弁護士ふくふくの今日が出発点

難病がきっかけで始めましたが、今は、出会いを求めて書いてます。足跡歓迎です。但し、ハンドルネームでお願いします。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

「ハーバード流交渉術」

2020-06-28 22:06:51 | 弁護士業務

 

 二人の兄弟が、1個のオレンジをめぐって、自分のものだと言って争っているとします。

 どちらがが、自分が知人からもらったものであることを証明して、白黒をつけるということが普通でしょう。証拠が微妙で、白黒が付きにくい場合は、半分ずつ分け合うこともあるでしょう。

 

 しかし、それぞれ、どうしてオレンジが欲しいのかということに視点をあてることもできます。そりゃ、オレンジが食べたいからにきまってるじゃないかと思うかもしれませんが、よく話してみたら、兄は、まさにオレンジ(中身)が食べたかったのですが、弟は、オレンジ(中身)は食べたいわけではなく、オレンジの皮を使ってママレードが作りたかったということでした。それがわかって、兄弟で中身と皮を分け合うという方法でトラブルを解決することができます。

 

 弁護士の仕事において、この例と似た事態は少なからず存在します。自分の依頼者から、「何が欲しいのですか?」、「どうして、それが欲しいのですか?」と十分に聞き、相手方にも、同じように聞き出すことで、トラブルの解決がかなり、あるいは幾分か、容易になることがあります。

 弁護士の仕事において、依頼者の主張する権利を基礎づける証拠があるかを検討し主張することが重要であることはもちろんですが、依頼者が望んでいることは何かを十分把握し、法的な白黒とは別に、依頼者の要求が叶う方法がないかを探求することも重要です。これらをミックスすることでより良い解決に近づくことができます。

 

「ハーバード流交渉術」という本は、弁護士にとっては必読の本と言えます。

 

コメント (5)   この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 5㎞走りました | トップ | コロナの毎日 »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (やぎ)
2020-07-18 11:24:06
「どうしてオレンジが欲しいのか」の一文で、ちょっと大袈裟かもしれませんが私の世界観が変わったように思います。そういう風に意識的に考えることによって、日常の小さな事にもとても役に立つとおもいました。
すごく分かりやすくて、とても勉強になりました。
Unknown (ひつじ)
2020-08-10 11:36:11
最近は更新されていませんが、お元気ですか?
Unknown (ふくふく)
2020-08-12 14:52:57
やぎさん
コメントありがとうございます。コロナで、なんとなく気持ちが散漫になり、ブログが書けてませんでした。
数日前から、また、気持ちが、ブログに向いてきたので、書きます。
Unknown (ひつじさん)
2020-08-12 14:54:11
やぎさん

ご心配ありがとうございます。
また、これから、書きます。
ひつじさんの親戚ですか?
Unknown (やぎ)
2020-08-19 16:36:01
親戚みたいな名前ですね( ´∀` )
コロナの夏は凄まじい暑さですね
残暑お見舞い申し上げます

コメントを投稿

弁護士業務」カテゴリの最新記事