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010:桜(エクセレント安田) (風流三昧)
桜咲く名古屋城にてお花見を蓋を開ければ仕事の続き
010 桜(美山小助) (小助の和歌)
桜散り 若葉芽吹かん 樹の下で 虚しき宴の 酒飲みくだす
010:桜(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
ひとり往く旅路に手向けの花あらば大和の桜その撩乱を
010:桜 (kei\'s anex room)
桜咲く季節(とき)来りせば動き得ぬ脚をさすりてわが嘆き居り
010:桜(船坂圭之介)再投稿 (kei\'s anex room)
桜咲く季節(とき)来りせば動き得ぬ脚をさすりてわが嘆き居り
010:桜(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
雨風のな降りそ吹きそ常ならぬ色こそ惜しめ桜紅葉の
010:桜(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
雑踏に急ぐ都会に来る便り今宵ばかりは春桜びと
010:桜(春畑 茜) (アールグレイ日和)
桜葉のほのかに塩の味すると今宵ひとりし餅ふたつ食む
10:桜(はこべ) (梅の咲くころから)
待ちわびて花の二十日は今そこに 何と迎えん夢宵桜
010:桜(aruka) (外灯都市)
桜散る日本の庭に風が吹く みんなサムライ みんなハラキリ
010:桜(新井蜜) (暗黒星雲)
覚悟決め桜の下を歩いてく頬にひとひらふれた花びら
010:桜(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
うら若きジーパンの娘(こ)が大胡座(おおあぐら)かいて桜の樹の下にあり
010:桜(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
桜散る季節になると思い出す きみがこの街でていったこと
010:桜(みずき) (空)
五感からハープが震ふ毀れゆく桜の闇は細く悲しい
010:桜 (NOTHING WORKS)
宴の後の静けさよ。君の心に散る桜。答えは見えて。...
010:桜 行方祐美 (やまとことのは)
桜ばな耳冷やしつつ仰ぐときふた昔前のおお祖母の声
010:桜(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
宵雨の水銀灯に呼応する桜明かりよ 透けるてのひら
010:桜(暮夜 宴) (青い蝶)
満開の桜の下でゆっくりと箍をはずしてゆく天使たち
010:桜 (小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
さくらんぼふくめば太宰の苦わらいうつし世にまた桜桃忌来る
010:桜(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
春の日のふんわりとしたスカートに落ちる花びら桜の予感
009:桜(水都 歩) (水都blog)
満開の桜見上げてその幹の脈打つ樹液の音聞いてみる
010:桜(小雪) (朱紗)
緊張し桜並木をくぐり抜け今日から君は一年生ね
010:桜 やっつん (U151の目線)
6年間桜並木を潜り抜けつらくも楽しい学園ライフ
010:桜(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
パソコンの時計はよくずれていた桜時計を起動していた
010:桜(丘村トモエ) (ことばとわたし(丘村トモエ))
あと何度桜を見るか 今年から数えてみても悪くないから
010:桜(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
逢ひたくて逢へざる人を想ふとき夜の桜はかうも哀しく
010:桜(謎彦) (ジャポン玉)
生薬としての桜皮(あうひ)は収斂や鎮咳などに効ありと云ふ
010:桜(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
永遠に散らぬ桜が咲くのならこの心臓を空に投げよう
010:桜 (丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
あつけなく手から零れてゆく桜あといくたびを残り生に逢ふ
010:桜(かのこ) (短歌*かのこ流)
わが町はまだまだ雪が降ってます。待ち遠しいな、桜咲く頃
010:桜(水都 歩)再投稿 (水都blog)
満開の桜見上げてその幹の脈打つ樹液の音聞いてみる
010: 桜 (佐田やよい) (言の波紋)
壜詰めの桜貝たち砂浜に放ちて気づく波の冷たさ
010:桜(ドール) (花物語)
塩漬けにされた桜の花びらがお湯にふわりと開いてゆく日
010:桜 (水沢遊美) (ふんわりんさまの想ひ人)
うつむいて言葉もらさぬボクたちに恋のはじまり告ぐ桜もち
010.桜 文月万里 (Kagerou つれづれ)
さくらさくら今日はあなたを追いかけて行ける所(とこ)まで歩いてみようか
010.桜 文月万里 (Kagerou つれづれ)
桜さくら今日はあなたを追いかけて行ける所(とこ)まで歩いてみようか
010:桜(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
桜散る来年も咲け春は来る葉桜となるゆっくり養え
010:桜(ハナ) (象の求愛ダンス)
桜など関係なくて薬局でバンドエイドを20枚買う
010:桜(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
この四月いざ出発の子供らに桜さけ咲け おしみなく咲け
010:桜(Yosh) (★光に向かって★)
仇桜 無常の裸形を知ろ示し 惰眠の衆生を喚起せしめん
010:桜(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ。)
裏庭に花を咲かせぬ桜あり小猫大猫美(は)しく実れよ
010:桜(天野 寧) (三十一文字の毒薬)
日曜日輝くネイルは桜色君を待ってる頬は薔薇色
010:桜(スガユウコ) (ココロに花を)
来年も見るだろうかとおそらくは誰もが思う今年の桜
010:桜(みにごん) (MINI\'S LIFE blog)
桜なら間に合ってます今週はロマンチストの押し売り禁止
010:桜(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
吹雪く風 桜ちるひら 綺麗やわ 花びら早う お猪口においで
010:桜 (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
無防備な春の心は桜花 ひと夜浮かれて散る散る満ちる
010:桜(原田 町) (カトレア日記)
みちのくの三大桜見にゆかんわれらの都合で花は咲かぬが
010:桜(みなとけいじ) (海馬)
テレビ塔桜さくらにかこまれて紙ふうせんを飛ばすぼくらは
010:桜(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
桜咲く容赦なく咲く水面に散る花びらは落ちて離れる
010:桜 (鈴雨日記)
緋を含むつぼみ育ちし桜枝の あおいろ薄き空に映ゆるも
010:桜(みゆ) (*** ことばあそび ***)
桜雨優しく甘く暖かく 君の心に降りますように
010:桜(しゃっくり) (春雨じゃ)
梅雨空に届いた知らせ不明死や兄は桜の頃に出掛けし
010:桜 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
カレンダーの大寒の字の上に貼る桜のシール特に意味なく
010:桜(紫女) (クロッカスの歌)
桜咲く隣家の下駄が飛んできて晴れだと子どもが前歯見せをり
010:桜(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
葉桜になるのをおそれながら咲く春たそがれの昏さのなかを
010:桜(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
夜桜はきみの帰りを待ちわびて薄紅色のなみだを落とす
010:桜 (たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
DVをうたうCoccoのドレスの色や今帰仁の桜は赤く
010:桜(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
坂道でわたしを追いこしていった桜前線 歩くはやさで
010:桜(野良ゆうき) (野良犬的)
桜から逃れてくればまた桜 背後に春の崖せまり来る
010:桜(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
ブレーキのあそびのような昼下がり桜台へと坂を上って
010:桜(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
喧噪を吸い取るごとく幾千の花びら降らせ散る桜なり
010:桜(ユメハ) (夢見堂)
まじまじと「君って桜餅みたい」いったいそれはどういう意味だ。
010:桜(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
花びらに両手の指を奏でさせ桜の前を過ぎ行く少女
010:桜(鈴雨) (鈴雨日記)
緋を含むつぼみ育ちし桜枝の あおいろ薄き空に映ゆるも
010:桜 (なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
あせらずに、だいじょうぶだよ、おちついて。きっと満開桜色の春
010:桜(史之春風) (はちぶんめblog)
僕達は何を卒業するんだろう桜はいまだつぼみのままで
010桜(まつしま) (心の空)
葉桜を渡る風でもまだなぞる花の記憶の端にある色
010:桜(きじとら猫) (きじとら小部屋)
また会える瞼の奥の芝桜ピンクの絨毯待っているから
010:桜(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
ひらひらり舞う桜からいい香り そうだ帰りにあんぱん買おう
010:桜(ぱぴこ) (テクテク)
桜より桃を好きだという君に恋をしたから春がふくらむ
010:桜(逢森凪) (みそじのみそひともじ)
桜咲く 世界の果てにも春は来る 君がいなくても、春は来る
010:桜(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
桜待つはやる発情プレピンク梅の可憐と桃の挑発
010:桜(翔子) (花こみち)
潜入し廃墟の桜眺めれば無人無音のはなびら凄し
010:桜(みずすまし) (水紋)
桜舞い水面(みなも)に浮かぶ花筏 どこへ行くやら風まかせ
010:桜(みずすまし)再投稿 (水紋)
桜舞い水面(みなも)に浮かぶ花筏 どこへ行くやら吹く風まかせ
010:桜(本原隆) (それについて)
きれいだよ汚くないよ平和でも桜に嘘は一つもないさ
010:桜(花夢) (花夢)
今はもう泣くことはないさらさらと桜の雨が頬をかすめて
010:桜(みあ) (言の葉たち)
人魂ね?問えばでっかい蛍だと桜色した君が答える
010:桜(やすまる) (やすまる)
如月尽かたい蕾よりこぼれそめ枝先に匂う桜いろの靄
010:桜(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
きれいだね 繋いだ手から伝え合う桜の下の無口な二人
010:桜(西宮えり) (aglio-e-olio)
仰ぎ見る桜には風 俯いてゆがむあなたの頬に花びら
010:桜(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園 ー題詠百首のためにー)
老いてなお桜わたしをゆるさぬと降るこの肺を埋め尽くすまで
010:桜(みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
夜桜に罅いるごときライトアップあはれあはれつきゆきはなの
010:桜(佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
桜さくら淡紅(うすべに)色の三分咲きぽつてり昨夜(よべ)の雨を含みて
010:桜(素人屋) (素人屋雑貨店)
五月の夜 うわっ、うわっ、と背伸びして星を盗んでいる桜の葉
010:桜(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
校庭で散り行く桜の花びらを掴もうとした幼い日々に
010:桜(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
許されてやっと飲めるね桜湯を これから先も君と一緒さ...
