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016 せせらぎ(美山小助) (小助の和歌)
夏の朝 木立(こだち)歩きて せせらぎを 微かに聴きて 心洗わん
016:せせらぎ(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
わが裡にせせらぎを聞く生命の水脈ひたすらに漕ぎ往く唄を
016:せせらぎ (風流三昧)
木漏れ日と川のせせらぎ爽やかな新緑の候気分爽快
016:せせらぎ(船坂圭之介) (kei\'s anex room)
ふるさとのあのせせらぎを思ひつつ呷るシードル喉にさはやか
016:せせらぎ(はこべ) (梅の咲くころから)
あけぼのの鶺鴒少女雲雀童子 露に濡れおるせせらぎの石
016:せせらぎ(aruka) (外灯都市)
せせらぎを仮面が流れてくる闇じぶんの顔の仮面をひろう
016:せせらぎ(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
せせらぎの日々に流れよわが裡に川面の見えぬ都に在れど
016:せせらぎ 行方祐美 (やまとことのは)
君の内に響くせせらぎ今朝すこし聞こえたなどと嘘吹いてみる
016:せせらぎ(みずき) (空)
情熱をひたひた溜めし手のひらが触るる刹那の雪のせせらぎ
016:せせらぎ やっつん (U151の目線)
近所には川はいくつかあるけれど聞こえるべきせせらぎはなし
016:せせらぎ(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
せせらぎは癒しの音じゃありません むしろ痛みを感じるのです
016:せせらぎ(春畑 茜) (アールグレイ日和)
逆光に釣り上げられて束の間をせせらぎの上(へ)に魚が歪めり
016:せせらぎ(かのこ) (短歌*かのこ流)
せせらぎの流れる音に我感ず「今年も無事に春が来たんだ」
016:せせらぎ(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
ゆつたりと冬の記憶に満たされてせせらぎけふを量増やしゆく
016:せせらぎ(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
溌剌と我を抱き締めお遊戯を踊る美樹 我がせせらぎを聴け
016:せせらぎ 新津康 (NOTHING WORKS)
引越し後、電車の音がいつのまに、せせらぎに聞こえるその不思議。...
016:せせらぎ (ジャポン玉)
硬水のせせらぎなればチェコびとはホ短調もて描きおこせり
016:せせらぎ(謎彦) (ジャポン玉)
硬水のせせらぎなればチェコびとはホ短調もて描きおこせり
016:せせらぎ(小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
おさびし山ゆけばハモニカ聴くでしょうせせらぎ川にはスナフキンがいる
016:せせらぎ(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
せせらぎはつないだゆびのすきまから はんぶんこしたビスケットから
016:せせらぎ(小雪) (朱紗)
散歩道 川のせせらぎ耳にして 澄んだ流れを暫し見つめる
016:せせらぎ(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
せせらぎの音流れ出すトイレをば怖がりて泣く娘なりけり
016:せせらぎ(ハナ) (象の求愛ダンス)
ものすごく優しいことをしたわけじゃないのにからだとけてせせらぎ
016:せせらぎ(天野 寧) (三十一文字の毒薬)
排水のつまみ回すとせせらぎを聞かせてくれる二槽式洗濯機
016:せせらぎ(しゃっくり) (春雨じゃ)
人工のせせらぎを聞く春の日やブルーテントは一掃されし
016:せせらぎ(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
せせらぎに触れんばかりに枝伸ばし桜の若葉日を浴びており
016:せせらぎ(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
せせらぎに触れんばかりに枝伸ばし桜の若葉日を浴びており
016:せせらぎ(紫女) (クロッカスの歌)
せせらぎの処女(をとめ)の髪の隙間から零れるリラよ我は花屋に
016:せせらぎ(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
五月晴れ青のマイカー快走す郡上八幡せせらぎ街道
016:せせらぎ(新井蜜) (暗黒星雲)
せせらぎは小水の音 海亀が喉が渇いて水飲み過ぎた
016:せせらぎ(暮夜 宴) (青い蝶)
穏やかな春の陽射しとせせらぎと不埒な恋と鮎の塩焼き
016:せせらぎ(水都 歩) (水都blog)
水温むせせらぎ鴨の旅支度鶺鴒は飛び水鶏は走る
016:せせらぎ(ドール) (花物語)
ゆるされて今流れ出す雪解けの海へと向かうせせらぎを聞く
016:せせらぎ(丘村トモエ) (ことばとわたし(丘村トモエ))
せせらぎを聞けなくなった耳だからきみの話はもう届かない
016: せせらぎ (佐田やよい) (言の波紋)
わさび田へ続く水辺のせせらぎをたゆたう草に心憩いて
016:せせらぎ(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
紅葉の色をせせらぎ保ちおり散策の途の疲れを癒す
016:せせらぎ(鈴雨) (鈴雨日記)
ささめきとしじま すずろにせせらぎの サ行の音は楚々たる響き
016:せせらぎ(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
せせらぎの中にあっては蟹・魚 生まれ死んでく流されながら
016:せせらぎ(まつしま) (心の空)
せせらぎの記憶のずっと端っこでまだ揺れているのは光りです
016:せせらぎ(Yosh) (★光に向かって★)
せせらぎの川面に漂う泡追えば 深き海へと引きずらす欲
016:せせらぎ(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
雪解けの水が集まり創り出す せせらぎの色こころ清らに
016:せせらぎ(野良ゆうき) (野良犬的)
せせらぎはビルの谷間でせせらせら せせら笑うよ せらせらせせら
016:せせらぎ(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ。)
種籾を天水桶に浸すとき指の間(ま)淡きせせらぎを生む
016:せせらぎ (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
喧騒にまぎれるほどのせせらぎはせせらぎとしてきょうもあしたも
016:せせらぎ(鈴雨) (鈴雨日記)
ささめきにしじますずろにせせらぎへ サ行の音は楚々たる響き
016:せせらぎ(原田 町) (カトレア日記)
立山のせせらぎひとつ海までを降り降りて魚はぐくむ
016:せせらぎ(スガユウコ) (ココロに花を)
とどまらぬ事の強さを秘めながら根雪はやがてせせらぎになる
016:せせらぎ(みなとけいじ) (海馬)
せせらぎのひかりに腕をのばすときわが肉くらきさまに燃えいたり
016:せせらぎ(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
どす黒く すっかり汚れ ちまっても まぶた閉じれば 音はせせらぎ
016:せせらぎ (水沢遊美) (ふんわりんさまの想ひ人)
天上から舞い降りたる妖精の祈りたゆたう せせらぎにのせて
016:せせらぎ(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
心臓の鼓動が邪魔で聞こえない ぼくらのなかのせせらぎの音
016:せせらぎ(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
過ぎ去った想いはいつも届かない場所で聞こえる遠いせせらぎ
016:せせらぎ(みゆ) (*** ことばあそび ***)
せせらぎに春の歌声聴きながら 上着を淡い色へと替える
016:せせらぎ (なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
せせらぎの音で目覚めた夕闇がつつむ病室笑顔にごめん
016:せせらぎ(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
「せせらぎのような歌声だね」なんて見え透きすぎていて憎めない
016:せせらぎ(方舟) (方舟)
せせらぎも暗渠となりて岸の辺の草木もなくて乾きたる街
016:せせらぎ(本原隆) (それについて)
せせらぎに「プトレマイオス!」叫びたり「ナウマン象!」と返す酒浸り
016:せせらぎ(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
ゆっくりと鼓膜にふれるせせらぎがきみの言葉をなめらかにする
016:せせらぎ(翔子) (花こみち)
せせらぎも時には溢れ急流に山の怒りを受けて暴れし
016:せせらぎ(ぱぴこ) (テクテク)
先生の声もノートを取る音もせせらぎと化す春の教室
016:せせらぎ (てんの短歌部屋)
せせらぎに知らず知らずに流されてまたあらたまの月を迎える
016:せせらぎ(西宮えり) (aglio-e-olio)
息をつくことさえ許さぬせせらぎの小ささ 越えればもうもどれない
016:せせらぎ(夜さり) (夕さり夜さり)
導管を水流れをりぶなの樹のせせらぎならぬ滾つ瀬の音
016:せせらぎ(花夢) (花夢)
あのひとは森 せせらぎに誘われてだから迷子になってしまった
016:せせらぎ (遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
ブルグミュラーの「清い流れ」を弾きながら見たことのないせせらぎを聴く
016:せせらぎ(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
さらさらと歌う小川のせせらぎをiPodで聴くすみれやれんげ
016:せせらぎ(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
せせらぎの位置を示した地図ひろげ(カワセミはどこ?)見つめつづける
016:せせらぎ(みずすまし) (水紋)
夏の陽に深く繁りしせせらぎも冬に明るく瀬音さやけし
016:せせらぎ(素人屋) (素人屋雑貨店)
せせらぎの記憶の初めたどる子の記憶の初め 乳含ませる
016:せせらぎ(飯田篤史) (ひこうき雲)
さみしさのゆきをとかしてすこしだけさみしいはるのせせらせせらぎ
016:せせらぎ(みにごん) (MINI\'S LIFE blog)
血管のせせらぎを聞く 生きててもいいよと言ってくれない体
016:せせらぎ(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
シンクにて皿洗う音漂って「せせらぎの音みたいね」ときみ
016:せせらぎ(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園 ー題詠百首のためにー)
せせらぎの模様にひかりさざめいたあなたの頬が歪まぬように
016:せせらぎ(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
涼しげなせせらぎの音、魔法薬 羽が生えたね君の山靴 ...
