題詠100首blog

こちらは「題詠100首blog」のイベント会場です。「イベントの仕組み」をお読みの上、ご参加ください。(五十嵐きよみ)

042:豆

2006-01-01 | 041-050の歌
「042:豆」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

042:豆(美山小助) (小助の和歌)
節分に 投げられる豆 痛かった 鬼の役した 父親が泣く

042:豆(エクセレント安田) (風流三昧)
福豆を歳の数食べ邪気払い節分の候恵方寿司食う

042:豆(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
ほかほかのスープにつんとひよこ豆くちばし立てて微笑む夕餉

042:豆(はこべ) (梅の咲くころから)
佐保川の尾花がゆれる川原には 豆名月が雲間にありき

042:豆(船坂圭之介) (kei\'s anex room)
節分の夜を忘れたる独り居の窓に響かふ豆を投ぐ音

042:豆 行方祐美 (やまとことのは)
豆ご飯をみどりに咲かせるテーブルに塩の香が立つ昨日は啓蟄

042:豆(みずき) (空)
ひやひやと豆まく春の加速度へこころの小鬼映す玻璃窓

042:豆(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
豆腐(トゥブ)チゲを昼餉に食めば噴き出づるいや増す汗よ大久保の夏

042:豆(しゃっくり) (春雨じゃ)
鳩ならば豆が好きだというなかれみんなで順に踏みつけ飛んだ

042:豆(しゃっくり) (春雨じゃ)
鳩ならば豆が好きだというなかれみんなで順に踏みつけ蹴った

042:豆(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
そら豆の四つ子五つ子さみどりの音符のやうに莢を飛びだす

042:豆(aruka) (外灯都市)
真夜中に廃墟になった灯台で豆電球をひとり灯した

042:豆(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
寒き夜を改築中の家に来て小さな声で豆まきをする

042:豆(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
枝豆の中身があるかどうかさえ わからないほど酔ってるあなた

042:豆(紫女) (クロッカスの歌)
そら豆の歌を思はば母の血を継ぎたる瞳に三日月歪めり

042:豆(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
いつしゆんを煮くずれてゆく豆腐よりあやふく熱せられゆく時代

042:豆(まつしま) (心の空)
豆はまだ知らないけれどあの空のメロディーきっと「えんどうの花」

042:豆(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
味なんてまるでわからぬ僕たちがコーヒー豆を挽いた同棲

042:豆 新津康 (NOTHING WORKS)
手作りと言うのならカカオ豆から作ってみろよ。一度位は。...

042:豆(謎彦) (ジャポン玉)
むらさきの灰ふりまじれ「アニトラの踊り」口ずさみゆく豆腐屋

042:豆(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
突然に豆台風が現れてハードディスクをデフラグしている

042:豆(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
鉄釘を入れて煮た豆くろぐろと正目(まさめ)の箸につままれており

042:豆(春畑 茜) (アールグレイ日和)
豆ごはんつぶらつぶらのうすみどりあはれ真昼間わがまへに光(て)る

042:豆(飯田篤史) (ひこうき雲)
そら豆といえばあなたもそら豆とこたえるそんなやさしいきもち

042:豆 (新井蜜) (暗黒星雲)
豆粒と一緒に煮込んだ海亀はこんな味ではなかったはずだ

042:豆(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
豆腐一つ握りつぶして母の眼をじっと見据える 虚無だけ見えた

042:豆(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
鼻に詰め 豆飛ばしてる 芸を見て 忘年会で やると意気込む

042:豆(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
初物のえんどう豆を米よりも多く炊き込み満足である

042:豆(本原隆) (それについて)
カカオ豆甘いのだけが大好きよどうせ機械が摘んでんでしょう?

