サン、目は合わせないけれど「えへへ」って笑って、ほんの小さな会釈をしながら、オイラの空けたスペースへ。

 ようやく、オトーサンの隣に来れましたぁ。

 まぁ、混んでたこともありんすけどさ、身体を2人、密着気味。ってか、他のお客さんに迷惑にならないような感じで、さらにスペースを空けようとしていたな。そんなに、気ぃ使わんでもいいとねぇ。

 目的の駅に着いたんでせう。

 すると、オカーサン、真っ先に早歩き。足の弱いオトーをリードするように頑張る…。

 見たら、オカーが目指すのは、階段じゃあなくって、エレベーター。

 他の人たちだって、結構、押し寄せる。

 オトーは、やはりヨロヨロ遅いわな。

 そっから先は、見えませんでした。

 がぁ、たぶん!オカーはオトーが間に合うまで、あの小さな身体を張ってさ、エレベーターの扉んところで、半身の態勢で、閉まるのを阻止してさ、オトーが来るのを待っていたんだと思う。

 出会ったころは知りません。本当の夫婦仲も分からないさ。

 でも、オトーが元気なころに、きっと、お世話になったってゆ~か、感謝しているってゆ~のか、愛しているってことなのか、オカーの方が少し元気な身体なんで「今度はアタシがさぁ!」って気概を発散させていたなぁ。

 いまだに、音漏れのイヤホンとか、ヘッドフォンつけて、自分勝手に音楽聴いている、時代遅れの若者よ!身体の不自由な人たちが来ても、見て見ぬフリ決め込んで、席すら譲ろうとしないバカ者よ!喫煙所でない駅のホームで、慣れない手つきでタバコふかしている中高校生よ!さらに、火がついたまんまのタバコを人の前に捨てて平気な顔のアホ!

 老いるとか、いま、自分がどうしてフトンに入って寝て、飯食っていられるのかとか、優しさとか、考えたこと…あるわきゃ、ないわなぁ。ううう。

 ★以上でっす。
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