016:せせらぎ(川内青泉) (青泉の部屋)
義経を思いて佇てり衣川そのせせらぎは哀愁の音
016:せせらぎ(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
せせらぎで泳ぐアヒルを見るために散歩のコースを僅かに変える
016:せせらぎ (たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
空堀川にせせらぎ消えてカモの仔は3羽2羽と喰われゆくなつ
016:せせらぎ(ことら) (ことらのことのは)
夏宿の窓を放てばせせらぎの上に煌めく黄金律は
016:せせらぎ(きじとら猫) (きじとら小部屋)
音もなく流した涙が筋となり大河に注ぐせせらぎとなる
016:せせらぎ(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
せせらぎにそっと目を閉じ身をゆだね こんな時間があまりなかった
016:せせらぎ(kitten) (kitten song)
耳を澄ますせせらぎの音、いま光は音楽となって散る、
016:せせらぎ(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
土手に立ち 川のせせらぎ 聴いている 水門開き ちょっぴり驚く
016:せせらぎ(紫峯) (時空の扉)
君を恋う淡きかなしみせせらぎの近づくごとく胸に涌くなり...
016:せせらぎ (佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
木洩れ日のチロチロ遊ぶせせらぎに白く浮かべり桜はなびら
016:せせらぎ(史之春風) (はちぶんめblog)
せせらぎも桜も花鳥風月も後回しして予備校にゆく
016:せせらぎ(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
川端で 水のせせらぎ 音聞けば 心身ともに 癒されるかな
016:せせらぎ(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
せせらぎにひたさなかった足と足 日が暮れるまで最後を笑う
016:せせらぎ(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
せせらぎが呼んでいるから大好きなホルンを抱いて森へと向かう
016:せせらぎ(秋野道子) (気まぐれ通信)
疏水から高鳴っているせせらぎは胸の鼓動と共に鳴ってる
016:せせらぎ(やすまる) (やすまる)
せせらぎは母の歌声ゆらゆらと人と子馬と曼珠沙華ねむる
016:せせらぎ(小原英滋) (過去と現実)
せせらぎを聞きつつ歩くそそくさと沢蟹あまた踏まれた道を
016:せせらぎ(振戸りく) (夢のまた夢)
せせらぎが聞こえ始めた田んぼではアマサギたちの集団見合い
016:せせらぎ(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
微睡のなかに見つけるせせらぎは近くて遠いあのひとの声
016:せせらぎ(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
花は咲き散りゆくけれど鴨川のせせらぎだけは変わることなく
016.せせらぎ 文月万里 (Kagerou つれづれ)
せせらぎに手を延べ足をさし延べて君と逢う日の身をそよがせる
016:せせらぎ (みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
引き寄せたき一つの心ろんろんとクレパスでぬる夜のせせらぎ
016:せせらぎ(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
織姫の待つ七夕の天の川星のせせらぎ何処に生るる
016:せせらぎ(みち。) (虹色アドレナリン。)
せせらぎがよってたかって責めたてる たしかにあたしがわるいんだけど
016:せせらぎ(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
ちかづけぬ君せせらぎの乱反射まぶた閉じても来るなと脅す
016:せせらぎ(みあ) (言の葉たち)
うしろから追いかけてくる足跡は宇宙(そら)を流れる僕のせせらぎ
016:せせらぎ(はるな 東) (菜の花の道)
男池から杣の木洩れ日浴びながらせせらぎは問う愛しているかと
016:せせらぎ (ほおずり練習帳。)
罪のない嘘つくときもせせらぎのような彼女は顔を歪める
016:せせらぎ(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
罪のない嘘つくときもせせらぎのような彼女は顔を歪める
016:せせらぎ(くろ) (鎌倉日記)
せせらぎの湯へきざはしを降りてゆく春夜ふりむけば祖父は消えたり
016:せせらぎ(斉藤そよ) (つれづれつづり)
なめらかに白い稜線たいないに耳を澄ませばひかるせせらぎ
016:せせらぎ(堀 はんな) (たん たん 短歌)
せせらぎを聞きつつ歩む細道の道標に射す夕焼けの色...
016:せせらぎ(山本雅代) (BONY ELBOS)
白くまは僕たちを包囲したまま光を辿る川のせせらぎ
016:せせらぎ (里坂季夜) (コトノハオウコク)
せせらぎは潮騒になるおしゃべりなきみが無口になる帰り道
016:せせらぎ(村上はじめ) (spidyな日々)
せせらぎを絵にしたような人でした 淡い想い出私の初恋
016:せせらぎ(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
せせらぎの綺麗なここにいつの日か住みたしここは老人ホーム
016:せせらぎ(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
せせらぎは郵便受けより注ぎ入り、ああ、部屋が海とつながってしまう
016:せせらぎ(栗凛) (ス芸紙一重?)
心音はせせらぎみたく穏やかで生きてる感じがまるでしなくて
016:せせらぎ(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
せせらぎの水面に私が映ってた それを魚が跳ねて破った
016:せせらぎ (夢幻泡影)
畏れずに手首の辺り触れてみていのち流れるせせらぎがほら
016:せせらぎ(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
潤いを与えてくれるせせらぎのような歌声宵待ちラジオ
016:せせらぎ(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
是非問わず溢れる言葉のせせらぎに足を浸して物思う葦
016:せせらぎ(yasubow) (忘れえぬ人々)
いっぴきの両生類の死に際に陶酔するは彼のせせらぎ
016:せせらぎ(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
春闇を耳鳴りとほく眠るときわれは色なきせせらぎとなる
016:せせらぎ(凛) (臥薪嘗胆)
許そうと決めたら君が恋しくて積もった雪もせせらぎになる
016:せせらぎmamaGON(赤い椅子) (赤い椅子)
せせらぎに白さぎ一羽浦内川のマングローブの森を船行く
016:せせらぎ(逢森凪) (みそじのみそひともじ)
わたくしの中を流れるせせらぎの音で眠れない 「君に、会いたい」
016:せせらぎ(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
かぷかぷと笑つて泡はせせらぎを過去へ過去へと流れてゆかむ
016:せせらぎ(そばえ) (日照雨)
残業のトイレやたらにあかるくて<せせらぎスイッチ>押して聴きおり
016:せせらぎ(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
勾玉のかたちで眠るうち側にとほき夏野のせせらぎを抱き
016:せせらぎ(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
せせらぎに誘われ来たこの秘境でも故郷を忘れさせてくれない
016:せせらぎ(芹澤京乃) (りなときょうのの迷走記録。)
自他害す角削るのはナイフより優しく撫でるせせらぎが良い
016:せせらぎ (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
春先のせせらぎ滑り覆い消す濁りきる泥冷たく光る
016:せせらぎ(中村うさこ) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
山峡のせせらぎに父こつそりと山葵植ゑゐし その後を知らず
016:せせらぎ(寺田 ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
・わが内を流るる川はせせらぎにあらず汚き泥の奔流
016:せせらぎ(癒々) (Romantic irony)
せせらげる せせらぎせせらげせ せらげない よごれてしまったあたしには むり
016:せせらぎ(つきしろ) (halcyon days)
せせらぎがカラダの中をすぎてゆき私はついに鳥へとなった。
016:せせらぎ(癒々)(再投稿) (Romantic irony)
せせらげる せせらぎせせらげ せせらげない よごれてしまったあたしには ない
016:せせらぎ(笹井宏之) (【些細】)
せせらぎを売ってくらしている人にうっかりであえそうな夕映え
016:せせらぎ(今泉洋子) (sironeko)
着メロは初夏のせせらぎ雑踏の都会の渓に低くひびかふ
016:せせらぎ(美里和香慧) ( Popん?TANKA)
せせらぎにまどうゆびさきながされてリバーサイドで逢いましょう**
016:せせらぎ(小早川忠義) (ただよし)
かつてありき 川を汚さぬと謳われ汚れ落とさぬ洗剤「せせらぎ」
016:せせらぎ。 (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
木陰道 澄んだせせらぎ ざらざらと ただ木霊しつ 耳の間に間に
016:せせらぎ(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
売笑婦せせらぎを飛ぶ ひと夏でわかりあえなくなる仲間たち
016:せせらぎ(矢野結里子) (Leaf-Life-Feeling)
せせらぎを流れる紅葉追いかけて 心は澄んで どこまでも行く
016:せせらぎ(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
せせらぎは時の葉舟を陽に流しこれ春の音いづくはあれど
016:せせらぎ(Ja) (chapaとchaiとJaの生活)
せせらぎも波音もない我が暮らし ただ広がるは東京砂漠
016:せせらぎ (保井香) (パパは乳牛屋)
激流のような怒りもいつの間にあきらめに似たせせらぎになり
016せせらぎ(クロエ) (90%の幸福)
せせらぎの東屋で本をひらけば段落ごとにかわす口づけ
016:せせらぎ(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
岩菅のせせらぎ汲んで粉ジュースを溶かして飲んだあの夏の日...