042:豆(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
コーヒーの 豆を粉に するときの その香りには 勝てるものなし

042:豆 (翔子)   (花こみち)
コトコトと小豆を煮ればツラツラと哀しき記憶煮込まれるごと

042:豆(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
荒れ果てた畑耕し豆植える水をやり終え温泉に入る

042:豆(川内青泉) (青泉の部屋)
豆乳がよいといえば豆乳にはしる人々延命願って

042:豆(暮夜 宴) (青い蝶)
向き合えばしどろもどろに煮崩れる豆のようです暮夜さんってば

042:豆(ハナ) (象の求愛ダンス)
ふかふかのベッドではないやり方をそら豆くんに教えてあげよ

042:豆(Yosh) (★光に向かって★)
豆蒔けば必ず生える 蒔いたのは自分だもんさ 善きも悪しきも

042:豆(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
コーヒーの豆を挽く音聞きながらぽこぽこしてるフラスコ眺む

042:豆(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
 豆球を  消して寝れたら  大人かな  それとも添い寝  卒業ですか

042:豆 (なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
豆腐すら噛めないでいる午後六時このままがいい、このままが、いい

042:豆(水都 歩) (水都blog)
ブーム去り見向きもされぬ酢大豆を母は今宵も黙々と食ふ

042:豆(西宮えり) (aglio-e-olio)
いもうとのこと「お豆」って呼ぶんだよって秘密みたいに寝袋の中

042:豆(花夢) (花夢)
ひとさじの豆乳プリンをくちにふくむ からだにやさしい感情らしい

042:豆(ドール) (花物語)
どっさりと送られてきたそら豆の皮を子供と剥く日曜日

042:豆(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ)
にんげんの子しか産めないつまらなさ病んだかたちにうずら豆炊く

042:豆 (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
部屋中にひろがってゆくありさまを夢でみたから珈琲豆挽く

042:豆(原田 町) (カトレア日記)
甘納豆やたら食べたきことありて電話もひとも誰も来ぬ日は

042:豆(スガユウコ) (ココロに花を)
豆乳を飲ませる事も効果あり昔話を繰り返す母

042:豆(夜さり) (夕さり夜さり)
ゐやゐやしく傘寿の母がさしだせる豆大福の沈むみそ汁

042:豆(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
倒れてもなお立ち上がる豆力士またぶつかってまた投げられる

042:豆(秋野道子) (気まぐれ通信)
あのころはコーヒー豆の洗礼を受けて飛び乗る市電があった

042:豆(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
豆の木は伸びる日毎に手に負えぬ夢になるなら今断ち切って

042:豆(みゆ) (*** ことばあそび ***)
豆狸 今宵は何処でクダを巻く 化かし化かされ廻り廻って

042:豆(野良ゆうき) (野良犬的)
かさぶたや血豆が語る武勇伝 半端は恋はできませぬゆえ

042:豆(野良ゆうき) (野良犬的)
かさぶたや血豆が語る武勇伝 半端な恋はできませぬゆえ

042:豆(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
君の手の豆に触れつつ思い出す あの日流した汗と涙と

042:豆 (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
ありったけ光よそそげ束の間の静養のため彼女は伊豆へ

042:豆(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
ありったけ光よそそげ束の間の静養のため彼女は伊豆へ

042:豆(素人屋) (素人屋雑貨店)
火加減は囁くようにとろ火にね 優しく踊って花豆ワルツ

042:豆(みなとけいじ) (海馬)
てめえが話し掛けてんのが俺なんならおれは豆鉄砲を喰らった鳩だ

042:豆(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
莢剥けば隙間ないほどぎっしりと初夏の詰まった青豌豆たち

042:豆 (佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
寄せ豆腐匙に掬へばプルルンと震へて夜の灯に光りたり

042:豆(斉藤そよ) (つれづれつづり)
わかるのは大豆畑がまた風にそして夕陽に揺るといふこと

042:豆(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
怠け者ジャックが登る豆の木は雲からめとる邪悪な肢体

042:豆(天野 寧) (三十一文字の毒薬)
おひさまの下へ飛び出す園児らは豆鉄砲の豆の様だね

042:豆(kitten) (kitten song)
彼女は杏仁豆腐が好き流れ着いた銀河の捧げ物

042:豆(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
しびびびと歌えなかったさやだけが正体あかす烏野豌豆

42:豆(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
黒豆がふっくら煮上がる数刻に星の数ほど津波の死者は

42:豆(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
ひと夏で消費されゆく枝豆のみどり思えばやさしくなれる

042:豆 (紫峯) (時空の扉)
夕暮れに鳥の声して鳴きやまぬ豆鉄砲の豆が欲しいか...