010:桜 (夜さり) (夕さり夜さり)
風の手に髪を梳かれつ桜ばな浅妻船に光をこぼす
010:桜(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
「暫」(しばらく)の掛け声桜の背景に合わないのになぜ君は出てくる
10:桜(方舟) (方舟)
急坂を登りつめれば正面に武甲山据え桜草の園
010:桜(振戸りく) (夢のまた夢)
満開の桜の園に精霊が集うらしいと真顔で君は
010:桜(ことら) (ことらのことのは)
乳房(ちちふさ)の冷えゆく真昼 千の手を伸ばす桜の白き闇往く
010:桜(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
愛されることにためらったりしない桜ひとりで見ない ぜったい
010:桜 ベティ (Betty\'s second Bar)
誇らかにゆけ小犬の尾みだれ散る桜につゆのかなしみもなく
010:桜 (紫峯) (時空の扉)
旅に出で弥生の雪と遭遇す桜前線まだ遠かりき...
010:桜(kitten) (kitten song)
澄んだ青空の中の斜光に震える藤色の翳、桜日和、
010:桜(日和小春) (こは短歌)
思い出すことがありすぎる桜は目を伏せて見るのだと思ってた
010:桜(くろ) (鎌倉日記)
祖母の手でならぶ桜煮(さくらに)桜飯(さくらめし)桜味噌(さくらみそ)はるのことばを食(は)みぬ
010:桜(みち。) (虹色アドレナリン。)
もうべつにどうでもいいやと顔をあげ見たこともない桜、発見。
010:桜(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
長かった短かったと口々に 桜の枝のことではなくて
010:桜(飯田篤史) (ひこうき雲)
秋桜とあなたとわたし 秋桜はしずかなかぜにゆれているだけ
010:桜(堀 はんな) (たん たん 短歌)
英虞湾に突き出だしたる半島の緑を分けて桜花咲く...
010:桜(ひわ) (十日三日月)
人込みを離れて仰ぎ見る桜 いずこの異界へ我を誘(いざな)う
010:桜(夢麿) (夢幻泡影)
桜色ちいさな爪がかわいいと口説いた君は今なにしてる
010:桜(山本雅代) (BONY ELBOS)
虫でなく桜を踏んで水槽のムー将軍は泣いている夜
010:桜(斉藤そよ) (つれづれつづり)
桜咲く新緑めぶく春はるかはるかかなたにどなたかのかげ
010:桜(栗凛) (ス芸紙一重?)
舞い踊る雪によく似た桜色 僕は悪でも正義でもなく
010:桜(川内青泉) (青泉の部屋)
足羽(あすわ)社の三百年の樹齢もつ枝垂れ桜も雪害に遭う
010:桜(小原英滋) (過去と現実)
桜花ただひたすらに咲きにけり夜の宴にゆらめきつつも
010:桜(もけこ) (!セバスチャンの暴挙!)
南からやっと来たって言ったってさっさっと飛ぶ桜よさらば
010:桜(秋野道子) (気まぐれ通信)
湯浴みする桜の花のしどけなくほどけだしてくまあるい茶碗
010 桜(美鈴) (大和撫子)
帰り道 真白く見えし 夜桜に 心奪われ しばし佇む
010:桜(はるな 東) (菜の花の道)
来年はきっと来ますよあなたにもドラゴン桜の満開の春
010:桜(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
桜咲く 歩めよ君の人生をそっと背中を押したる我は
010:桜(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
桜サク涙あふるるその日には 肩を抱き合い喜ぶ姿
010:桜(凛) (臥薪嘗胆)
来る春にせかされ蕾ほころばす桜のように生きいそぐ吾
010:桜(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
嫋嫋と鬼女を幾人かくまひぬ桜よさくら笑まひてしろし 嫋嫋(でうでう)
010:桜(神ヤ飛魚) (飛魚の徒然なるまま日記)
神様へ 生命(いのち)消えてもなお人を惹きつけている桜へ変えて
010:桜(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
桜散る 2度目の入試 くやしいが パチンコ店で サクラしてます
010:桜(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
あわあわとうすくれないに山桜ふるさとの山に永久(とこしえ)にあれ
010:桜(mamaGON) (赤い椅子)
先駆けて大島桜の咲く道を今日も通りぬ遠回りして
010:桜 (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
鉄砲のゴム強く引くように緋(あか)深くたたえた桜が爆(は)ぜる
010:桜(鬼龍児) (さんさしおん)
春の闇ふかかりし夜の戸締りにあまたの桜花侵入したり
010:桜(Ja) (chapaとchaiとJaの生活)
「ほらごらん」キミの記憶に残るかな 初の桜は「五分咲きだよ」と
010:桜(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
ありがとう散る花びらを抱きしめてめくるめく夜桜咲くララ
010:桜(村上はじめ) (spidyな日々)
「桜草」漢字で書くと味気なく カタカナでならイメージ直結
010:桜(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
明日には持って行きたくない想い埋め尽くすまでに散れ桜花
010:桜(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
泣かせてね。男の声で『桜』ってどの歌だって女にしみて
010:桜 (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
うすももの桜の花びら降り積もる痛み続ける胸の裂け目に
010:桜(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
うすももの桜の花びら降り積もる痛み続ける胸の裂け目に
010:桜(萌香) (空の青さをみつめていても)
雅かに咲く満開の桜舞う散ることさえも誇らしそうに
010:桜(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
「む゛む゛む゛む゛」ときばりたる声きこえさう冬の桜は筋肉めきて
010:桜(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
美容院の鏡の濡れた世界にて桜と髪の競うように散る
010:桜(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
桜咲く霊園に人集い来て宴は酣(たけなわ)石に抱かるる
010:桜(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
散りいそぐ桜をのせて大川のみづは海へとやさしく流る
010:桜(あおゆき) (メソトリウム)
Cabotに桜の写真添付する春よ1ビットもこぼれるな
010:桜(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
染井野に降り積もりゆく花びらは死者を慰む桜色の雪
010:桜(つきしろ) (halcyon days)
もう二度とあなたと会えることもない。たとえば昨日は咲いてた桜。
010:桜(現川尋香) (ミミーシャの部屋)
桜散る春に亡くなりし祖父母の三十三回忌花粉症にきつい永平寺参り
010:桜(市川周) (ミルミルを飲みながら)
イチローがF●●Kと叫ぶ いっせいに目覚める蝦蟇(がま)も蛇も桜も
010:桜(夢眠) (夢眠・日々綴り)
幼き日に見た桜より淡く咲く五十路に向かうこの春の覚悟
010:桜。 (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
道行けば 梅もも桜 沈丁花 金木犀も薫りつつ
010:桜(渡辺建太) (nostalgie)
終電の窓に映った夜桜と知らない女をめぐる冒険
10:桜 (題詠マラソン2006)
どうしても我が欲しいと言う君と桜吹雪の下を歩こう
010:桜(中村うさこ) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
「桜散る」電報ありき それ以後の曲折を経て今は笑ふも
010:桜(そばえ) (日照雨)
おへそには幸せがつまっているの姉はそう言う桜あんぱん
010:桜(yasubow) (忘れえぬ人々)
古桜 幹まで暖かい夜に逢えば第2関節まで温かいんです
010:桜(黒田康之) (今日の、おUTA)
桜散る音かと聞きて窓を開く雪とは思はぬ春の夜明けに
010:桜 (保井香) (パパは乳牛屋)
いつの日か桜になって咲けるなら死体になってうまりたい土
010:桜(癒々) (Romantic irony)
くちきかぬふたりの合間の鉄板に黙って散っている桜エビ
010:桜(寺田 ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
・荒れ狂ふ桜吹雪にまかれつつひとと別れし夜もありしかな
010:桜(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
告白の実りてされど亡羊の嘆の葉桜曇天に舞ふ
010:桜(芹澤京乃) (りなときょうのの迷走記録。)
雨上がり地に残されし散り桜ポルカドットを踏んで弔う
010:桜(なかはられいこ) (みんなだれかの夢だから)
ほどかれてしんと冷たいてのひらにしずかに満ちる桜の気配
010:桜(村上きわみ) (北緯43度)
樹木にはついになれずにぼくたちは桜にしろい喉をさらして
010:桜(新谷休呆) (新谷休呆の短歌の部屋)
開かない窓のガラスに一片の桜の花がしがみついてる
010:桜(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
長い冬耐えて花咲く桜たち 私も夢を叶え咲きたい
010:桜(濱田花香) (紅葵爽♪)
桜舞う下で泣き尽す彼(か)の君の 背の小さく寂しきことよ
010:桜(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
御殿場の桜は式に間に合わず 99名それぞれ咲けよ...