016:せせらぎ(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
ゆったりとせせらぎの音想像し短歌が湧いて来ぬかと願う
016:せせらぎ(市川周) (ミルミルを飲みながら)
イチローがF●●Kと叫ぶ その時もせせらぎってる四万の十川
016:せせらぎ(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
せせらぎが七月豪雨の川となり溢るメニエル 決壊は間近
16:(ふふふふふふふ) (題詠マラソン2006)
去年今年黄金週間恒例の車は走るよ「せせらぎ街道」
016:せせらぎ(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
山葵田を駈け抜け少女早春のせせらぎのみがもてるひかり
016:せせらぎ(あおゆき) (メソトリウム)
中途半端な言葉遊びはもういい せせらぎはいつも冷たい
016:せせらぎ(村上きわみ) (北緯43度)
おたがいの指に結んだせせらぎに魚を放てばひるがえる闇
016:せせらぎ(夢眠) (夢眠・日々綴り)
せせらぎに合わせ歩幅緩めて歩く都会の喧騒ここにはなくて
016:せせらぎ(濱田花香) (紅葵爽♪)
山歩き 靴中燃えゆ痛みゆえ 脱ぎ捨てしゃがみ、せせらぎに入ゆ
016:せせらぎ(ユメハ) (夢見堂)
ゆるゆると僕が流れるせせらぎを止めてしまったのは誰ですか
016:せせらぎ(村本希理子) (きりころじっく)
〈8月は〉つぶやくきみのくちびるのあたりにかすかなせせらぎの生る
016:せせらぎ(twinkle) (◆kirakira)
ゆらゆらとせせらぎ辿る靄の中みなもとの君にポカリをあげる
016:せせらぎ(ちゅう) (ちゅう …ノラのつぶやき…)
せせらぎがビルの谷間に聞こゆ時 穏やかになる人工の音でも
016:せせらぎ(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
春色に爪染めて今日せせらぎにらららと歌えばるるると流る
016:せせらぎ(星桔梗) (風船がわれるまで)
せせらぎの心地好さをと求めても出来ぬ相談荒波の我
016:せせらぎ(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
生徒数一挙に増える分譲のせせらぎタウンに自警団起つ
016:せせらぎ(内田誠) (その言葉の行方)
背伸びした影が流れるせせらぎにたしかに負けたぼくたちがいた
016:せせらぎ(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
束の間の雨に汚れる廃墟にて錆びた水脈せせらぎの如
016:せせらぎ(ヒジリ) (*tRIGger.)
晴れた朝きみの鼓動のせせらぎと共に寝るのはさいごだろうか
016:せせらぎ(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
遥かなるアマゾン川のせせらぎを耳を澄ましてデニーズで聴く
016:せせらぎ(折口弘) (はっちんずBLOG)
遠足のせせらぎの端君の背が見える岩にて弁当ひろげ
016:せせらぎ (±籠)
ヒーリングと言って与えた「せせらぎ」も闇へと向かう目隠しと同じ
016:せせらぎ(理宇) (±籠)
ヒーリングと言って与えた「せせらぎ」も闇へと向かう目隠しと同じ
016:せせらぎ(黒田康之) (今日の、おUTA)
吾胸の血流だけが安眠のせせらぎであるとつぶやきて寝る
016:せせらぎ(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
せせらぎを感じる肌がつんつんと痛む ここまで何しにきたの
016:せせらぎ (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
せせらぎにおぼれた日記の滲んだ字 まるでクラゲのダンスそっくり
016:せせらぎ(日和小春) (こは短歌)
グミの木はアドレナリンを誘い出す小鳥のような赤いせせらぎ
016:せせらぎ(和良珠子) (the strange of stranger)
色紙で作る紫陽花さみしがる人はせせらぎでさえ溺れる
016:せせらぎ(あんぐ) (あんぐの短歌)
せせらぎを聞きつつ眠る夏の夜 耳にささやく星の衣擦れ
016:せせらぎ(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
せせらぎは針の下からひらかれた窓のむこうのみどりの隅へ
016:せせらぎ(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
せせらぎに身を委ねたる心地なり 君の優しき声に抱かれて...
016:せせらぎ(やな) (やなさんの基地)
責めてほしい君の怒りに悲しみにせせらぎのごと洗われる吾を
016:せせらぎ(智理北杜) (智理北杜)
せせらぎの音は水面に舞い上がり陽炎揺らす風と語らう...
016:せせらぎ (わかばのうた)
君の口から流れることばいつだってせせらぎのようなやさしさが
016:せせらぎ (砺波湊) (となみ☆みなと)
何もかも風のようにはすぎぬから せせらぎみたいに泣いたって、だめ
016:せせらぎ(goldfish) (月と金魚鉢)
こう見えてせせらぎになると決めていて悔しいことにあなたがまぶしい
016:せせらぎ(新谷休呆) (新谷休呆の短歌の部屋)
絶え間なきせせらぎの音副菜に蕎麦啜りゐる山あいの里
016:せせらぎ ベティ (Betty's second Bar)
せせらぎが何も告げない 春はもう過去にしかない 冷たい朝だ
016:せせらぎ(るくれ) (とっても単純なこと)
せせらぎのように泣いてはだめという言葉について考えてました
016:せせらぎ(酒童子) (酒童子「歌」ワールド)
せせらぎは濁流となりて雨季をゆく 傍らの紫陽花(はな)色きらめきて
016:せせらぎ(渡邉建太) (nostalgie)
せせらぎを濁しに行こう売り上げにならない君と別れる旅に
016:せせらぎ(なまねこ) (路地裏稼業)
せせらぎにうつる明滅つかのまの蛍のいのち鼓動のリズムで
016:せせらぎ(もけこ) (!セバスチャンの暴挙!)
「せせらぎの音」と読んだことはあるけどどこで聞けるのかなあ
016:せせらぎ(幸くみこ) (そこそこがんばる)
せせらぎで寝付けないのは終わらないからだ 永遠なんていらない
016:せせらぎ(しょうがきえりこ) (GakiDay's TANKA)
故郷にはなかったはずのせせらぎもなつかしくなる新宿の夜
016:せせらぎ(もりたともこ) (短歌、すきです。)
蜜蜂の行方知りつつせせらぎは穏やかにただ流れ続ける
016:せせらぎ (hallo hallo!!)