042:豆 (佐田やよい) (言の波紋)
ざわざわと光がそよぐ水無月のにおいをつれて空豆がくる

042:豆(小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
ぬかるみの靴跡たどってずぶぬれなクローバーたちの黒豆ココア

042:豆(かのこ) (短歌*かのこ流)
湯豆腐とともに過ぎたる夕食は 家族団欒この上なきとき

042豆(クロエ) (90%の幸福)
茹で上げたそら豆の湯気たちのぼり切りすぎた髪をしばし忘るる

042:豆(みあ) (言の葉たち)
しょりしょりと小豆あらいに誘われる千曲の岸から暮れてゆく空

042:豆(みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
  自己顕示したがる「をのこ」かはゆらし お変はり自由はつ豆ご飯 

042:豆(小早川忠義) (ただよし)
あどけなく豆と呼ばれし少女ありき顔の小さきをんなとなりぬ

042:豆 (寺田 ゆたか)     (素浪人Joeのスローライフ)
・豆ごはん嫌ひて箸で選り分けし子も今四十路 分別の人

042:豆(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
たっぷりとひよこ豆煮てあつあつのトマトソースで口説いているらし

042:豆(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
イイダコと豆のサラダの前菜にほんのひととき下ごころ捨て  

042:豆(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
そら豆のスープの皿がまっしろで(かあさんはぼくをうんでいないね)

042:豆(鈴雨) (鈴雨日記)
てのひらで絹ごし豆腐を賽の目にする危うさで恋は始まった

042:豆(中村うさこ) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
熟れすぎぬうちにと採りし枝豆の恥ぢらふごとしそのうすみどり

042:豆(笹井宏之) (【些細】)
わりばしで高野豆腐をしぼってはトシオサンとおいひとになった

042:豆(美里和香慧) (     Popん?TANKA)
豆、ころろんと煮えたちはじむゆうぐれは ふつふつ愛が止まらない、もう

042:豆(みずすまし) (水紋)
 ほつほつと豆の煮あがるひとときは 母の香りに包まれる時

42:豆(栗凛) (ス芸紙一重?)
あの人の走る姿が好きでした 小豆色したジャージに未練

042:豆(振戸りく) (夢のまた夢)
手触りは豆大福の柔らかさ あわい塩気と豆の固さも

042:豆(やな) (やなさんの基地)
豆というあだ名だけれど見上げてる空は隼の飛ぶあれだ

042:豆(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
ひよこ豆煮るイサドラのうるはしさ飲んだくれ男を嬉々と養ひ

042:豆(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
朝食の納豆を混ぜる父が居る家族と迎える平凡な朝

042:豆(はるな 東) (菜の花の道)
真っ白のお皿に一個残ってるそら豆狙うビール片手に

042:豆(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
「納豆を食べなさい」てふ母からのメール届きぬ朝の一コマ...

042:豆(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
夕焼けに豆腐のカドが鋭角で今なら死ねると思わせぶりで

042:豆(わかば) (わかばのうた)
小豆まめ煮詰めるように許されて想ってみたい人のいる夏

042:豆(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
納豆は誰も食べない給食の献立は町の納豆屋のため

042:豆(goldfish) (月と金魚鉢)
仕返しをしたり心を試したりお豆のような手にゆられてる

042:豆(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
 莢を立て空へ空へとそら豆は自分の星に戻りたがってる

042:豆(あんぐ) (あんぐの短歌)
「女性にはマメでなければもてないぞ」マメではないが豆は好きです

042:豆(くろ) (鎌倉日記)
蜜豆のくろみつかきわけ聞こえくる祖母のかもめの水平さんが

042:豆(あおゆき) (メソトリウム)
今日二度もしゃべれた仕事のことやけど豆粒ほどの、けれど幸せ

042:豆(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
たまさかのひとりよがりは知られざり珈琲豆を煎る苦き朝

042:豆(凛) (臥薪嘗胆)
納豆にねぎとしょうゆとマヨネーズ入れてまぜてる君がいる朝

042: 豆 (方舟) (方舟)
こしひかりの早苗靡ける田の畦に枝豆の苗植ゑて秋待つ

042:豆(智理北杜) (智理北杜)
黒豆に茶豆黄大豆青大豆双葉はどれもきれいな緑...

042:豆 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
チャイニーズスープの底に光る豆 さやはちぎれてくすんだみどり

042:豆(やすまる) (やすまる)
あいしてる握った指の間には白いものもう豆腐ではない

042:豆(きじとら猫) (きじとら小部屋)
ほころびは直さないとね縫い目から涙の数だけこぼれた小豆

042:豆(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
豆撒きは声を揃えて「福は内」君にも巣くう鬼も一緒に...