010:桜(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
「虫歯には虫はいない」としたためて便箋に落ちた桜を剥がす
010:桜 ( Popん?TANKA)
てのひらのなかひっそりねむる桜貝 ひらきゆく指さき愛の園
010:桜(眞木) (ひとりももうた)
さくら桜こんなにお前が愛おしい片恋だとは解っているのに
010:桜(矢野結里子) (Leaf-Life-Feeling)
永遠に続く桜の散歩道 歩くふたりに恋をしていた
010:桜(新明さだみ) (ぬ ま み み)
さしむかいほどかれている仙川の桜の花を食べながら する
010:桜(今泉洋子) (sironeko)
日の辻に男三人(みたり)を誘ひて歌会と銘打ち出羽桜呑む
010:桜(小早川忠義) (ただよし)
若かりし恥らひ許すかのごとく視界に桜の花びらの降る
010:桜(村本希理子) (きりころじっく)
春はやき胸に桜樹のひろがりて枝の先までともるともしび
010:桜(オオタセイイチ) (angle。)
外套の襟まだ立てる桜かな風ほんのりと春の香ぞする
010:桜(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
夜桜に誘い手をとり花びらの落つるを歩く 歩幅あわない
010:桜(笹井宏之) (【些細】)
十月の桜のような顔をして釣具屋のおじさんが寝ている
010:桜(内田誠) (その言葉の行方)
どうしても消せない誰かの悲しみをそっと受けとり桜が散った
010:桜(いちぼん) (空も、つながっている)
桜湯をいただいたのは始まりの日あたたかな笑顔いつも心に
010:桜(理宇) (±籠)
あたしには0と1しか視えなくて、桜のような7を知らない
010桜(クロエ) (90%の幸福)
猶予なく差し入れたゆびに諦観の枝葉を伸ばして桜はひらく
010:桜(理宇) (±籠)
あたしには0と1しか視えなくて、桜のような7を知らない
010:桜(kira-kura) (遠く離れて ~From a Distance~)
キジ、ミケ、トラ鹿沼池で桜ランデブー 早春の散乱線浴び大あくび
010:桜(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
少女桜の日記月光にあきらけく鮭の身をそぐ父の愉しみ
010:桜(折口弘) (はっちんずBLOG)
君のその桜色した口紅の突然の意図量っていたり
010:桜(twinkle) (◆kirakira)
葉桜の下にいるのは私ですみなちゃんときょうぜっこうしたわたしです
010:桜(nao-p♪) (私サイズの日々)
遅咲きの桜の下で君宛てに 取り留めもないメールを送る
010:桜(和良珠子) (the strange of stranger)
見上げるだろうちいさな骨になるころは桜はなびらはらはらと散れ
010:桜(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
道標 葉桜からは三日月の尖った端が見え隠れする
010:桜(ちゅう) (ちゅう …ノラのつぶやき…)
陽に透けし淡く儚い桜ばな 夜は冷たく般若に見ゆる
010:桜(星桔梗) (風船がわれるまで)
我は死す桜の花の散る中で生まれ変わると約束をして
010:桜 (けびん・すたいん) (In Other Words・別の言葉で)
二本目のマズイ日本酒 散り落ちた桜の花びら浮かべて耐えて
010:桜(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
「桜」とふ入浴剤の湯は紅(あか)く われも卵(らん)持つ魚(うお)であらまし *桜の時期、産卵のために体が赤く染まった鯛を桜鯛と呼ぶと知りて詠める*
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010:桜(ひじり) (みじかうた)
世の中のたへて桜のなかりせば詠みたる人の心をば知る
010:桜(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
一年中カメラの前で咲き誇る桜みたいな林家パー子
010:桜(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
六月に桜の咲きぬ酪農の町にゲエムキユウブ流行れり
010:桜(柴田菜摘子) (パイロットランプ)
愛しさは憎しみになる 校庭の桜の幹を彫った寒い日
010:桜(酒童子) (酒童子「歌」ワールド)
寿ぎにほわっとひらく桜茶をめでて味あう倭の国
010:桜(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
満開の桜の下(もと)に集い来て匂いたつなり黄泉のうたびと
010:桜 (落合朱美) (言の葉帖)
白無垢を愛でて華やぐ桜湯のほのかに香る親族の部屋
010:桜 (空にひろがる枝の下から)
足元の桜の色は濃くなってわたしほんとに残してこない
010:桜(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
足元の桜の色は濃くなってわたしほんとに残してこない
010:桜(星川郁乃) (Air Station)
体温をわずかにあげて(音はない)燃えるわたしのなかの夜桜
010:桜(ヒジリ) (*tRIGger.)
名に桜もつ娘になろうこの次は輪廻でなくてバーチャルですが
010:桜(cocoa) (cocoaのうたにっき)
群舞する桜を見てた やさしさはガラスのように砕けていくね
010:桜(あんぐ) (あんぐの短歌)
悲しみや喜び苦しみ怒りまで混ぜ混ぜにして食べる桜鍋
010:桜(智理北杜) (智理北杜)
「散りぬべき時知りてこそ世の中の花」と桜を讃うはどうか?...
010:桜(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
横たはる 君の横顔 彩りて ゆく如く降る 桜花白し...
010:桜 (砺波湊) (となみ☆みなと)
うるうると午後の桜は散るのです 淡いグレイの墓標の上に
010:桜(やな) (やなさんの基地)
はらはらと散る桜花浴びるよう 貴方の心を眺めてました
010:桜 (沼尻つた子) (リップサービス)
桜桃の軸をむすべる舌を持つ老嬢が座る角の煙草屋
010:桜(幸くみこ) (そこそこがんばる)
桜ってカエルの卵に似てるよね? だぁれもうんと言ってくれない
010:桜(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
満開じゃなくなる桜 晴れ晴れとした散り際に憧れ焦がれ
010:桜(わかば) (わかばのうた)
どう見ても葉桜の季節わたしだけ満開の花抱えたままで
010:桜(長沼直子) (うたかたの日々*短歌 題詠100首blog*)
もう誰も愛さないって決めたので。きらきらきらら葉桜は散る
010:桜(goldfish) (月と金魚鉢)
もう二度と桜なんかは信じないそうして一生ひとりでいなさい
010:桜(内田かおり) (題詠2006深い海から)
さくら花小鳥の摘んだ一輪を見つけて五歳の頬桜色
010:桜(しょうがきえりこ) (GakiDay's TANKA)
正解はまだ言わないで 痛くても 桜が散るまでまちがえてたい
010:桜(るくれ) (とっても単純なこと)
その桜寂しがり屋で買い物に出かけてる間にもう散っている
010:桜(もりたともこ) (短歌、すきです。)
黄緑の桜めがけて飛び跳ねる君と歩いた川沿いの道
010:桜(なまねこ) (路地裏稼業)
今さらの邂逅のあと二十四時 桜木町の安ホテルで眠る
010:桜(繭) (hallo hallo!!)