せせらぎに耳を傾け息を吸う 本当の安らぎここに見つけた
016:せせらぎ(路喜) (水陸両用)
湿気で死に絶えた犬の腹彼はせせらぎの如き名ひとつ持つ
016:せせらぎ(あめあがり) (あおいかいだん)
鳥飛ばず虫鳴かぬ都の公園でせせらぎの音は魂鎮めたり
016: せせらぎ (ひらそる) (*ひねもすもずく*)
せせらぎにほど遠いなり「音姫」にうつむきげんで猫になるなり、みな
016:せせらぎ(cocoa) (cocoaのうたにっき)
せせらぎがステレオになる人間のふたつの耳はきっとしあわせ
016:せせらぎ (お気楽堂) (楽歌三昧)
秋川のほとりで過ごせしあの夏の夕方にだけせせらぎ在りき
016:せせらぎ(眞木) (ひとりももうた)
慈眼寺に向かう自然の遊歩道蝉しぐれ暑くせせらぎ涼し
016:せせらぎ(新明さだみ) (ぬ ま み み)
目の端に在る夭折の叔父の骨 せせらぎからは虹が生まれる
016:せせらぎ(日下智世) (万美愛任叶結実)
サワサワと小川のせせらぎ横切って爽やかな初夏の風どこまでも。
016:せせらぎ(落合朱美) (言の葉帖)
あぜ道を走る向こうの山裾で呼ぶせせらぎの歌に惹かれて
016:せせらぎ(本田あや) (明晃晃)
シーツごと抱く右腕に携帯のバイブをせせらぎだと教えられ
016:せせらぎ(白辺いづみ) (Iduming☆World)
ズル休み 朝に流れるせせらぎの(親子愛ってなあに?)だってさ
016:せせらぎ(萌香) (空の青さをみつめていても)
言葉など持たなくていい流星のせせらぎが告ぐ朝が来るまで
016:せせらぎ(星川郁乃) (Air Station)
せせらぎが奔流となる一歩前かろうじて踏みとどまる中州
016:せせらぎ(碓井和綴) (雨歩日記)
せせらぎも川に流れる6月の雨いつの間に無いことにする
016:せせらぎ(岩井聡) (North Marine Drive)
せせらぎで計るお前の血の速度 儀式ならあのコンビニ裏の
016:せせらぎ(長岡秋生) (廊下に座る)
せせらぎになまえを呼ばれた夏の森でいつの間にか靴を脱いでた
016:せせらぎ(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
せせらぎになるまでみんなから少し離れて結び直す靴紐
016:せせらぎ (如月綾) (お気に召すまま)
今はまだせせらぎみたいな会話でも荒れ狂うまではカウントダウン
016:せせらぎ(Harry) (四月なかなか)
せせらぎに1/fのゆらぎあり都会の人はこころ癒さる
016:せせらぎ (納戸)
せせらぎの少女は歌う聞き取れぬほどに二人の未来予想図
016:せせらぎ (蝉の声)
始まりは青きせせらぎ梅雨末期の瀬田洗堰(せたあらいぜき)にとどろく水流
016せせらぎ(帯一 鐘信) (361℃)
気がつけばせせらぎ次郎そんな名で全国回る演歌歌手です
016:せせらぎ(内田かおり) (題詠2006深い海から)
優しさがせせらぎとなるまなざしの深き辺りが満たされたとき
016:せせらぎ(小太郎) (ねこのにくきゅう)
せせらぎが緩やかになる岩の背で水遊びする蝶らと憩う
016:せせらぎ(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
せせらぎを見つけた指がなお深く愛はどこだとさまよっている
016:せせらぎ(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
せせらぎを三半規管に滑らせてコードネームを強要される
016:せせらぎ(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
水がない、水が何処にも見つからない。 ふとせせらぎの音「あれは幻聴?」
016:せせらぎ(長沼直子) (うたかたの日々*短歌 題詠100首blog*)
せせらぎがきみへの想いゆるやかにさらって逃げる跡形もなく
016:せせらぎ(のんちゃん) (のんちゃんの衣裳部屋裏)
わしづかみ籠へ放ちし兜虫はせせらぎの如き交尾始める
016:せせらぎ(門哉彗遥) (Nambo no Monya?)
せせらぎを三角錐に封印しMの家にてラヂオ体操
016:せせらぎ (心を種として)
涼求めしたたる青葉をすべりくる小鳥の起こす緑のせせらぎ
016:せせらぎ(浅井あばり) (ギンガムクロス)
せせらぎを捨て去る部屋の外側でマグカップからのぼる放逸
016:せせらぎ(たかし) (短いが身近というお話)
枕辺に川のせせらぎ聞きながら今日の夢は終わってしまうか
016:せせらぎ(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
大丈夫かなしくなんてありません さやさや眠るようにせせらぎ
016:せせらぎ(オオタセイイチ) (angle。)
せせらぎに桜の花弁浮かべたり遠く流れよ過去も流れよ
016:せせらぎ(究峰) (思い浮かぶがままに)
せせらぎの音が聞こえる森の中秋が来たれば今年も歩く...
016:せせらぎ あいっち (詠題100首blog-あいっちのうたあそび。)
君の吹くホルンを君のせせらぎと聴きいし日々がわたしに在りき
016:せせらぎ(柴田菜摘子) (パイロットランプ)
せせらぎの音はいらない東京の喧騒が肌になじんでるから
016:せせらぎ(pig_pearl) (ブタに真珠)
テレビ見て せせらぎに見入る 昼下がり 清水に足を 浸してみたい
016:せせらぎ(toshie) (題詠100首blog)
地図を見ずせせらぎ頼りに向かう道寂地峡入口にたどり着きたり
016:せせらぎ(フワコ) (きくとわたし)
せせらぎの音より少し音程の外れた娘のうたが聴きたい
016:せせらぎ(湖雨) (waffle)
せせらぎの音に包まれ釣り糸を垂れる影絵と蜻蛉が舞う
016:せせらぎ(けこ) (あきのうた声)
羊歯の葉を分けて流れるせせらぎに スイカ冷やした あの夏休み
016:せせらぎ(田咲碕) (いたずらっこ)
体温を運ぶ血の音せせらぎのよう 目閉じれば流されていく
016:せせらぎ(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
つらい日はせせらぎに耳をかたむける私の中の透明な水
016:せせらぎ(透明) (limerence)
悲しみが流れる胸のせせらぎは聴いてあげたら弱まりますか
016:せせらぎ(shall3) (山歩き録)
山道に 秘めたる流れ せせらぎの 音に隠れし サワガニ見つけ
016:せせらぎ(椎名時慈) (ワレ短(壊れ短歌))
せせらぎに翻弄される浮きゴミは癒しの音を聞く暇もない
016:せせらぎ(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
せせらぎの周縁を踏み草ぐさの占めたる界へいざなはれゆく
016:せせらぎ(まほし) (うた・たね)
せせらぎに笹舟のせて想うのは海ではなくて彼岸のあなた
016:せせらぎ(美鈴) (大和撫子)
安曇野の 川のせせらぎ 美しき 山葵の花の 咲きいずる場所
016:せせらぎ(池田潤) (神様、ぼくは。)
外は雨せせらぎのよに聞こえるだろうただでさえ殺した声は
016:せせらぎ(ゆづ) (透明ランドセル)
手をとってぼくたちだけの国に行こうせせらぎの中静かに生きたい
016:せせらぎ(minto) (@100@)
目を閉じて耳を澄ませば聞こえ来る川面に光る尾瀬のせせらぎ
016:せせらぎ(神川紫之) (圏外圏)
駆けぬけてゆくスピードがおそいからせせらぎ上に過去をならべる
016:せせらぎ (象と空)
澄み切った窓の向こうに小川見えせせらぎなども聞こえない秋
016:せせらぎ(浅葱) (空耳の森*番外地)
さらさらとせせらぎの音静やかに淋しい心を託されており
016:せせらぎ(香山凛志) (東京パピヨン)
kind of blueと呼べる水もあらむ川のせせらぎ飛び越えながら
016:せせらぎ(野田 薫) (さしあたり大丈夫)
乾かせば凝固していくせせらぎを浴槽にたれ流す 乾くまで
016:せせらぎ(平岡ゆめ) (le petit cahier)
せせらぎに顔を浸しているようなあなたの夢の顛末を聞く
016:せせらぎ(御厨しょうこ) (哀よりも愛 愛よりモアイ)
せせらぎの綺麗な川に沈めたら死ぬんじゃなくて土に還れる
016:せせらぎ(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
みなと屋のはずれかかった看板の夜更けにたてるせせらぎの音
016:せせらぎ 杉山理紀 (2006R57577)
注意深くダンスのおさらいする夜をあらゆる街のふいにせせらぎ
016:せせらぎ (nine) (songs)
トイレにてペーパー丸めボタン押す 泣き声隠すもエコのせせらぎ
016:せせらぎ(千) (Mille et une nuits―題詠100首blog)
小声でもみな声上げよ せせらぎも集まりてついに大河となりぬ
016:せせらぎ(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
品切れで重版未定と聞きしより『海とせせらぎ』さがしに出でぬ (大岡信 岩波書店)
016:せせらぎ(春村蓬) (風見鶏)
雲ながれ水ながれ時ながれゆくそのせせらぎに耳すますべし
016:せせらぎ(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで)
かあさんの体内をゆくせせらぎの光を追って眠る病室...
