やられたっ!! 卒業式

久しぶりの投稿です

今日は、長男の卒業式でした
相変わらずドタバタな毎日で、ブログを更新するヒマもなく、走り回っていたので、彼の卒業式が18日だっと気づいたのは、実は先週のことでした。
まず、最初にしたことは、自分の髪をカットすること（まずは自分かいっ？）。
いい加減に前髪もかかってきて、うっとうしかったのでちょうど良いタイミングでした。もちろん美容院は、いつものベッピーズです。
今回は、ネットで流行の髪型というのを検索して印刷して持って行きました。いいんです。一般人がモデルだったし、別に「エビちゃんにして」とか無謀なコトを言っているわけではないので

髪を切ってもらっている間に、長男の卒業式用の洋服が完全に揃っていなかったことに、ハタと気づきました。上のシャツとカーディガンは先日ＧＡＰで購入していましたが、下のズボンは本人がいないと合わせられなかったので断念したのでした。チノパンくらい近所のユニクロでもあるだろう…と高をくくっていたら、なんとユニクロでは、キッズのチノパンは置いていないとのこと。これには、とても慌てました。

そこで、16日（日）、ラグビーの練習の後、家族総出で博多へGo！　いつもの三越やキャナルではなく、ホークスタウンモールのお店に初めて行ってみました。（最初、夫に「マリノアシティにある」と大ボラをふいてマリノアに行き、結局探しきれず、その場で後輩に電話したら「ホークスタウンですよ！」と教えてもらった）ホークスタウンに着いたのは、夕方４時近く。目の前のＧＡＰに飛び込んで、ベージュのチノパンとパッチワークみたいなネクタイも購入（こういう場合は、妙に気前が良い）。店員さんにズボンの裾直しを頼もうとしたら、「今日から２日目の仕上がりになります」と言われ断念。ホークスタウンに２日後に取りに来るなんて有りえないし、２日後はすでに卒業式だって（笑）

自分で裾なおしをしようと考えながら店を出ると、なぜか中央広場で猿回しのショーの準備が…。すぐに並ぶわが子たち。賢いサル（５歳）のすばらしいワザに感動し、トレーナーが差し出す籠に、親（自分たち）からせびった小銭を入れる子どもたち。結局、２千円以上購入でタダになるはずの駐車場代以上のお金がかかり、得したんだか存したんだか…みたいな気持ちで帰りました。

そして、いよいよ今日の卒業式。
実は、事前にリサーチして「卒業式は何を着るか？」と尋ねたら、Ｇさん（大地と同級生の男子のママ）から真顔で「もちろん着物ですよ」と答えられたので、「そうか、小学校の卒業式ともなると着物なんだ」と納得していたのでした。それじゃあ、たまには着物でも着てみるかと、夫の叔母さんに着付けをお願いしました。
「あるだけ、持っておいで」と言われたので、訪問着らしきもの（亡き母が全部準備してくれていたので、自分がどんな着物を持っているか完全に把握していない）をかき集めて、前の日に叔母宅に持って行きました。そこで、叔母さんに選んでもらった着物と帯と小物（帯揚げなど）を置いて、今日に備えたわけです。

今朝も早起きをして、愛花を幼稚園に送り出す準備をして、叔母さんの家に駆けつけました。空矢の七五三以来、約４年ぶりの着物。初めて袖を通した道行コートなんぞを着ると、「あぁ、お母さんだなぁ」という気持ちになってきました。昔、母がよく授業参観などに着物姿で来ていたことを思い出して、とても懐かしくなりました（今の時代、ありえなーい）。

さてさて、急いで家に帰り、空矢と海凪の準備をしてから夫の車で学校に向かいました。久しぶりの着物のせいか、気持ちも高揚してきて、「本当に卒業式日和よねぇ」などと浮かれながら、車から降りると、あれあれ？なぜか周囲は黒のスーツ姿の保護者ばかり。体育館の下駄箱にも、草履はなくて、とても嫌な予感が…。

果たして、中に入ると誰１人として着物姿などいませんでした

夫がボソッと「だからね、なんで卒業式くらいで、張り切って着物を着るなんて言い出すのか、わからなかったんだよね…」とつぶやきます。

なら、ちゃんと止めてよねっ！愚かな妻をさっ！

驚いたように、こちらを見ている顔見知りのママ達に「いやね、Ｇさんが『着物ですよ』って真顔で言うから、東小は着物が定番なんだと勘違いしちゃってさっ」と、片っ端から言い訳をする自分。内心、「またまた、ワタナベさんたら、張り切っちゃって…と思っているだろうなぁ」と想像して１人焦りながら…。

卒業式は、それなりに感動でしたが、行動の読めない２歳児海凪に振り回され、なかなか集中することはできませんでした。それでも、３年生の時にお世話になったＮ先生からの祝辞を聞くと、涙が出てきました。いろいろあった５年間（小２で転入）だったけど、３年の時が一番、光り輝いていたように思えます。
12年前に初めて産んだわが子の卒業式という事実に、夫も私も心から驚いています。本当に信じられない…そんな気分です。あの頃は、ただひたすら育児がつらくてつらくて仕方がなかった。今と違って時間だけは、たくさんあったから、反対に密室育児で煮つまっていたのかなぁ…などと思います。

最後に、大地と一緒に担任の先生や友だちたちと写真を撮ってやっていると、知り合いのＫさんがやって来て「あらあら、ワタナベさん、着物なんて珍しい。おひな様みたいですね。記念に写真を撮っていいですか？」と言われて嬉しくなる。

はい。おひな様というには、ずいぶん年期がいっていますが、実は、自分もコスプレ気分で楽しかったんですよ。でもね。中学の入学式は着物はやめて、スーツで行くことにします。数時間とはいえ、着物はやっぱり窮屈で苦しかったです。