散る桜横目に報告「受かったよ」 受験番号写メールしてみる
010:桜 (鳴井有葉) (そのための日記)
マグカップ掴んだままで死んでいる人のカップに満ち満つ桜
010:桜(志岐) (日々の徒然)
散っていく君の傍の桜花 別れの言葉を肩代わりして
010:桜 (如月綾) (お気に召すまま)
この街を出て行くなんて君は言うから サクラチルことを願った
010:桜 (いたずらっこ)
言の葉の褪せて散りしは徒桜(あだざくら) 葉よりも近し残る思いも
010:桜 (水陸両用)
無限の刻すでにゼロ我青春より追いやられ桜嗤う
010:桜(神川紫之) (圏外圏)
ぼくたちの記憶のなかに桜ってないねとわらう うんわかってる
010:桜(あめあがり) (あおいかいだん)
三年の滞在ののち我立たむ 旅路守るは桜花かな
010: 桜 (ひらそる) (*ひねもすもずく*)
かたかったつぼみがふぅーと君を知る ふぅわりふわりさいた夜桜
010:桜 (お気楽堂) (楽歌三昧)
武豊騎乗の馬に印打つ桜花賞てふG?前夜
010:桜(蝉マル) (蝉の声)
海を航(ゆ)く船にてあれば万景峰号(マンギョンボン)姿美し 桜の日本へ
010:桜(本田あや) (明晃晃)
「桜餅は葉を剥く主義」の指先で味わう塩とはじめての春
010:桜(日下智世) (万美愛任叶結実)
桜咲くこの公園に来年もまた来ようねと手をつなぎたり。
010:桜(白辺いづみ) (Iduming☆World)
クロッキー帳を抱へる子のひたい撫でて涼やか葉桜の影
010:桜(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
夜桜もケーキ屋もない坂道で甘みを感じ上を向く 月
010:桜(岩井聡) (North Marine Drive)
(みんなみんな桜の道を行ったきり…)獄舎の闇に月を産むひと
010:桜 (Melting*Diary)
夜桜の燈籠かかげ薄闇の十字路に立つ新月の下
010:桜(Harry) (四月なかなか)
春を待つ楽しみこれで失せにけり桜のつぼみ開きたる朝
010:桜(碓井和綴) (雨歩日記)
桜の葉色濃くなればあの傷も隠れ知らない顔になる君
010:桜(長岡秋生) (廊下に座る)
桜餅の葉を除く君の指先より目をそらしつつ話をつづける
010:桜 (納戸)
君は今仕事に向かうとこかしら?犀川桜橋の上から
010:桜 (宮田ふゆこ) (キサラギウタ)
おさな子はたんぽぽを見る 年々に美しくなる桜の下で
010桜(帯一 鐘信) (361℃)
真面目だね桜ってのはなんでそう真面目なんだろ桜だからね
010:桜 (宮田ふゆこ) (キサラギウタ)
おさな子はたんぽぽを見る 年々に美しくなる桜の下で
010:桜(owl) (さもあらばあれ)
柔らかな冬の陽射しに照る桜 冷たい風に揺れ七分咲き
010:桜(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
秋に咲く桜もあると友語る世界はまだ見ぬ驚異に満ちて
010:桜(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
湯のなかで屈折している骨盤を見下ろす夜の桜桃忌
010:桜(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで ver.2)
花びらが雨の舗道に張りついて桜サクラもう行きなさい...
010:桜(透明) (limerence)
来春は歩いて桜前線の速度で日本縦断しよう
010:桜(ハル) (木漏れ日気分)
とめどなくあふれる想いにふたをした私の心に降る桜花
010:桜(小太郎) (ねこのにくきゅう)
たおやかに腕(かいな)拡げて桜花この世の春を美(は)しく散り往く
010:桜(のんちゃん) (のんちゃんの衣裳部屋裏)
有名な日光杉の街道の 桜並木を撮り 餃子屋へ
010:桜(のんちゃん)再投稿 (のんちゃんの衣裳部屋裏)
有名な日光杉の街道の 桜並木も撮り 餃子屋へ
010:桜(門哉彗遥) (Nambo no Monya?)
鼓動してこんなところに桜貝棒葉で包んでホーミタイみたい
010:桜(浅井あばり) (ギンガムクロス)
公園を逃げた桜が君のひくヒトコブラクダの睫毛を梳かす
010:桜(池田潤) (神様、ぼくは。)
殺すなら桜の下に埋めてくれ 君の代わりの誰か待つから
010:桜 (短いが身近というお話)
故郷に夜行列車から降り立つと桜満開太陽の中
010:桜 (心を種として)
風靡くシフォンスカート桜色ハルはいまここ私に来てる
010:桜(湖雨) (waffle)
嫁ぐ日の父の沈黙向き合えし桜湯の前 身を包む白
010:桜 あいっち (詠題100首blog-あいっちのうたあそび。)
つぎの春わたしはどんな空のした誰と桜を見るのだろうか
010:桜(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
南から桜前線近づいて焦るわたしを追い抜いていく
010:桜(フワコ) (きくとわたし)
さよならのかわりに桜の花びらを水に浮かべて見送りました
010:桜(百田きりん) (きりんメモ)
桜木の濃い緑色も愛そうと決めた7月23日
010:桜(究峰) (思い浮かぶがままに)
三月に歌い初めにし桜をば夏の終わりに詠み継がんとす...
010:桜(toshie) (題詠100首blog)
夏の逝き桜の小枝は病葉を落として小さき膨らみを付く
010:桜(pig_pearl) (ブタに真珠)
東京で 一番好きな 桜の木 ずっと見てて これからも見てて
010:桜(けこ) (あきのうた声)
ふるさとの我が学び舎の坂の上 枝垂桜とともに古る母
010:桜(野田 薫) (さしあたり大丈夫)
下ばかり向いているんだなあ 今年も桜は排水溝に溜まって
010:桜 (香山凛志) (東京パピヨン)
桜から葉桜になるまでの日々 鳥は叙情のかたちに群れる
010:桜(shall3) (山歩き録)
米国も 桜あるとは 言うけれど 倭国桜は どこにも負けぬ
010:桜(椎名時慈) (ワレ短(壊れ短歌))
散り敷いた桜の花弁それぞれにバカと書かれたそんな気分だ
010:桜(ゆづ) (透明ランドセル)
好きだって紡ぐ桜色のくちびるをうばっていつか薔薇色
010:桜(まほし) (うた・たね)
秋桜もよこに首ふり吾をとめる君の目線は彼女の背なへ
010:桜(徳田ゆきこ) (題詠100)
道を染め道に染められ消えてゆく桜を頼りに我が身を守る
010:桜(大辻たかひろ) (大辻隆弘 題詠100首のために)
きのうけふ教師になつた若造の聖典として「ドラゴン桜」
010:桜(minto) (@100@)
芯のなき体持つゆゑ吹かれても倒れはしない風の秋桜
010:桜 (象と空)
池に散る桜花観てあと何回観られるかなと今年も言う父
010:桜(宮沢耳) (MIMI NO UTA ~題詠100首blog)
境内に植ゑ替へられし桜木の秋冬春夏ふたたびの秋
010:桜(御厨しょうこ) (哀よりも愛 愛よりモアイ)
桜咲き花びら舞えばこの脳は貴方を忘れる魔法を知るわ
010:桜(浅葱) (空耳の森*番外地)
踊りながら笑いながら散る桜さくら 次見る夢も薄紅色か
010:桜(平岡ゆめ) (le petit cahier)
答えなき疑問の前に立ち尽くす我らの上に降り来よ桜
010:桜(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
桜材の傘かたむけて花ひらく明けを夢みる一樹とならむ
010:桜 (nine) (songs)
こっちでは卒業式に桜なの 北国から来た少女は言えり
010:桜 杉山理紀 (2006R57577)
始まりと終わりを忘れ何事もなかったような桜を名乗る
010:桜(千) (Mille et une nuits―題詠100首blog)
神田川沿うて溢るる夕桜東京が好きと思い初めにき
010:桜(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
濃紺の表紙のうへに慎ましき花叢ひとつ『桜の文学史』 (小川和佑 文春新書)
010:桜(春村蓬) (風見鶏)
花の数増やしてみても秋桜はさびしい色の花束であるよ
010:桜(久野はすみ) (月の融点)
いにしえの伊予の桜の薄墨の空へのばした手を濡らす露
010:桜(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
花びらにぽつりとついた朝露を集めて作った桜餅です
010:桜(福々屋大福) (20世紀とラックバック)
ひとひらをつまんで食べてキスをしたあまくしょっぱい桜あんぱん
投稿漏れはありませんか? 投稿は、題にふられた番号順にお願いします。
010:桜(エクセレント安田) (風流三昧)
桜咲く名古屋城にてお花見を蓋を開ければ仕事の続き
010 桜(美山小助) (小助の和歌)
桜散り 若葉芽吹かん 樹の下で 虚しき宴の 酒飲みくだす
010:桜(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
ひとり往く旅路に手向けの花あらば大和の桜その撩乱を
010:桜 (kei\'s anex room)
桜咲く季節(とき)来りせば動き得ぬ脚をさすりてわが嘆き居り
010:桜(船坂圭之介)再投稿 (kei\'s anex room)
桜咲く季節(とき)来りせば動き得ぬ脚をさすりてわが嘆き居り
010:桜(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
雨風のな降りそ吹きそ常ならぬ色こそ惜しめ桜紅葉の
010:桜(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
雑踏に急ぐ都会に来る便り今宵ばかりは春桜びと
010:桜(春畑 茜) (アールグレイ日和)
桜葉のほのかに塩の味すると今宵ひとりし餅ふたつ食む
10:桜(はこべ) (梅の咲くころから)
待ちわびて花の二十日は今そこに 何と迎えん夢宵桜
010:桜(aruka) (外灯都市)
桜散る日本の庭に風が吹く みんなサムライ みんなハラキリ
010:桜(新井蜜) (暗黒星雲)
覚悟決め桜の下を歩いてく頬にひとひらふれた花びら
010:桜(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
うら若きジーパンの娘(こ)が大胡座(おおあぐら)かいて桜の樹の下にあり
010:桜(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
桜散る季節になると思い出す きみがこの街でていったこと
010:桜(みずき) (空)
五感からハープが震ふ毀れゆく桜の闇は細く悲しい
010:桜 (NOTHING WORKS)
宴の後の静けさよ。君の心に散る桜。答えは見えて。...