042:豆(るくれ) (とっても単純なこと)
五目豆を煮る夕方が好きなんだそんな話もはじめてするね

042:豆(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
コーヒー豆の香りにひかれこんな人とあっという間に朝まで過ごす

042:豆(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
脳内の豆電球と乾電池 並列なのか? 直列なのか?

042:豆(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
病み上がり快気祝いの小豆粥 骨身にしみる昆布(こぶ)の塩味

042:豆(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
おそかった夜にたっぷりひよこ豆もどそうとして水にひたした

042:豆(なまねこ) (路地裏稼業)
お行儀のいい豆粒のような生徒たち ぬるい風吹く屋上でながむ

042:豆(みち。) (虹色アドレナリン。)
笑い声ひびかせるたびぽろぽろとこぼれる豆のような虚しさ

042:豆(村上きわみ) (北緯43度)
うちがわはおそろしいね 浸されてどの豆もみなつよく漲る

042:豆(村本希理子) (きりころじっく)
趣味多き下の妹豆本はクロネコメール便にて届く

042:豆(みにごん) (MINI'S LIFE blog)
豆色の車に乗って豆色じゃない街を行く自由な夜明け

042:豆(村上はじめ) (spidyな日々)
珈琲を豆乳で割る飲み方が好きだったよねあの頃僕ら

042:豆(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
豆乳を加えて温める間シンクの縁に凭れたままで

042:豆(星桔梗) (風船がわれるまで)
苦しくて豆粒ほどの想いさえ捨ててしまった花咲く前に

042:豆(星桔梗) (風船がわれるまで)
苦しくて豆粒ほどの想いさえ捨ててしまった花咲く前に

042:豆(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
それぞれの夢をかかへて水中に白花豆はしんと眠れり

042:豆(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
豆知識、だって言うから気をゆるしついうっかり聴き始めたり

042:豆(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
 とら,うずら,ひよこ、そら、はな、銀手亡、金時、いんげん豆の名たのし

042:豆 (お気楽堂) (楽歌三昧)
豆を挽く手間はおいしい珈琲のために欠かせぬ儀式の一つ

042:豆(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
「ありがとう、大丈夫です」夏の朝地震に遭った豆腐みたいに

042:豆(碓井和綴) (雨歩日記)
豆がらを煎る隙もなく跡継ぎを姉に宣言されて初盆

042:豆(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
見続けていい夢もある つぶされる血豆みたいな眠りについた

042:豆(ぱぴこ) (テクテク)
父さんの膝でつまんだ枝豆とビールの泡と野球中継

042:豆(日下智世) (万美愛任叶結実)
豆煮える時間は長く君の事考えていても尽きせぬ想い。

042:豆(小雪) (朱紗)
豆ごはん 絶妙の味 塩加減 おかわりせがむ わが息子たち

042:豆(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
空豆のさや剥きながら待ちきれずビール開けちゃう七夕の夜

042:豆(市川周) (ミルミルを飲みながら)
手相見がわらう 卯の年ワイキキで豆鉄砲に撃たれて死ぬる

042:豆(くろ)再投稿 (鎌倉日記)
蜜豆のくろみつかきわけ聞こえくる祖母のかもめの水兵さんが

042:豆(ことら) (ことらのことのは)
珈琲豆専門店の麻袋並ぶ冷たき石倉で会う

042:豆(ひらそる) (*ひねもすもずく*)
ゆがかれて罅罅できた豆みっつ母の領界未だ犯せず

042:豆(折口弘) (はっちんずBLOG)
駄菓子屋の甘納豆の景品は何だったろう 掌に十円

042:豆(幸くみこ) (そこそこがんばる)
納豆の糸をくるくる巻きながら もてあましてる無口な食卓

042:豆(濱田花香) (紅葵爽♪)
正月の黒豆の黒さ光り過ぎ。豆嫌い与ふ、その風貌なり

042豆(帯一 鐘信) (361℃)
おならして豆の精霊あらわれて黙ったままの気まずい時間

042:豆(夢眠) (夢眠・日々綴り)
豆蒔きのか細い声も消えた部屋夏の鬼は性質が悪い

042:豆 (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
つま先で静かに立っている子供みたい カップに植えた空豆