16:せせらぎ(久野はすみ) (月の融点)
翡翠の骸ながれるせせらぎにきみは両手をひたす、肘まで
016:せせらぎ(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
三回もメンテナンスをしているし言うことのないせせらぎだった
016 せせらぎ(美山小助) (小助の和歌)
夏の朝 木立(こだち)歩きて せせらぎを 微かに聴きて 心洗わん
016:せせらぎ(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
わが裡にせせらぎを聞く生命の水脈ひたすらに漕ぎ往く唄を
016:せせらぎ (風流三昧)
木漏れ日と川のせせらぎ爽やかな新緑の候気分爽快
016:せせらぎ(船坂圭之介) (kei\'s anex room)
ふるさとのあのせせらぎを思ひつつ呷るシードル喉にさはやか
016:せせらぎ(はこべ) (梅の咲くころから)
あけぼのの鶺鴒少女雲雀童子 露に濡れおるせせらぎの石
016:せせらぎ(aruka) (外灯都市)
せせらぎを仮面が流れてくる闇じぶんの顔の仮面をひろう
016:せせらぎ(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
せせらぎの日々に流れよわが裡に川面の見えぬ都に在れど
016:せせらぎ 行方祐美 (やまとことのは)
君の内に響くせせらぎ今朝すこし聞こえたなどと嘘吹いてみる
016:せせらぎ(みずき) (空)
情熱をひたひた溜めし手のひらが触るる刹那の雪のせせらぎ
016:せせらぎ やっつん (U151の目線)
近所には川はいくつかあるけれど聞こえるべきせせらぎはなし
016:せせらぎ(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
せせらぎは癒しの音じゃありません むしろ痛みを感じるのです
016:せせらぎ(春畑 茜) (アールグレイ日和)
逆光に釣り上げられて束の間をせせらぎの上(へ)に魚が歪めり
016:せせらぎ(かのこ) (短歌*かのこ流)
せせらぎの流れる音に我感ず「今年も無事に春が来たんだ」
016:せせらぎ(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
ゆつたりと冬の記憶に満たされてせせらぎけふを量増やしゆく
016:せせらぎ(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
溌剌と我を抱き締めお遊戯を踊る美樹 我がせせらぎを聴け
016:せせらぎ 新津康 (NOTHING WORKS)
引越し後、電車の音がいつのまに、せせらぎに聞こえるその不思議。...
016:せせらぎ (ジャポン玉)
硬水のせせらぎなればチェコびとはホ短調もて描きおこせり
016:せせらぎ(謎彦) (ジャポン玉)
硬水のせせらぎなればチェコびとはホ短調もて描きおこせり
016:せせらぎ(小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
おさびし山ゆけばハモニカ聴くでしょうせせらぎ川にはスナフキンがいる
016:せせらぎ(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
せせらぎはつないだゆびのすきまから はんぶんこしたビスケットから
016:せせらぎ(小雪) (朱紗)
散歩道 川のせせらぎ耳にして 澄んだ流れを暫し見つめる
016:せせらぎ(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
せせらぎの音流れ出すトイレをば怖がりて泣く娘なりけり
016:せせらぎ(ハナ) (象の求愛ダンス)
ものすごく優しいことをしたわけじゃないのにからだとけてせせらぎ
016:せせらぎ(天野 寧) (三十一文字の毒薬)
排水のつまみ回すとせせらぎを聞かせてくれる二槽式洗濯機
016:せせらぎ(しゃっくり) (春雨じゃ)
人工のせせらぎを聞く春の日やブルーテントは一掃されし
016:せせらぎ(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
せせらぎに触れんばかりに枝伸ばし桜の若葉日を浴びており
016:せせらぎ(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
せせらぎに触れんばかりに枝伸ばし桜の若葉日を浴びており
016:せせらぎ(紫女) (クロッカスの歌)
せせらぎの処女(をとめ)の髪の隙間から零れるリラよ我は花屋に
016:せせらぎ(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
五月晴れ青のマイカー快走す郡上八幡せせらぎ街道
016:せせらぎ(新井蜜) (暗黒星雲)
せせらぎは小水の音 海亀が喉が渇いて水飲み過ぎた
016:せせらぎ(暮夜 宴) (青い蝶)
穏やかな春の陽射しとせせらぎと不埒な恋と鮎の塩焼き
016:せせらぎ(水都 歩) (水都blog)
水温むせせらぎ鴨の旅支度鶺鴒は飛び水鶏は走る
016:せせらぎ(ドール) (花物語)
ゆるされて今流れ出す雪解けの海へと向かうせせらぎを聞く
016:せせらぎ(丘村トモエ) (ことばとわたし(丘村トモエ))
せせらぎを聞けなくなった耳だからきみの話はもう届かない
016: せせらぎ (佐田やよい) (言の波紋)
わさび田へ続く水辺のせせらぎをたゆたう草に心憩いて
016:せせらぎ(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
紅葉の色をせせらぎ保ちおり散策の途の疲れを癒す
016:せせらぎ(鈴雨) (鈴雨日記)
ささめきとしじま すずろにせせらぎの サ行の音は楚々たる響き
016:せせらぎ(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
せせらぎの中にあっては蟹・魚 生まれ死んでく流されながら
016:せせらぎ(まつしま) (心の空)
せせらぎの記憶のずっと端っこでまだ揺れているのは光りです
016:せせらぎ(Yosh) (★光に向かって★)
せせらぎの川面に漂う泡追えば 深き海へと引きずらす欲
016:せせらぎ(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
雪解けの水が集まり創り出す せせらぎの色こころ清らに
016:せせらぎ(野良ゆうき) (野良犬的)
せせらぎはビルの谷間でせせらせら せせら笑うよ せらせらせせら
016:せせらぎ(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ。)
種籾を天水桶に浸すとき指の間(ま)淡きせせらぎを生む
016:せせらぎ (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
喧騒にまぎれるほどのせせらぎはせせらぎとしてきょうもあしたも
016:せせらぎ(鈴雨) (鈴雨日記)
ささめきにしじますずろにせせらぎへ サ行の音は楚々たる響き
016:せせらぎ(原田 町) (カトレア日記)
立山のせせらぎひとつ海までを降り降りて魚はぐくむ
016:せせらぎ(スガユウコ) (ココロに花を)
とどまらぬ事の強さを秘めながら根雪はやがてせせらぎになる
016:せせらぎ(みなとけいじ) (海馬)
せせらぎのひかりに腕をのばすときわが肉くらきさまに燃えいたり
016:せせらぎ(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
どす黒く すっかり汚れ ちまっても まぶた閉じれば 音はせせらぎ
016:せせらぎ (水沢遊美) (ふんわりんさまの想ひ人)
天上から舞い降りたる妖精の祈りたゆたう せせらぎにのせて
016:せせらぎ(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
心臓の鼓動が邪魔で聞こえない ぼくらのなかのせせらぎの音
016:せせらぎ(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
過ぎ去った想いはいつも届かない場所で聞こえる遠いせせらぎ
016:せせらぎ(みゆ) (*** ことばあそび ***)
せせらぎに春の歌声聴きながら 上着を淡い色へと替える
016:せせらぎ (なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
せせらぎの音で目覚めた夕闇がつつむ病室笑顔にごめん
016:せせらぎ(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
「せせらぎのような歌声だね」なんて見え透きすぎていて憎めない
016:せせらぎ(方舟) (方舟)
せせらぎも暗渠となりて岸の辺の草木もなくて乾きたる街
016:せせらぎ(本原隆) (それについて)
せせらぎに「プトレマイオス!」叫びたり「ナウマン象!」と返す酒浸り
016:せせらぎ(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
ゆっくりと鼓膜にふれるせせらぎがきみの言葉をなめらかにする
016:せせらぎ(翔子) (花こみち)
せせらぎも時には溢れ急流に山の怒りを受けて暴れし
016:せせらぎ(ぱぴこ) (テクテク)
先生の声もノートを取る音もせせらぎと化す春の教室
016:せせらぎ (てんの短歌部屋)
せせらぎに知らず知らずに流されてまたあらたまの月を迎える
016:せせらぎ(西宮えり) (aglio-e-olio)
息をつくことさえ許さぬせせらぎの小ささ 越えればもうもどれない
016:せせらぎ(夜さり) (夕さり夜さり)
導管を水流れをりぶなの樹のせせらぎならぬ滾つ瀬の音
016:せせらぎ(花夢) (花夢)
あのひとは森 せせらぎに誘われてだから迷子になってしまった
016:せせらぎ (遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
ブルグミュラーの「清い流れ」を弾きながら見たことのないせせらぎを聴く
016:せせらぎ(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
さらさらと歌う小川のせせらぎをiPodで聴くすみれやれんげ
016:せせらぎ(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
せせらぎの位置を示した地図ひろげ(カワセミはどこ?)見つめつづける
016:せせらぎ(みずすまし) (水紋)
夏の陽に深く繁りしせせらぎも冬に明るく瀬音さやけし
016:せせらぎ(素人屋) (素人屋雑貨店)
せせらぎの記憶の初めたどる子の記憶の初め 乳含ませる
016:せせらぎ(飯田篤史) (ひこうき雲)
さみしさのゆきをとかしてすこしだけさみしいはるのせせらせせらぎ
016:せせらぎ(みにごん) (MINI\'S LIFE blog)
血管のせせらぎを聞く 生きててもいいよと言ってくれない体
016:せせらぎ(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
シンクにて皿洗う音漂って「せせらぎの音みたいね」ときみ
016:せせらぎ(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園 ー題詠百首のためにー)
せせらぎの模様にひかりさざめいたあなたの頬が歪まぬように
016:せせらぎ(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
涼しげなせせらぎの音、魔法薬 羽が生えたね君の山靴 ...
