杜松の赤裸々白書

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アメリカ産牛肉再輸入禁止について思うこと

2006-01-23 10:25:59 | 時事問題
アメリカ産牛肉が再び輸入禁止になった。

日本は慎重になりすぎている気がする。
アメリカ産牛肉もここまで信用を落としていたら解禁後も買う人は買うだろうし買わない人は買わないだろう。
いつか忘れたけれど結構前に吉野家が牛丼を復活させた際ものすごい人だかりができてた光景を見てもわかる。

日本人はイメージ、先入観だけでその「もの」の価値なんかを決めすぎてる気がする。
誰でもそこから入るけれどもこれだけ先入観に縛られすぎる人達も珍しいんじゃなかなと思う。
SRM(特定危険部位)を食べてそれが蓄積することによって発病するとされているのが変異型クロイツフェルド・ヤコブ病。(舌噛みそうだな。)
けれども、実際、SRM(特定危険部位)を除去している国において、変異型クロイツフェルド・ヤコブ病の発症者はほぼ0である。
日本はもちろん、再び輸入が禁止されたアメリカにおいてもヤコブ病発症者は0である。
また、アメリカ国民の牛肉消費量は1人あたり年間44kg。日本の国民の1人あたり年間消費量は12kg。アメリカの牛肉消費量は日本の約3.5倍。
これだけ牛肉を消費しているにも関わらずヤコブ病発症者はでていない。

国っていう単位で動いている以上は国民全体のことを考えて輸入を再び禁止にせざるを得ないのもかもしれない。
けれども、この分だと輸入が再開された後でも不信感は拭えないだろう。
今回、輸入が再び禁止となったことはアメリカの手続きミス。
アメリカ自身の責任によって信頼性を落としたからだとも考えられる。(大抵の人は「考えられる」じゃなくて「当然、アメリカの責任だ!」って言うだろう)
けれども、日本のアメリカ産牛肉に対する異常なまでの不信感で日本自身がアメリカ産の牛肉に対して自ら信頼性を落としていっているとも考えられると思う。

特定部位が危険なだけで後は全く大丈夫だっていう検査結果がでててもここまで敬遠する理由は国民の牛肉に対する知識不足じゃないのかなって思う。
そうじゃなければ日本人は過剰慎重人間だ。(なんじゃそりゃ)
これだけ世界は広がっているのに鎖国を頑なに守り続けた日本のあの気質が未だに抜け切っていない。(どこまで遡ってんだ)
あの頃と一緒で受け入れる人は受け入れるだろうし受け入れられない人はいつまでたっても受け入れられない。
それだけだろうって思う。




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