「芳賀ちゃんのオサカナ釣題」…酒、肴、料理、釣り 

元デイリースポーツ記者の日記だよ。

愛すべき小さなゲストの旨さ...トラギス、カナガシラ、メゴチ《1218》

2023-02-27 13:04:50 | 魚料理
12年前の再掲載ですぅ。

まずは、この写真をば...。


110511owasegedou3syurui.jpg

右から...カナガシラ(の1種)、メゴチ、トラギスでごぜぇますだ。


釣り人からは「外道」と呼ばれることが多々ありまふぅ。


ポイッて。みなさん、舌打ちしながら、海へ帰す光景を見ますなぁ。


姿形で、気味悪がってさ、味もまずい!って決め付けている人...めっちゃ多い。


だが、ちょっと、待ってチョンマゲワッパ!そうゆふの、逆に恥ずかしくね?


一事が万事だわさ。人間でも、ミテクレなんつのは、いかにアテにならないものか、トウにご存知のはずで。


まぁ、メゴチに関しては、ニジギンポ同様に、天ぷらが江戸前ネタとして有名すよね。キスより甘くて、1度でも味を知ってしまった方は、当然、リピーターになりまするけどね。


他の2種については、なかなか、流通にも乗りにくそうで...。


トラギスのグロテスクな顔は、瀬戸内でよく釣れるクラカケトラギスとは比べ物にならない、どぎつい色彩でおまんなぁ。


しか~し、魚は食べてみないと分からんもんですぇ。


110511owasegedou3nigiri.jpg

あい。握り寿司にしやしたぁ。


どれが、どの魚かお分かりでせうか?


2貫ずつっす。


上下がメゴチ。左の2貫がカナガシラ。右の2貫はトラギスでおまふぅ。


どれも、一皮むけば、それは、キレイな白身。


半身を、キス同様に、さらに開いてぇ、広げてさ、1貫分でおまふぅ。


メゴチの甘さは、お刺身にしても変わらず、キスをしのぐ、かもだよ。


ウマウマ~!


トラギス、カナガシラだって、な~んのクセもなく、昆布〆にしたら、絶品とも、一部では言われているのだす。


見直すべし!


ていねいに、〆て、冷やして、持ち帰り...小さくてもさ、嫌がらずに、ゆっくりでいいから、さばいてみておくんなましぃ。


元の姿を知らなければ、「こ、これは!い、いったい、なんの高級魚?」って、ことになるでやんせう。


うんうん。ひゃはは。

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