010:桜 行方祐美 (やまとことのは)
桜ばな耳冷やしつつ仰ぐときふた昔前のおお祖母の声
010:桜(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
宵雨の水銀灯に呼応する桜明かりよ 透けるてのひら
010:桜(暮夜 宴) (青い蝶)
満開の桜の下でゆっくりと箍をはずしてゆく天使たち
010:桜 (小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
さくらんぼふくめば太宰の苦わらいうつし世にまた桜桃忌来る
010:桜(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
春の日のふんわりとしたスカートに落ちる花びら桜の予感
009:桜(水都 歩) (水都blog)
満開の桜見上げてその幹の脈打つ樹液の音聞いてみる
010:桜(小雪) (朱紗)
緊張し桜並木をくぐり抜け今日から君は一年生ね
010:桜 やっつん (U151の目線)
6年間桜並木を潜り抜けつらくも楽しい学園ライフ
010:桜(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
パソコンの時計はよくずれていた桜時計を起動していた
010:桜(丘村トモエ) (ことばとわたし(丘村トモエ))
あと何度桜を見るか 今年から数えてみても悪くないから
010:桜(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
逢ひたくて逢へざる人を想ふとき夜の桜はかうも哀しく
010:桜(謎彦) (ジャポン玉)
生薬としての桜皮(あうひ)は収斂や鎮咳などに効ありと云ふ
010:桜(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
永遠に散らぬ桜が咲くのならこの心臓を空に投げよう
010:桜 (丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
あつけなく手から零れてゆく桜あといくたびを残り生に逢ふ
010:桜(かのこ) (短歌*かのこ流)
わが町はまだまだ雪が降ってます。待ち遠しいな、桜咲く頃
010:桜(水都 歩)再投稿 (水都blog)
満開の桜見上げてその幹の脈打つ樹液の音聞いてみる
010: 桜 (佐田やよい) (言の波紋)
壜詰めの桜貝たち砂浜に放ちて気づく波の冷たさ
010:桜(ドール) (花物語)
塩漬けにされた桜の花びらがお湯にふわりと開いてゆく日
010:桜 (水沢遊美) (ふんわりんさまの想ひ人)
うつむいて言葉もらさぬボクたちに恋のはじまり告ぐ桜もち
010.桜 文月万里 (Kagerou つれづれ)
さくらさくら今日はあなたを追いかけて行ける所(とこ)まで歩いてみようか
010.桜 文月万里 (Kagerou つれづれ)
桜さくら今日はあなたを追いかけて行ける所(とこ)まで歩いてみようか
010:桜(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
桜散る来年も咲け春は来る葉桜となるゆっくり養え
010:桜(ハナ) (象の求愛ダンス)
桜など関係なくて薬局でバンドエイドを20枚買う
010:桜(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
この四月いざ出発の子供らに桜さけ咲け おしみなく咲け
010:桜(Yosh) (★光に向かって★)
仇桜 無常の裸形を知ろ示し 惰眠の衆生を喚起せしめん
010:桜(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ。)
裏庭に花を咲かせぬ桜あり小猫大猫美(は)しく実れよ
010:桜(天野 寧) (三十一文字の毒薬)
日曜日輝くネイルは桜色君を待ってる頬は薔薇色
010:桜(スガユウコ) (ココロに花を)
来年も見るだろうかとおそらくは誰もが思う今年の桜
010:桜(みにごん) (MINI\'S LIFE blog)
桜なら間に合ってます今週はロマンチストの押し売り禁止
010:桜(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
吹雪く風 桜ちるひら 綺麗やわ 花びら早う お猪口においで
010:桜 (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
無防備な春の心は桜花 ひと夜浮かれて散る散る満ちる
010:桜(原田 町) (カトレア日記)
みちのくの三大桜見にゆかんわれらの都合で花は咲かぬが
010:桜(みなとけいじ) (海馬)
テレビ塔桜さくらにかこまれて紙ふうせんを飛ばすぼくらは
010:桜(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
桜咲く容赦なく咲く水面に散る花びらは落ちて離れる
010:桜 (鈴雨日記)
緋を含むつぼみ育ちし桜枝の あおいろ薄き空に映ゆるも
010:桜(みゆ) (*** ことばあそび ***)
桜雨優しく甘く暖かく 君の心に降りますように
010:桜(しゃっくり) (春雨じゃ)
梅雨空に届いた知らせ不明死や兄は桜の頃に出掛けし
010:桜 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
カレンダーの大寒の字の上に貼る桜のシール特に意味なく
010:桜(紫女) (クロッカスの歌)
桜咲く隣家の下駄が飛んできて晴れだと子どもが前歯見せをり
010:桜(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
葉桜になるのをおそれながら咲く春たそがれの昏さのなかを
010:桜(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
夜桜はきみの帰りを待ちわびて薄紅色のなみだを落とす
010:桜 (たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
DVをうたうCoccoのドレスの色や今帰仁の桜は赤く
010:桜(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
坂道でわたしを追いこしていった桜前線 歩くはやさで
010:桜(野良ゆうき) (野良犬的)
桜から逃れてくればまた桜 背後に春の崖せまり来る
010:桜(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
ブレーキのあそびのような昼下がり桜台へと坂を上って
010:桜(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
喧噪を吸い取るごとく幾千の花びら降らせ散る桜なり
010:桜(ユメハ) (夢見堂)
まじまじと「君って桜餅みたい」いったいそれはどういう意味だ。
010:桜(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
花びらに両手の指を奏でさせ桜の前を過ぎ行く少女
010:桜(鈴雨) (鈴雨日記)
緋を含むつぼみ育ちし桜枝の あおいろ薄き空に映ゆるも
010:桜 (なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
あせらずに、だいじょうぶだよ、おちついて。きっと満開桜色の春
010:桜(史之春風) (はちぶんめblog)
僕達は何を卒業するんだろう桜はいまだつぼみのままで
010桜(まつしま) (心の空)
葉桜を渡る風でもまだなぞる花の記憶の端にある色
010:桜(きじとら猫) (きじとら小部屋)
また会える瞼の奥の芝桜ピンクの絨毯待っているから
010:桜(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
ひらひらり舞う桜からいい香り そうだ帰りにあんぱん買おう
010:桜(ぱぴこ) (テクテク)
桜より桃を好きだという君に恋をしたから春がふくらむ
010:桜(逢森凪) (みそじのみそひともじ)
桜咲く 世界の果てにも春は来る 君がいなくても、春は来る
010:桜(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
桜待つはやる発情プレピンク梅の可憐と桃の挑発
010:桜(翔子) (花こみち)
潜入し廃墟の桜眺めれば無人無音のはなびら凄し
010:桜(みずすまし) (水紋)
桜舞い水面(みなも)に浮かぶ花筏 どこへ行くやら風まかせ
010:桜(みずすまし)再投稿 (水紋)
桜舞い水面(みなも)に浮かぶ花筏 どこへ行くやら吹く風まかせ
010:桜(本原隆) (それについて)
きれいだよ汚くないよ平和でも桜に嘘は一つもないさ
010:桜(花夢) (花夢)
今はもう泣くことはないさらさらと桜の雨が頬をかすめて
010:桜(みあ) (言の葉たち)
人魂ね?問えばでっかい蛍だと桜色した君が答える
010:桜(やすまる) (やすまる)
如月尽かたい蕾よりこぼれそめ枝先に匂う桜いろの靄
010:桜(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
きれいだね 繋いだ手から伝え合う桜の下の無口な二人
010:桜(西宮えり) (aglio-e-olio)
仰ぎ見る桜には風 俯いてゆがむあなたの頬に花びら
010:桜(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園 ー題詠百首のためにー)
老いてなお桜わたしをゆるさぬと降るこの肺を埋め尽くすまで
010:桜(みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
夜桜に罅いるごときライトアップあはれあはれつきゆきはなの
010:桜(佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
桜さくら淡紅(うすべに)色の三分咲きぽつてり昨夜(よべ)の雨を含みて
010:桜(素人屋) (素人屋雑貨店)
五月の夜 うわっ、うわっ、と背伸びして星を盗んでいる桜の葉
010:桜(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
校庭で散り行く桜の花びらを掴もうとした幼い日々に
010:桜(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
許されてやっと飲めるね桜湯を これから先も君と一緒さ...