016:せせらぎ(川内青泉) (青泉の部屋)
義経を思いて佇てり衣川そのせせらぎは哀愁の音
016:せせらぎ(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
せせらぎで泳ぐアヒルを見るために散歩のコースを僅かに変える
016:せせらぎ (たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
空堀川にせせらぎ消えてカモの仔は3羽2羽と喰われゆくなつ
016:せせらぎ(ことら) (ことらのことのは)
夏宿の窓を放てばせせらぎの上に煌めく黄金律は
016:せせらぎ(きじとら猫) (きじとら小部屋)
音もなく流した涙が筋となり大河に注ぐせせらぎとなる
016:せせらぎ(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
せせらぎにそっと目を閉じ身をゆだね こんな時間があまりなかった
016:せせらぎ(kitten) (kitten song)
耳を澄ますせせらぎの音、いま光は音楽となって散る、
016:せせらぎ(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
土手に立ち 川のせせらぎ 聴いている 水門開き ちょっぴり驚く
016:せせらぎ(紫峯) (時空の扉)
君を恋う淡きかなしみせせらぎの近づくごとく胸に涌くなり...
016:せせらぎ (佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
木洩れ日のチロチロ遊ぶせせらぎに白く浮かべり桜はなびら
016:せせらぎ(史之春風) (はちぶんめblog)
せせらぎも桜も花鳥風月も後回しして予備校にゆく
016:せせらぎ(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
川端で 水のせせらぎ 音聞けば 心身ともに 癒されるかな
016:せせらぎ(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
せせらぎにひたさなかった足と足 日が暮れるまで最後を笑う
016:せせらぎ(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
せせらぎが呼んでいるから大好きなホルンを抱いて森へと向かう
016:せせらぎ(秋野道子) (気まぐれ通信)
疏水から高鳴っているせせらぎは胸の鼓動と共に鳴ってる
016:せせらぎ(やすまる) (やすまる)
せせらぎは母の歌声ゆらゆらと人と子馬と曼珠沙華ねむる
016:せせらぎ(小原英滋) (過去と現実)
せせらぎを聞きつつ歩くそそくさと沢蟹あまた踏まれた道を
016:せせらぎ(振戸りく) (夢のまた夢)
せせらぎが聞こえ始めた田んぼではアマサギたちの集団見合い
016:せせらぎ(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
微睡のなかに見つけるせせらぎは近くて遠いあのひとの声
016:せせらぎ(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
花は咲き散りゆくけれど鴨川のせせらぎだけは変わることなく
016.せせらぎ 文月万里 (Kagerou つれづれ)
せせらぎに手を延べ足をさし延べて君と逢う日の身をそよがせる
016:せせらぎ (みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
引き寄せたき一つの心ろんろんとクレパスでぬる夜のせせらぎ
016:せせらぎ(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
織姫の待つ七夕の天の川星のせせらぎ何処に生るる
016:せせらぎ(みち。) (虹色アドレナリン。)
せせらぎがよってたかって責めたてる たしかにあたしがわるいんだけど
016:せせらぎ(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
ちかづけぬ君せせらぎの乱反射まぶた閉じても来るなと脅す
016:せせらぎ(みあ) (言の葉たち)
うしろから追いかけてくる足跡は宇宙(そら)を流れる僕のせせらぎ
016:せせらぎ(はるな 東) (菜の花の道)
男池から杣の木洩れ日浴びながらせせらぎは問う愛しているかと
016:せせらぎ (ほおずり練習帳。)
罪のない嘘つくときもせせらぎのような彼女は顔を歪める
016:せせらぎ(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
罪のない嘘つくときもせせらぎのような彼女は顔を歪める
016:せせらぎ(くろ) (鎌倉日記)
せせらぎの湯へきざはしを降りてゆく春夜ふりむけば祖父は消えたり
016:せせらぎ(斉藤そよ) (つれづれつづり)
なめらかに白い稜線たいないに耳を澄ませばひかるせせらぎ
016:せせらぎ(堀 はんな) (たん たん 短歌)
せせらぎを聞きつつ歩む細道の道標に射す夕焼けの色...
016:せせらぎ(山本雅代) (BONY ELBOS)
白くまは僕たちを包囲したまま光を辿る川のせせらぎ
016:せせらぎ (里坂季夜) (コトノハオウコク)
せせらぎは潮騒になるおしゃべりなきみが無口になる帰り道
016:せせらぎ(村上はじめ) (spidyな日々)
せせらぎを絵にしたような人でした 淡い想い出私の初恋
016:せせらぎ(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
せせらぎの綺麗なここにいつの日か住みたしここは老人ホーム
016:せせらぎ(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
せせらぎは郵便受けより注ぎ入り、ああ、部屋が海とつながってしまう
016:せせらぎ(栗凛) (ス芸紙一重?)
心音はせせらぎみたく穏やかで生きてる感じがまるでしなくて
016:せせらぎ(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
せせらぎの水面に私が映ってた それを魚が跳ねて破った
016:せせらぎ (夢幻泡影)
畏れずに手首の辺り触れてみていのち流れるせせらぎがほら
016:せせらぎ(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
潤いを与えてくれるせせらぎのような歌声宵待ちラジオ
016:せせらぎ(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
是非問わず溢れる言葉のせせらぎに足を浸して物思う葦
016:せせらぎ(yasubow) (忘れえぬ人々)
いっぴきの両生類の死に際に陶酔するは彼のせせらぎ
016:せせらぎ(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
春闇を耳鳴りとほく眠るときわれは色なきせせらぎとなる
016:せせらぎ(凛) (臥薪嘗胆)
許そうと決めたら君が恋しくて積もった雪もせせらぎになる
016:せせらぎmamaGON(赤い椅子) (赤い椅子)
せせらぎに白さぎ一羽浦内川のマングローブの森を船行く
016:せせらぎ(逢森凪) (みそじのみそひともじ)
わたくしの中を流れるせせらぎの音で眠れない 「君に、会いたい」
016:せせらぎ(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
かぷかぷと笑つて泡はせせらぎを過去へ過去へと流れてゆかむ
016:せせらぎ(そばえ) (日照雨)
残業のトイレやたらにあかるくて<せせらぎスイッチ>押して聴きおり
016:せせらぎ(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
勾玉のかたちで眠るうち側にとほき夏野のせせらぎを抱き
016:せせらぎ(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
せせらぎに誘われ来たこの秘境でも故郷を忘れさせてくれない
016:せせらぎ(芹澤京乃) (りなときょうのの迷走記録。)
自他害す角削るのはナイフより優しく撫でるせせらぎが良い
016:せせらぎ (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
春先のせせらぎ滑り覆い消す濁りきる泥冷たく光る
016:せせらぎ(中村うさこ) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
山峡のせせらぎに父こつそりと山葵植ゑゐし その後を知らず
016:せせらぎ(寺田 ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
・わが内を流るる川はせせらぎにあらず汚き泥の奔流
016:せせらぎ(癒々) (Romantic irony)
せせらげる せせらぎせせらげせ せらげない よごれてしまったあたしには むり
016:せせらぎ(つきしろ) (halcyon days)
せせらぎがカラダの中をすぎてゆき私はついに鳥へとなった。
016:せせらぎ(癒々)(再投稿) (Romantic irony)
せせらげる せせらぎせせらげ せせらげない よごれてしまったあたしには ない
016:せせらぎ(笹井宏之) (【些細】)
せせらぎを売ってくらしている人にうっかりであえそうな夕映え
016:せせらぎ(今泉洋子) (sironeko)
着メロは初夏のせせらぎ雑踏の都会の渓に低くひびかふ
016:せせらぎ(美里和香慧) ( Popん?TANKA)
せせらぎにまどうゆびさきながされてリバーサイドで逢いましょう**
016:せせらぎ(小早川忠義) (ただよし)
かつてありき 川を汚さぬと謳われ汚れ落とさぬ洗剤「せせらぎ」
016:せせらぎ。 (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
木陰道 澄んだせせらぎ ざらざらと ただ木霊しつ 耳の間に間に
016:せせらぎ(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
売笑婦せせらぎを飛ぶ ひと夏でわかりあえなくなる仲間たち
016:せせらぎ(矢野結里子) (Leaf-Life-Feeling)
せせらぎを流れる紅葉追いかけて 心は澄んで どこまでも行く
016:せせらぎ(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
せせらぎは時の葉舟を陽に流しこれ春の音いづくはあれど
016:せせらぎ(Ja) (chapaとchaiとJaの生活)
せせらぎも波音もない我が暮らし ただ広がるは東京砂漠
016:せせらぎ (保井香) (パパは乳牛屋)
激流のような怒りもいつの間にあきらめに似たせせらぎになり
016せせらぎ(クロエ) (90%の幸福)
せせらぎの東屋で本をひらけば段落ごとにかわす口づけ
016:せせらぎ(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
岩菅のせせらぎ汲んで粉ジュースを溶かして飲んだあの夏の日...