042:豆(そばえ) (日照雨)
ひよこ豆たっぷり入れたシチューにて死んだ仔猫を弔う夕べ

042:豆(岩井聡) (North Marine Drive)
豆畑にみどりの研究果ててなお会いたいもののひとつに逆縁

042:豆(癒々) (Romantic irony)
鍵束に付いたネームは「豆の木」できっとあなたはジャックなんでしょ

042:豆 (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
強がって大丈夫って振り向いて鳩鉄砲に豆が食らった

042:豆(小太郎) (ねこのにくきゅう)
破裂した豆皮のよな傷をだき院へと走る消せぬサイレン

042:豆(内田誠) (その言葉の行方)
深すぎた愛を煮詰める指先を逃れるように沈む黒豆

042:豆(しょうがきえりこ) (GakiDay's TANKA)
「悪いのはぜんぶ男」と吐き出した枝豆の皮はおじぎのかたち

042:豆(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
不思議なりなぜ大豆より生まれるか 箸で二等分した冷奴食べる...

042:豆(今泉洋子) (sironeko)
花豆の畑の上の雲白くそうめん旨き夏は来にけり

042:豆(彼方) (心を種として)
ひとつずつ前歯で豆を割りながら顎の疲労に年月思う

042:豆(理宇) (±雑記蝶)
豆と聞き卑猥なものしか引き出せぬ我は、優柔不断な事情

042:豆 (砺波湊) (となみ☆みなと)
防護服着て運ばれた銀色の珈琲豆は本日入荷

042:豆(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
平日の豆乳色の昼下がり、継小路は婦人会へと

042:豆(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
そら豆を剥くたびおもう裏切りという名のひかり知った日のこと

042:豆 (如月綾) (お気に召すまま)
豆鉄砲くらったような顔をして何がそんなに意外だったの

042:豆(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
枝豆もこの星も茹で上がったら土星で少しくるくるしたい

042:豆(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
豆の木が如雨露の雨にうなずいて そうなのよ社会がぜんぶ悪い

042:豆(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
レンズ、とら、ひよこ、いんげん、そら、うずら ごちゃまぜ豆の夕餉ゆかいに

042:豆(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
何も生めぬ豆にあらば探られて転がされる好しその口唇で

042:豆(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
だいすきな豆乳プリン、だいすきな音楽、なのに私たいくつ

042:豆(堀 はんな) (たん たん 短歌)
私にも夢があったと豆の木をジャックが登る絵本の記憶...

042:豆(つきしろ) (halcyon days)
入相の光の中に落ちてありし花豆三つを誰も拾わず

042:豆 (わたつみいさな。) (乱切りくじら)
ねぇジャック、その豆の木と取り替えない?アタシと人生取り替えない?ねぇ

042:豆(黒田康之) (今日の、おUTA)
豆の花は俯いて咲く紫の花影を見よ目を閉じて見よ

042:豆(萌香) (空の青さをみつめていても)
  豆を挽くコーヒーミルの音さえもよそよそしさを隠せない午後

042:豆(もりたともこ) (短歌、すきです。)
温室に空豆を蒔くその豆の成長もまた管理しており

042:豆(ヒジリ) (*tRIGger.)
コーヒーをあなたの香りと決めてから豆ひと粒と土に寝てみた

042:〓 (詠題100首blog-あいっちのうたあそび。)
カスタードプリンか豆乳プリンかに迷いて今宵は両方を買う

042:豆(Harry) (四月なかなか)
結婚をするまで見たことないと言ふ妻のうでたる十六大角豆(ささげ)

042:豆(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
嫌われて蝶になれない害虫は豆大福の粉にまみれた

042:豆(透明) (limerence)
豆柴が予想以上の大きさに育ってチビという名に余る

042:豆(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
お土産に空豆、えんどう、スナックと沢山もらい今日は豆の日

042:豆(内田かおり) (題詠2006深い海から)
節分は豆一粒の勇気持ち怖い赤鬼陰から覗く

042:豆(shall3) (山歩き録)
豆ひきて お湯を注ぎて 香りたつ コーヒー豆の いとかぐわしき

042:豆(和良珠子) (the strange of stranger)
責めたくはないのに鬼が笑うから撒いても撒いてもなくならぬ豆

042:豆(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
空たかく豆つぶほどの飛行機がもう消えていく明けがたの夢

042:豆(フワコ) (きくとわたし)
ひよこ豆のサラダもさもさ食べながら求人欄をチェックしており

042:豆(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
小豆粥うとむにあらね風邪熱のひたひはさむき断崖なせる

042:豆(究峰) (思い浮かぶがままに)
ほかほかと上手く炊けたか豆御飯香りはよくて色もまあまあ...