010:桜 (夜さり) (夕さり夜さり)
風の手に髪を梳かれつ桜ばな浅妻船に光をこぼす
010:桜(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
「暫」(しばらく)の掛け声桜の背景に合わないのになぜ君は出てくる
10:桜(方舟) (方舟)
急坂を登りつめれば正面に武甲山据え桜草の園
010:桜(振戸りく) (夢のまた夢)
満開の桜の園に精霊が集うらしいと真顔で君は
010:桜(ことら) (ことらのことのは)
乳房(ちちふさ)の冷えゆく真昼 千の手を伸ばす桜の白き闇往く
010:桜(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
愛されることにためらったりしない桜ひとりで見ない ぜったい
010:桜 ベティ (Betty\'s second Bar)
誇らかにゆけ小犬の尾みだれ散る桜につゆのかなしみもなく
010:桜 (紫峯) (時空の扉)
旅に出で弥生の雪と遭遇す桜前線まだ遠かりき...
010:桜(kitten) (kitten song)
澄んだ青空の中の斜光に震える藤色の翳、桜日和、
010:桜(日和小春) (こは短歌)
思い出すことがありすぎる桜は目を伏せて見るのだと思ってた
010:桜(くろ) (鎌倉日記)
祖母の手でならぶ桜煮(さくらに)桜飯(さくらめし)桜味噌(さくらみそ)はるのことばを食(は)みぬ
010:桜(みち。) (虹色アドレナリン。)
もうべつにどうでもいいやと顔をあげ見たこともない桜、発見。
010:桜(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
長かった短かったと口々に 桜の枝のことではなくて
010:桜(飯田篤史) (ひこうき雲)
秋桜とあなたとわたし 秋桜はしずかなかぜにゆれているだけ
010:桜(堀 はんな) (たん たん 短歌)
英虞湾に突き出だしたる半島の緑を分けて桜花咲く...
010:桜(ひわ) (十日三日月)
人込みを離れて仰ぎ見る桜 いずこの異界へ我を誘(いざな)う
010:桜(夢麿) (夢幻泡影)
桜色ちいさな爪がかわいいと口説いた君は今なにしてる
010:桜(山本雅代) (BONY ELBOS)
虫でなく桜を踏んで水槽のムー将軍は泣いている夜
010:桜(斉藤そよ) (つれづれつづり)
桜咲く新緑めぶく春はるかはるかかなたにどなたかのかげ
010:桜(栗凛) (ス芸紙一重?)
舞い踊る雪によく似た桜色 僕は悪でも正義でもなく
010:桜(川内青泉) (青泉の部屋)
足羽(あすわ)社の三百年の樹齢もつ枝垂れ桜も雪害に遭う
010:桜(小原英滋) (過去と現実)
桜花ただひたすらに咲きにけり夜の宴にゆらめきつつも
010:桜(もけこ) (!セバスチャンの暴挙!)
南からやっと来たって言ったってさっさっと飛ぶ桜よさらば
010:桜(秋野道子) (気まぐれ通信)
湯浴みする桜の花のしどけなくほどけだしてくまあるい茶碗
010 桜(美鈴) (大和撫子)
帰り道 真白く見えし 夜桜に 心奪われ しばし佇む
010:桜(はるな 東) (菜の花の道)
来年はきっと来ますよあなたにもドラゴン桜の満開の春
010:桜(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
桜咲く 歩めよ君の人生をそっと背中を押したる我は
010:桜(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
桜サク涙あふるるその日には 肩を抱き合い喜ぶ姿
010:桜(凛) (臥薪嘗胆)
来る春にせかされ蕾ほころばす桜のように生きいそぐ吾
010:桜(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
嫋嫋と鬼女を幾人かくまひぬ桜よさくら笑まひてしろし 嫋嫋(でうでう)
010:桜(神ヤ飛魚) (飛魚の徒然なるまま日記)
神様へ 生命(いのち)消えてもなお人を惹きつけている桜へ変えて
010:桜(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
桜散る 2度目の入試 くやしいが パチンコ店で サクラしてます
010:桜(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
あわあわとうすくれないに山桜ふるさとの山に永久(とこしえ)にあれ
010:桜(mamaGON) (赤い椅子)
先駆けて大島桜の咲く道を今日も通りぬ遠回りして
010:桜 (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
鉄砲のゴム強く引くように緋(あか)深くたたえた桜が爆(は)ぜる
010:桜(鬼龍児) (さんさしおん)
春の闇ふかかりし夜の戸締りにあまたの桜花侵入したり
010:桜(Ja) (chapaとchaiとJaの生活)
「ほらごらん」キミの記憶に残るかな 初の桜は「五分咲きだよ」と
010:桜(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
ありがとう散る花びらを抱きしめてめくるめく夜桜咲くララ
010:桜(村上はじめ) (spidyな日々)
「桜草」漢字で書くと味気なく カタカナでならイメージ直結
010:桜(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
明日には持って行きたくない想い埋め尽くすまでに散れ桜花
010:桜(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
泣かせてね。男の声で『桜』ってどの歌だって女にしみて
010:桜 (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
うすももの桜の花びら降り積もる痛み続ける胸の裂け目に
010:桜(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
うすももの桜の花びら降り積もる痛み続ける胸の裂け目に
010:桜(萌香) (空の青さをみつめていても)
雅かに咲く満開の桜舞う散ることさえも誇らしそうに
010:桜(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
「む゛む゛む゛む゛」ときばりたる声きこえさう冬の桜は筋肉めきて
010:桜(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
美容院の鏡の濡れた世界にて桜と髪の競うように散る
010:桜(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
桜咲く霊園に人集い来て宴は酣(たけなわ)石に抱かるる
010:桜(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
散りいそぐ桜をのせて大川のみづは海へとやさしく流る
010:桜(あおゆき) (メソトリウム)
Cabotに桜の写真添付する春よ1ビットもこぼれるな
010:桜(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
染井野に降り積もりゆく花びらは死者を慰む桜色の雪
010:桜(つきしろ) (halcyon days)
もう二度とあなたと会えることもない。たとえば昨日は咲いてた桜。
010:桜(現川尋香) (ミミーシャの部屋)
桜散る春に亡くなりし祖父母の三十三回忌花粉症にきつい永平寺参り
010:桜(市川周) (ミルミルを飲みながら)
イチローがF●●Kと叫ぶ いっせいに目覚める蝦蟇(がま)も蛇も桜も
010:桜(夢眠) (夢眠・日々綴り)
幼き日に見た桜より淡く咲く五十路に向かうこの春の覚悟
010:桜。 (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
道行けば 梅もも桜 沈丁花 金木犀も薫りつつ
010:桜(渡辺建太) (nostalgie)
終電の窓に映った夜桜と知らない女をめぐる冒険
10:桜 (題詠マラソン2006)
どうしても我が欲しいと言う君と桜吹雪の下を歩こう
010:桜(中村うさこ) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
「桜散る」電報ありき それ以後の曲折を経て今は笑ふも
010:桜(そばえ) (日照雨)
おへそには幸せがつまっているの姉はそう言う桜あんぱん
010:桜(yasubow) (忘れえぬ人々)
古桜 幹まで暖かい夜に逢えば第2関節まで温かいんです
010:桜(黒田康之) (今日の、おUTA)
桜散る音かと聞きて窓を開く雪とは思はぬ春の夜明けに
010:桜 (保井香) (パパは乳牛屋)
いつの日か桜になって咲けるなら死体になってうまりたい土
010:桜(癒々) (Romantic irony)
くちきかぬふたりの合間の鉄板に黙って散っている桜エビ
010:桜(寺田 ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
・荒れ狂ふ桜吹雪にまかれつつひとと別れし夜もありしかな
010:桜(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
告白の実りてされど亡羊の嘆の葉桜曇天に舞ふ
010:桜(芹澤京乃) (りなときょうのの迷走記録。)
雨上がり地に残されし散り桜ポルカドットを踏んで弔う
010:桜(なかはられいこ) (みんなだれかの夢だから)
ほどかれてしんと冷たいてのひらにしずかに満ちる桜の気配
010:桜(村上きわみ) (北緯43度)
樹木にはついになれずにぼくたちは桜にしろい喉をさらして
010:桜(新谷休呆) (新谷休呆の短歌の部屋)
開かない窓のガラスに一片の桜の花がしがみついてる
010:桜(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
長い冬耐えて花咲く桜たち 私も夢を叶え咲きたい
010:桜(濱田花香) (紅葵爽♪)
桜舞う下で泣き尽す彼(か)の君の 背の小さく寂しきことよ
010:桜(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
御殿場の桜は式に間に合わず 99名それぞれ咲けよ...