016:せせらぎ(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
ゆったりとせせらぎの音想像し短歌が湧いて来ぬかと願う
016:せせらぎ(市川周) (ミルミルを飲みながら)
イチローがF●●Kと叫ぶ その時もせせらぎってる四万の十川
016:せせらぎ(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
せせらぎが七月豪雨の川となり溢るメニエル 決壊は間近
16:(ふふふふふふふ) (題詠マラソン2006)
去年今年黄金週間恒例の車は走るよ「せせらぎ街道」
016:せせらぎ(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
山葵田を駈け抜け少女早春のせせらぎのみがもてるひかり
016:せせらぎ(あおゆき) (メソトリウム)
中途半端な言葉遊びはもういい せせらぎはいつも冷たい
016:せせらぎ(村上きわみ) (北緯43度)
おたがいの指に結んだせせらぎに魚を放てばひるがえる闇
016:せせらぎ(夢眠) (夢眠・日々綴り)
せせらぎに合わせ歩幅緩めて歩く都会の喧騒ここにはなくて
016:せせらぎ(濱田花香) (紅葵爽♪)
山歩き 靴中燃えゆ痛みゆえ 脱ぎ捨てしゃがみ、せせらぎに入ゆ
016:せせらぎ(ユメハ) (夢見堂)
ゆるゆると僕が流れるせせらぎを止めてしまったのは誰ですか
016:せせらぎ(村本希理子) (きりころじっく)
〈8月は〉つぶやくきみのくちびるのあたりにかすかなせせらぎの生る
016:せせらぎ(twinkle) (◆kirakira)
ゆらゆらとせせらぎ辿る靄の中みなもとの君にポカリをあげる
016:せせらぎ(ちゅう) (ちゅう …ノラのつぶやき…)
せせらぎがビルの谷間に聞こゆ時 穏やかになる人工の音でも
016:せせらぎ(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
春色に爪染めて今日せせらぎにらららと歌えばるるると流る
016:せせらぎ(星桔梗) (風船がわれるまで)
せせらぎの心地好さをと求めても出来ぬ相談荒波の我
016:せせらぎ(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
生徒数一挙に増える分譲のせせらぎタウンに自警団起つ
016:せせらぎ(内田誠) (その言葉の行方)
背伸びした影が流れるせせらぎにたしかに負けたぼくたちがいた
016:せせらぎ(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
束の間の雨に汚れる廃墟にて錆びた水脈せせらぎの如
016:せせらぎ(ヒジリ) (*tRIGger.)
晴れた朝きみの鼓動のせせらぎと共に寝るのはさいごだろうか
016:せせらぎ(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
遥かなるアマゾン川のせせらぎを耳を澄ましてデニーズで聴く
016:せせらぎ(折口弘) (はっちんずBLOG)
遠足のせせらぎの端君の背が見える岩にて弁当ひろげ
016:せせらぎ (±籠)
ヒーリングと言って与えた「せせらぎ」も闇へと向かう目隠しと同じ
016:せせらぎ(理宇) (±籠)
ヒーリングと言って与えた「せせらぎ」も闇へと向かう目隠しと同じ
016:せせらぎ(黒田康之) (今日の、おUTA)
吾胸の血流だけが安眠のせせらぎであるとつぶやきて寝る
016:せせらぎ(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
せせらぎを感じる肌がつんつんと痛む ここまで何しにきたの
016:せせらぎ (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
せせらぎにおぼれた日記の滲んだ字 まるでクラゲのダンスそっくり
016:せせらぎ(日和小春) (こは短歌)
グミの木はアドレナリンを誘い出す小鳥のような赤いせせらぎ
016:せせらぎ(和良珠子) (the strange of stranger)
色紙で作る紫陽花さみしがる人はせせらぎでさえ溺れる
016:せせらぎ(あんぐ) (あんぐの短歌)
せせらぎを聞きつつ眠る夏の夜 耳にささやく星の衣擦れ
016:せせらぎ(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
せせらぎは針の下からひらかれた窓のむこうのみどりの隅へ
016:せせらぎ(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
せせらぎに身を委ねたる心地なり 君の優しき声に抱かれて...
016:せせらぎ(やな) (やなさんの基地)
責めてほしい君の怒りに悲しみにせせらぎのごと洗われる吾を
016:せせらぎ(智理北杜) (智理北杜)
せせらぎの音は水面に舞い上がり陽炎揺らす風と語らう...
016:せせらぎ (わかばのうた)
君の口から流れることばいつだってせせらぎのようなやさしさが
016:せせらぎ (砺波湊) (となみ☆みなと)
何もかも風のようにはすぎぬから せせらぎみたいに泣いたって、だめ
016:せせらぎ(goldfish) (月と金魚鉢)
こう見えてせせらぎになると決めていて悔しいことにあなたがまぶしい
016:せせらぎ(新谷休呆) (新谷休呆の短歌の部屋)
絶え間なきせせらぎの音副菜に蕎麦啜りゐる山あいの里
016:せせらぎ ベティ (Betty's second Bar)
せせらぎが何も告げない 春はもう過去にしかない 冷たい朝だ
016:せせらぎ(るくれ) (とっても単純なこと)
せせらぎのように泣いてはだめという言葉について考えてました
016:せせらぎ(酒童子) (酒童子「歌」ワールド)
せせらぎは濁流となりて雨季をゆく 傍らの紫陽花(はな)色きらめきて
016:せせらぎ(渡邉建太) (nostalgie)
せせらぎを濁しに行こう売り上げにならない君と別れる旅に
016:せせらぎ(なまねこ) (路地裏稼業)
せせらぎにうつる明滅つかのまの蛍のいのち鼓動のリズムで
016:せせらぎ(もけこ) (!セバスチャンの暴挙!)
「せせらぎの音」と読んだことはあるけどどこで聞けるのかなあ
016:せせらぎ(幸くみこ) (そこそこがんばる)
せせらぎで寝付けないのは終わらないからだ 永遠なんていらない
016:せせらぎ(しょうがきえりこ) (GakiDay's TANKA)
故郷にはなかったはずのせせらぎもなつかしくなる新宿の夜
016:せせらぎ(もりたともこ) (短歌、すきです。)
蜜蜂の行方知りつつせせらぎは穏やかにただ流れ続ける
016:せせらぎ (hallo hallo!!)
