紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

大工と設計両方揃うのが…

2018年10月05日 | 家を建てる方に知って欲しい事。設計

また今週末も台風ですね。今回は近畿地方にはあまり関係なさそうであまり関心がないというのも、利己的で全く申し訳ない気持ちになりますが、正直な所、やっぱりほっとします。すいません。。

進路予定の地域の皆様はどうかくれぐれもお気をつけくださいませ。

さて、今弊社の作業場では、もうすぐ棟上げの九度山町のO様家、紀の川市のS様家の『墨付け・きざみ』工事が進んでいます。『墨付け・きざみ』というのは木の家の骨格である柱梁の接合部の木組み加工を大工さんが頭で考え、手で掘ったり・切ったりの加工をしていくこと(もちろん道具は使いますよ)

古い歴史で積み上げられてきた大工さんの知恵と経験を技のつまった『墨付け・きざみ』技術には、もちろんこんな言葉で言い表せないものが、本当にたくさんあって素晴らしいわけで、弊社は【全棟墨付け・手刻み】(今や本当に出来る所が少なくなった技術で、守っていくのも実は色々大変なんですがね)を実施するくらい、大好きで、皆様のためになると思っておるわけですが、

それだけに頼り切るわけではなく、構造計算に裏打ちされた構造設計、デザイン的な目も加えています。

だから、

設計部では大工さんと設計で、構造の検討をしたり(PCで構造モデルなどを見ながら話すと、大工さん達もよりよく分かるんですね。なかなか良い打ち合わせがいつも行われております)

作業場では、室内に見える柱を、どこにどの柱を使うか?どの面を見せるか?などを大工さんと設計で打ち合わせしています。

設計はこの面を見せたい!大工さんは「この柱はこう変形する可能性あるからこの面をこちらに向けたい!」とかあるわけです。

これはただおしゃべりしてるだけですね。。

もうすぐ出番の柱や梁たち。色々な加工がされているでしょ。

さて、これがもうすぐ組まれるわけですね〜。楽しみですね!

ではまた来週!!

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 屋根工事へ。 | トップ | 大工さん最終盤 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

家を建てる方に知って欲しい事。設計」カテゴリの最新記事