010:桜(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
「虫歯には虫はいない」としたためて便箋に落ちた桜を剥がす
010:桜 ( Popん?TANKA)
てのひらのなかひっそりねむる桜貝 ひらきゆく指さき愛の園
010:桜(眞木) (ひとりももうた)
さくら桜こんなにお前が愛おしい片恋だとは解っているのに
010:桜(矢野結里子) (Leaf-Life-Feeling)
永遠に続く桜の散歩道 歩くふたりに恋をしていた
010:桜(新明さだみ) (ぬ ま み み)
さしむかいほどかれている仙川の桜の花を食べながら する
010:桜(今泉洋子) (sironeko)
日の辻に男三人(みたり)を誘ひて歌会と銘打ち出羽桜呑む
010:桜(小早川忠義) (ただよし)
若かりし恥らひ許すかのごとく視界に桜の花びらの降る
010:桜(村本希理子) (きりころじっく)
春はやき胸に桜樹のひろがりて枝の先までともるともしび
010:桜(オオタセイイチ) (angle。)
外套の襟まだ立てる桜かな風ほんのりと春の香ぞする
010:桜(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
夜桜に誘い手をとり花びらの落つるを歩く 歩幅あわない
010:桜(笹井宏之) (【些細】)
十月の桜のような顔をして釣具屋のおじさんが寝ている
010:桜(内田誠) (その言葉の行方)
どうしても消せない誰かの悲しみをそっと受けとり桜が散った
010:桜(いちぼん) (空も、つながっている)
桜湯をいただいたのは始まりの日あたたかな笑顔いつも心に
010:桜(理宇) (±籠)
あたしには0と1しか視えなくて、桜のような7を知らない
010桜(クロエ) (90%の幸福)
猶予なく差し入れたゆびに諦観の枝葉を伸ばして桜はひらく
010:桜(理宇) (±籠)
あたしには0と1しか視えなくて、桜のような7を知らない
010:桜(kira-kura) (遠く離れて ~From a Distance~)
キジ、ミケ、トラ鹿沼池で桜ランデブー 早春の散乱線浴び大あくび
010:桜(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
少女桜の日記月光にあきらけく鮭の身をそぐ父の愉しみ
010:桜(折口弘) (はっちんずBLOG)
君のその桜色した口紅の突然の意図量っていたり
010:桜(twinkle) (◆kirakira)
葉桜の下にいるのは私ですみなちゃんときょうぜっこうしたわたしです
010:桜(nao-p♪) (私サイズの日々)
遅咲きの桜の下で君宛てに 取り留めもないメールを送る
010:桜(和良珠子) (the strange of stranger)
見上げるだろうちいさな骨になるころは桜はなびらはらはらと散れ
010:桜(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
道標 葉桜からは三日月の尖った端が見え隠れする
010:桜(ちゅう) (ちゅう …ノラのつぶやき…)
陽に透けし淡く儚い桜ばな 夜は冷たく般若に見ゆる
010:桜(星桔梗) (風船がわれるまで)
我は死す桜の花の散る中で生まれ変わると約束をして
010:桜 (けびん・すたいん) (In Other Words・別の言葉で)
二本目のマズイ日本酒 散り落ちた桜の花びら浮かべて耐えて
010:桜(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
「桜」とふ入浴剤の湯は紅(あか)く われも卵(らん)持つ魚(うお)であらまし *桜の時期、産卵のために体が赤く染まった鯛を桜鯛と呼ぶと知りて詠める*
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010:桜(ひじり) (みじかうた)
世の中のたへて桜のなかりせば詠みたる人の心をば知る
010:桜(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
一年中カメラの前で咲き誇る桜みたいな林家パー子
010:桜(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
六月に桜の咲きぬ酪農の町にゲエムキユウブ流行れり
010:桜(柴田菜摘子) (パイロットランプ)
愛しさは憎しみになる 校庭の桜の幹を彫った寒い日
010:桜(酒童子) (酒童子「歌」ワールド)
寿ぎにほわっとひらく桜茶をめでて味あう倭の国
010:桜(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
満開の桜の下(もと)に集い来て匂いたつなり黄泉のうたびと
010:桜 (落合朱美) (言の葉帖)
白無垢を愛でて華やぐ桜湯のほのかに香る親族の部屋
010:桜 (空にひろがる枝の下から)
足元の桜の色は濃くなってわたしほんとに残してこない
010:桜(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
足元の桜の色は濃くなってわたしほんとに残してこない
010:桜(星川郁乃) (Air Station)
体温をわずかにあげて(音はない)燃えるわたしのなかの夜桜
010:桜(ヒジリ) (*tRIGger.)
名に桜もつ娘になろうこの次は輪廻でなくてバーチャルですが
010:桜(cocoa) (cocoaのうたにっき)
群舞する桜を見てた やさしさはガラスのように砕けていくね
010:桜(あんぐ) (あんぐの短歌)
悲しみや喜び苦しみ怒りまで混ぜ混ぜにして食べる桜鍋
010:桜(智理北杜) (智理北杜)
「散りぬべき時知りてこそ世の中の花」と桜を讃うはどうか?...
010:桜(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
横たはる 君の横顔 彩りて ゆく如く降る 桜花白し...
010:桜 (砺波湊) (となみ☆みなと)
うるうると午後の桜は散るのです 淡いグレイの墓標の上に
010:桜(やな) (やなさんの基地)
はらはらと散る桜花浴びるよう 貴方の心を眺めてました
010:桜 (沼尻つた子) (リップサービス)
桜桃の軸をむすべる舌を持つ老嬢が座る角の煙草屋
010:桜(幸くみこ) (そこそこがんばる)
桜ってカエルの卵に似てるよね? だぁれもうんと言ってくれない
010:桜(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
満開じゃなくなる桜 晴れ晴れとした散り際に憧れ焦がれ
010:桜(わかば) (わかばのうた)
どう見ても葉桜の季節わたしだけ満開の花抱えたままで
010:桜(長沼直子) (うたかたの日々*短歌 題詠100首blog*)
もう誰も愛さないって決めたので。きらきらきらら葉桜は散る
010:桜(goldfish) (月と金魚鉢)
もう二度と桜なんかは信じないそうして一生ひとりでいなさい
010:桜(内田かおり) (題詠2006深い海から)
さくら花小鳥の摘んだ一輪を見つけて五歳の頬桜色
010:桜(しょうがきえりこ) (GakiDay's TANKA)
正解はまだ言わないで 痛くても 桜が散るまでまちがえてたい
010:桜(るくれ) (とっても単純なこと)
その桜寂しがり屋で買い物に出かけてる間にもう散っている
010:桜(もりたともこ) (短歌、すきです。)
黄緑の桜めがけて飛び跳ねる君と歩いた川沿いの道
010:桜(なまねこ) (路地裏稼業)
今さらの邂逅のあと二十四時 桜木町の安ホテルで眠る
010:桜(繭) (hallo hallo!!)