せせらぎに耳を傾け息を吸う 本当の安らぎここに見つけた
016:せせらぎ(路喜) (水陸両用)
湿気で死に絶えた犬の腹彼はせせらぎの如き名ひとつ持つ
016:せせらぎ(あめあがり) (あおいかいだん)
鳥飛ばず虫鳴かぬ都の公園でせせらぎの音は魂鎮めたり
016: せせらぎ (ひらそる) (*ひねもすもずく*)
せせらぎにほど遠いなり「音姫」にうつむきげんで猫になるなり、みな
016:せせらぎ(cocoa) (cocoaのうたにっき)
せせらぎがステレオになる人間のふたつの耳はきっとしあわせ
016:せせらぎ (お気楽堂) (楽歌三昧)
秋川のほとりで過ごせしあの夏の夕方にだけせせらぎ在りき
016:せせらぎ(眞木) (ひとりももうた)
慈眼寺に向かう自然の遊歩道蝉しぐれ暑くせせらぎ涼し
016:せせらぎ(新明さだみ) (ぬ ま み み)
目の端に在る夭折の叔父の骨 せせらぎからは虹が生まれる
016:せせらぎ(日下智世) (万美愛任叶結実)
サワサワと小川のせせらぎ横切って爽やかな初夏の風どこまでも。
016:せせらぎ(落合朱美) (言の葉帖)
あぜ道を走る向こうの山裾で呼ぶせせらぎの歌に惹かれて
016:せせらぎ(本田あや) (明晃晃)
シーツごと抱く右腕に携帯のバイブをせせらぎだと教えられ
016:せせらぎ(白辺いづみ) (Iduming☆World)
ズル休み 朝に流れるせせらぎの(親子愛ってなあに?)だってさ
016:せせらぎ(萌香) (空の青さをみつめていても)
言葉など持たなくていい流星のせせらぎが告ぐ朝が来るまで
016:せせらぎ(星川郁乃) (Air Station)
せせらぎが奔流となる一歩前かろうじて踏みとどまる中州
016:せせらぎ(碓井和綴) (雨歩日記)
せせらぎも川に流れる6月の雨いつの間に無いことにする
016:せせらぎ(岩井聡) (North Marine Drive)
せせらぎで計るお前の血の速度 儀式ならあのコンビニ裏の
016:せせらぎ(長岡秋生) (廊下に座る)
せせらぎになまえを呼ばれた夏の森でいつの間にか靴を脱いでた
016:せせらぎ(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
せせらぎになるまでみんなから少し離れて結び直す靴紐
016:せせらぎ (如月綾) (お気に召すまま)
今はまだせせらぎみたいな会話でも荒れ狂うまではカウントダウン
016:せせらぎ(Harry) (四月なかなか)
せせらぎに1/fのゆらぎあり都会の人はこころ癒さる
016:せせらぎ (納戸)
せせらぎの少女は歌う聞き取れぬほどに二人の未来予想図
016:せせらぎ (蝉の声)
始まりは青きせせらぎ梅雨末期の瀬田洗堰(せたあらいぜき)にとどろく水流
016せせらぎ(帯一 鐘信) (361℃)
気がつけばせせらぎ次郎そんな名で全国回る演歌歌手です
016:せせらぎ(内田かおり) (題詠2006深い海から)
優しさがせせらぎとなるまなざしの深き辺りが満たされたとき
016:せせらぎ(小太郎) (ねこのにくきゅう)
せせらぎが緩やかになる岩の背で水遊びする蝶らと憩う
016:せせらぎ(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
せせらぎを見つけた指がなお深く愛はどこだとさまよっている
016:せせらぎ(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
せせらぎを三半規管に滑らせてコードネームを強要される
016:せせらぎ(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
水がない、水が何処にも見つからない。 ふとせせらぎの音「あれは幻聴?」
016:せせらぎ(長沼直子) (うたかたの日々*短歌 題詠100首blog*)
せせらぎがきみへの想いゆるやかにさらって逃げる跡形もなく
016:せせらぎ(のんちゃん) (のんちゃんの衣裳部屋裏)
わしづかみ籠へ放ちし兜虫はせせらぎの如き交尾始める
016:せせらぎ(門哉彗遥) (Nambo no Monya?)
せせらぎを三角錐に封印しMの家にてラヂオ体操
016:せせらぎ (心を種として)
涼求めしたたる青葉をすべりくる小鳥の起こす緑のせせらぎ
016:せせらぎ(浅井あばり) (ギンガムクロス)
せせらぎを捨て去る部屋の外側でマグカップからのぼる放逸
016:せせらぎ(たかし) (短いが身近というお話)
枕辺に川のせせらぎ聞きながら今日の夢は終わってしまうか
016:せせらぎ(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
大丈夫かなしくなんてありません さやさや眠るようにせせらぎ
016:せせらぎ(オオタセイイチ) (angle。)
せせらぎに桜の花弁浮かべたり遠く流れよ過去も流れよ
016:せせらぎ(究峰) (思い浮かぶがままに)
せせらぎの音が聞こえる森の中秋が来たれば今年も歩く...
016:せせらぎ あいっち (詠題100首blog-あいっちのうたあそび。)
君の吹くホルンを君のせせらぎと聴きいし日々がわたしに在りき
016:せせらぎ(柴田菜摘子) (パイロットランプ)
せせらぎの音はいらない東京の喧騒が肌になじんでるから
016:せせらぎ(pig_pearl) (ブタに真珠)
テレビ見て せせらぎに見入る 昼下がり 清水に足を 浸してみたい
016:せせらぎ(toshie) (題詠100首blog)
地図を見ずせせらぎ頼りに向かう道寂地峡入口にたどり着きたり
016:せせらぎ(フワコ) (きくとわたし)
せせらぎの音より少し音程の外れた娘のうたが聴きたい
016:せせらぎ(湖雨) (waffle)
せせらぎの音に包まれ釣り糸を垂れる影絵と蜻蛉が舞う
016:せせらぎ(けこ) (あきのうた声)
羊歯の葉を分けて流れるせせらぎに スイカ冷やした あの夏休み
016:せせらぎ(田咲碕) (いたずらっこ)
体温を運ぶ血の音せせらぎのよう 目閉じれば流されていく
016:せせらぎ(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
つらい日はせせらぎに耳をかたむける私の中の透明な水
016:せせらぎ(透明) (limerence)
悲しみが流れる胸のせせらぎは聴いてあげたら弱まりますか
016:せせらぎ(shall3) (山歩き録)
山道に 秘めたる流れ せせらぎの 音に隠れし サワガニ見つけ
016:せせらぎ(椎名時慈) (ワレ短(壊れ短歌))
せせらぎに翻弄される浮きゴミは癒しの音を聞く暇もない
016:せせらぎ(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
せせらぎの周縁を踏み草ぐさの占めたる界へいざなはれゆく
016:せせらぎ(まほし) (うた・たね)
せせらぎに笹舟のせて想うのは海ではなくて彼岸のあなた
016:せせらぎ(美鈴) (大和撫子)
安曇野の 川のせせらぎ 美しき 山葵の花の 咲きいずる場所
016:せせらぎ(池田潤) (神様、ぼくは。)
外は雨せせらぎのよに聞こえるだろうただでさえ殺した声は
016:せせらぎ(ゆづ) (透明ランドセル)
手をとってぼくたちだけの国に行こうせせらぎの中静かに生きたい
016:せせらぎ(minto) (@100@)
目を閉じて耳を澄ませば聞こえ来る川面に光る尾瀬のせせらぎ
016:せせらぎ(神川紫之) (圏外圏)
駆けぬけてゆくスピードがおそいからせせらぎ上に過去をならべる
016:せせらぎ (象と空)
澄み切った窓の向こうに小川見えせせらぎなども聞こえない秋
016:せせらぎ(浅葱) (空耳の森*番外地)
さらさらとせせらぎの音静やかに淋しい心を託されており
016:せせらぎ(香山凛志) (東京パピヨン)
kind of blueと呼べる水もあらむ川のせせらぎ飛び越えながら
016:せせらぎ(野田 薫) (さしあたり大丈夫)
乾かせば凝固していくせせらぎを浴槽にたれ流す 乾くまで
016:せせらぎ(平岡ゆめ) (le petit cahier)
せせらぎに顔を浸しているようなあなたの夢の顛末を聞く
016:せせらぎ(御厨しょうこ) (哀よりも愛 愛よりモアイ)
せせらぎの綺麗な川に沈めたら死ぬんじゃなくて土に還れる
016:せせらぎ(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
みなと屋のはずれかかった看板の夜更けにたてるせせらぎの音
016:せせらぎ 杉山理紀 (2006R57577)
注意深くダンスのおさらいする夜をあらゆる街のふいにせせらぎ
016:せせらぎ (nine) (songs)
トイレにてペーパー丸めボタン押す 泣き声隠すもエコのせせらぎ
016:せせらぎ(千) (Mille et une nuits―題詠100首blog)
小声でもみな声上げよ せせらぎも集まりてついに大河となりぬ
016:せせらぎ(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
品切れで重版未定と聞きしより『海とせせらぎ』さがしに出でぬ (大岡信 岩波書店)
016:せせらぎ(春村蓬) (風見鶏)
雲ながれ水ながれ時ながれゆくそのせせらぎに耳すますべし
016:せせらぎ(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで)
かあさんの体内をゆくせせらぎの光を追って眠る病室...
16:せせらぎ(久野はすみ) (月の融点)
翡翠の骸ながれるせせらぎにきみは両手をひたす、肘まで
016:せせらぎ(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
三回もメンテナンスをしているし言うことのないせせらぎだった