042:豆 (うた・たね)
うしみつの豆乳風呂に三日月の舟を浮かべてそしておやすみ

042:豆(まほし)再投稿 (うた・たね)
うしみつの豆乳風呂に三日月の舟を浮かべてそしておやすみ

042:豆(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
生きるのに疲れた日には黒豆を皺を寄せずに煮含めてみる

042:豆(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
深炒りの豆しづやかに挽きながらあなたはかりがねと呟いた

042:豆(夢麿) (夢幻泡影)
欲しいのはそら豆たちが火の上でこれでもかと飛び跳ねる勢い

042:豆 (象と空)
止まらないもう止まらない攻撃だ玉手箱から豆が吹き出す

042:豆(ゆづ) (透明ランドセル)
泥の城おもちゃの兵隊豆鉄砲弾丸こめていざ成敗

042:豆(けこ) (あきのうた声)
殻を剥き皿に盛るのは母の指 我ら食む指 溜まらない豆 

042:豆。   (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
ガンバルゾー? よくよく見れば ガルバンゾー ずいぶん元気なお豆ですこと

042:豆(pig_pearl) (ブタに真珠)
小豆茹で 餅を焼いて おぜんざい 冬の楽しみ まだまだあるぞ

042:豆(浅葱) (空耳の森*番外地)
風音が窓に響いた秋の夜に豆のスープはコトコト唄う

042:豆(ベティ) (Betty's second Bar)
縁側に豆柴二匹寄り添えば和のかおりする陽射しが注ぐ

042:豆(minto) (@100@)
戸口には豆電球が灯されて影長く引く昭和の風景

042:豆 (鳴井有葉) (そのための日記)
豆の字の真ん中にある口が豆 豆豆豆豆豆 さやえんどう 

042:豆 杉山理紀 (2006R57577)
ドア1枚隔てたむこうの闇にむけひとつかみだけ豆まきの声

042:豆(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
手放せぬ一冊 青空古書市の松下竜一『豆腐屋の四季』 (松下竜一 講談社文庫 リブリオ出版)

042:豆(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
レギュラーの卵が消えて三軍の豆板醤はいつまでもある

042豆:(長岡秋生) (廊下に座る)
枝豆は砕かれてゆく口中に優しいひとに撫でられた夜に

042:豆 (nine) (songs)
悲しいと言うに言えずにあの時は豆つぶほどになっていました

042:豆(春村蓬) (風見鶏)
途切れたる言葉の先の句読点と豆科の花を花舗にさがせり

042:豆 (のんちゃんの衣裳部屋裏)
薄皮の黒い枝豆「お初」の時「腐り」と思い捨てちゃいました

042:豆 (陽だまりのふちっこで)
たっぷりの砂糖を入れて豆を煮る母さんよりもくつくつ煮るの...

042:豆(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
ごろごろと色とりどりを沈ませて豆のスープの上辺は静か

042:豆(星川郁乃) (Air Station)
やさしさはむずかしいから 今日もまた煮立たせすぎた豆乳スープ

042:豆(平岡ゆめ) (le petit cahier)
いつだって撥ね転がって食べられぬ豆を欲しがる隣のヨッチャン

042:豆(千) (Mille et une nuits)
豆をまき鳩を呼び寄せ蹴散らせり 優しい行為を信ずるなかれ

042:豆 (香山凛志) (東京パピヨン)
南極に行こうよいつか湯豆腐を君のお皿にとりわけながら

042:豆(久野はすみ) (月の融点)
なにものか知らないけれどうたがわず緑豆はるさめの緑豆を

042:豆(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
そら豆が鞘から飛びだすその軌道デッサンしたいからもっかいやって

042 豆 (文月万里) (Kagerou つれづれ)
豆のスープ煮込んで飲み干すセレモニー 恋失う度に味が良くなる