散る桜横目に報告「受かったよ」 受験番号写メールしてみる
010:桜 (鳴井有葉) (そのための日記)
マグカップ掴んだままで死んでいる人のカップに満ち満つ桜
010:桜(志岐) (日々の徒然)
散っていく君の傍の桜花 別れの言葉を肩代わりして
010:桜 (如月綾) (お気に召すまま)
この街を出て行くなんて君は言うから サクラチルことを願った
010:桜 (いたずらっこ)
言の葉の褪せて散りしは徒桜(あだざくら) 葉よりも近し残る思いも
010:桜 (水陸両用)
無限の刻すでにゼロ我青春より追いやられ桜嗤う
010:桜(神川紫之) (圏外圏)
ぼくたちの記憶のなかに桜ってないねとわらう うんわかってる
010:桜(あめあがり) (あおいかいだん)
三年の滞在ののち我立たむ 旅路守るは桜花かな
010: 桜 (ひらそる) (*ひねもすもずく*)
かたかったつぼみがふぅーと君を知る ふぅわりふわりさいた夜桜
010:桜 (お気楽堂) (楽歌三昧)
武豊騎乗の馬に印打つ桜花賞てふG?前夜
010:桜(蝉マル) (蝉の声)
海を航(ゆ)く船にてあれば万景峰号(マンギョンボン)姿美し 桜の日本へ
010:桜(本田あや) (明晃晃)
「桜餅は葉を剥く主義」の指先で味わう塩とはじめての春
010:桜(日下智世) (万美愛任叶結実)
桜咲くこの公園に来年もまた来ようねと手をつなぎたり。
010:桜(白辺いづみ) (Iduming☆World)
クロッキー帳を抱へる子のひたい撫でて涼やか葉桜の影
010:桜(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
夜桜もケーキ屋もない坂道で甘みを感じ上を向く 月
010:桜(岩井聡) (North Marine Drive)
(みんなみんな桜の道を行ったきり…)獄舎の闇に月を産むひと
010:桜 (Melting*Diary)
夜桜の燈籠かかげ薄闇の十字路に立つ新月の下
010:桜(Harry) (四月なかなか)
春を待つ楽しみこれで失せにけり桜のつぼみ開きたる朝
010:桜(碓井和綴) (雨歩日記)
桜の葉色濃くなればあの傷も隠れ知らない顔になる君
010:桜(長岡秋生) (廊下に座る)
桜餅の葉を除く君の指先より目をそらしつつ話をつづける
010:桜 (納戸)
君は今仕事に向かうとこかしら?犀川桜橋の上から
010:桜 (宮田ふゆこ) (キサラギウタ)
おさな子はたんぽぽを見る 年々に美しくなる桜の下で
010桜(帯一 鐘信) (361℃)
真面目だね桜ってのはなんでそう真面目なんだろ桜だからね
010:桜 (宮田ふゆこ) (キサラギウタ)
おさな子はたんぽぽを見る 年々に美しくなる桜の下で
010:桜(owl) (さもあらばあれ)
柔らかな冬の陽射しに照る桜 冷たい風に揺れ七分咲き
010:桜(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
秋に咲く桜もあると友語る世界はまだ見ぬ驚異に満ちて
010:桜(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
湯のなかで屈折している骨盤を見下ろす夜の桜桃忌
010:桜(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで ver.2)
花びらが雨の舗道に張りついて桜サクラもう行きなさい...
010:桜(透明) (limerence)
来春は歩いて桜前線の速度で日本縦断しよう
010:桜(ハル) (木漏れ日気分)
とめどなくあふれる想いにふたをした私の心に降る桜花
010:桜(小太郎) (ねこのにくきゅう)
たおやかに腕(かいな)拡げて桜花この世の春を美(は)しく散り往く
010:桜(のんちゃん) (のんちゃんの衣裳部屋裏)
有名な日光杉の街道の 桜並木を撮り 餃子屋へ
010:桜(のんちゃん)再投稿 (のんちゃんの衣裳部屋裏)
有名な日光杉の街道の 桜並木も撮り 餃子屋へ
010:桜(門哉彗遥) (Nambo no Monya?)
鼓動してこんなところに桜貝棒葉で包んでホーミタイみたい
010:桜(浅井あばり) (ギンガムクロス)
公園を逃げた桜が君のひくヒトコブラクダの睫毛を梳かす
010:桜(池田潤) (神様、ぼくは。)
殺すなら桜の下に埋めてくれ 君の代わりの誰か待つから
010:桜 (短いが身近というお話)
故郷に夜行列車から降り立つと桜満開太陽の中
010:桜 (心を種として)
風靡くシフォンスカート桜色ハルはいまここ私に来てる
010:桜(湖雨) (waffle)
嫁ぐ日の父の沈黙向き合えし桜湯の前 身を包む白
010:桜 あいっち (詠題100首blog-あいっちのうたあそび。)
つぎの春わたしはどんな空のした誰と桜を見るのだろうか
010:桜(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
南から桜前線近づいて焦るわたしを追い抜いていく
010:桜(フワコ) (きくとわたし)
さよならのかわりに桜の花びらを水に浮かべて見送りました
010:桜(百田きりん) (きりんメモ)
桜木の濃い緑色も愛そうと決めた7月23日
010:桜(究峰) (思い浮かぶがままに)
三月に歌い初めにし桜をば夏の終わりに詠み継がんとす...
010:桜(toshie) (題詠100首blog)
夏の逝き桜の小枝は病葉を落として小さき膨らみを付く
010:桜(pig_pearl) (ブタに真珠)
東京で 一番好きな 桜の木 ずっと見てて これからも見てて
010:桜(けこ) (あきのうた声)
ふるさとの我が学び舎の坂の上 枝垂桜とともに古る母
010:桜(野田 薫) (さしあたり大丈夫)
下ばかり向いているんだなあ 今年も桜は排水溝に溜まって
010:桜 (香山凛志) (東京パピヨン)
桜から葉桜になるまでの日々 鳥は叙情のかたちに群れる
010:桜(shall3) (山歩き録)
米国も 桜あるとは 言うけれど 倭国桜は どこにも負けぬ
010:桜(椎名時慈) (ワレ短(壊れ短歌))
散り敷いた桜の花弁それぞれにバカと書かれたそんな気分だ
010:桜(ゆづ) (透明ランドセル)
好きだって紡ぐ桜色のくちびるをうばっていつか薔薇色
010:桜(まほし) (うた・たね)
秋桜もよこに首ふり吾をとめる君の目線は彼女の背なへ
010:桜(徳田ゆきこ) (題詠100)
道を染め道に染められ消えてゆく桜を頼りに我が身を守る
010:桜(大辻たかひろ) (大辻隆弘 題詠100首のために)
きのうけふ教師になつた若造の聖典として「ドラゴン桜」
010:桜(minto) (@100@)
芯のなき体持つゆゑ吹かれても倒れはしない風の秋桜
010:桜 (象と空)
池に散る桜花観てあと何回観られるかなと今年も言う父
010:桜(宮沢耳) (MIMI NO UTA ~題詠100首blog)
境内に植ゑ替へられし桜木の秋冬春夏ふたたびの秋
010:桜(御厨しょうこ) (哀よりも愛 愛よりモアイ)
桜咲き花びら舞えばこの脳は貴方を忘れる魔法を知るわ
010:桜(浅葱) (空耳の森*番外地)
踊りながら笑いながら散る桜さくら 次見る夢も薄紅色か
010:桜(平岡ゆめ) (le petit cahier)
答えなき疑問の前に立ち尽くす我らの上に降り来よ桜
010:桜(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
桜材の傘かたむけて花ひらく明けを夢みる一樹とならむ
010:桜 (nine) (songs)
こっちでは卒業式に桜なの 北国から来た少女は言えり
010:桜 杉山理紀 (2006R57577)
始まりと終わりを忘れ何事もなかったような桜を名乗る
010:桜(千) (Mille et une nuits―題詠100首blog)
神田川沿うて溢るる夕桜東京が好きと思い初めにき
010:桜(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
濃紺の表紙のうへに慎ましき花叢ひとつ『桜の文学史』 (小川和佑 文春新書)
010:桜(春村蓬) (風見鶏)
花の数増やしてみても秋桜はさびしい色の花束であるよ
010:桜(久野はすみ) (月の融点)
いにしえの伊予の桜の薄墨の空へのばした手を濡らす露
010:桜(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
花びらにぽつりとついた朝露を集めて作った桜餅です
010:桜(福々屋大福) (20世紀とラックバック)
ひとひらをつまんで食べてキスをしたあまくしょっぱい桜あんぱん