題詠100首blog

こちらは「題詠100首blog」のイベント会場です。「イベントの仕組み」をお読みの上、ご参加ください。(五十嵐きよみ)

046:凍

2006-01-01 | 041-050の歌
「046:凍」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

046:凍(エクセレント安田) (風流三昧)
凍結の 路面つるりと 滑りんこ バランス崩し 尻餅をつく

046:凍(美山小助) (小助の和歌)
白き息 凍てつく指に かけるとき 貴方のポッケ 暖かそう

046:凍(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
ぎゅう詰めの長期保存の思い出を解凍できるレンジをください

046:凍(はこべ) (梅の咲くころから)
冬の夜に凍てつく空を見上げれば 星の嫁入り流星なりき

046:凍(船坂圭之介) (kei\'s anex room)
ひと思ふ心凍てつく夜寒むして彼岸近しと言へど 此の身は

046:凍 行方祐美 (やまとことのは)
凍りつく朝の心かも知れずグラスを冷やす硬き氷片

046:凍(みずき) (空)
この暗き凍える耳に残りゐし秘密 法事の菊を焚きたる

046:凍(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
凍て蝶の翔ぶがごとくに春さらば吾も目覚めて飛ぶ日のあるや

046:凍(しゃっくり) (春雨じゃ)
なぜに君同席出来ぬ訳も無く凍結かもよこれから先は

046:凍(aruka) (外灯都市)
きょう雪は太郎も次郎も眠らせてそしてふたりはそのまま凍死

046:凍(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
凍り鬼のルールなかなか呑み込めず孫に追われる公園の午後

046:凍(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
しづかなる水に浸されふたたびを凍り豆腐に満つるやさしさ

046:凍(紫女) (クロッカスの歌)
君の手は冷凍庫へと消えたからわたしに触れるたびに嘘つく

046:凍(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
凍てゆるむ朝の空気をふるはせて集ふ子どもの声のあかるさ

046:凍(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
彼の腕 凍結保存したいのに時間は進み世界は常温

046:凍(まつしま) (心の空)
冴え冴えと凍てついてゆく音の果てに青鮮やかな水中花見る

046:凍(謎彦) (ジャポン玉)
うるはしのトリノ五輪は臀(ゐさらひ)の凍れるごとき確かさをこそ

046:凍(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
難病で冷凍された少年が地球最後の人間でした

046:凍(春畑 茜) (アールグレイ日和)
赤らひく冷凍みかんひとつ置く旅の途上の「しほかぜ」の窓

046:凍(飯田篤史) (ひこうき雲)
ほんとうのこころはひとつ花びらは凍えるように花びらのなか

046:凍(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
燃え上がる二人の恋の思い出を解凍しよう元カレとなる

046:凍 (新井蜜) (暗黒星雲)
凍傷に掛かった指を海亀がなめてくれたが治らなかった

046:凍 新津康 (NOTHING WORKS)
凍った私が解けていく。街で貴方と彼女を見る度わかる。...

046:凍(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
凍りつく そんなダジャレも ゆるしてる ココロが広く なったんだよね

046:凍(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
トラウマを漁船の中に凍らすも変わらぬ僕が医務室にいる

046:凍(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
凍海のあざらしを裂き腑(はらわた)の身代わりとして吾を綴じ込めよ

046:凍(本原隆) (それについて)
暖かく生ぬるダルくなってきた凍ったままのあの日をとかす

046:凍(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
しもやけも軽い凍傷ですからね冷たい人は抱いちゃダメです

046:凍(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
朝起きて出勤前にお湯沸かすフロントガラス凍結してる

046:凍(川内青泉) (青泉の部屋)
凍てつく夜脳梗塞と聞いただけ我が脳みそも凍りつきたり

046:凍(暮夜 宴) (青い蝶)
せつなさを冷凍保存し損ねてがんじがらめのあたしが嫌い

046:凍(Yosh) (★光に向かって★)
凍り付く心を溶かす\"生きる意味\" 「生まれて良かった」歓喜の花咲く

046:凍(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
いつの間に解凍覚え子どもらは個食に走る母を残して

046:凍(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
先生よ 親父ギャグを言わないで クラス中が凍りつくから

046:凍(水都 歩) (水都blog)
飲み込みし言葉再び出ぬやうに凍らせておく闇に葬る

046:凍(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
 凍てついた  靴と地面の  硬いこと  これらとければ  素足やわらか

046:凍(ハナ) (象の求愛ダンス)
冷凍庫みたいな匂い青色のスーツのひとがやっぱり苦い

046:凍 (翔子)   (花こみち)
凍らせた思い出詰めて山歩き雫となりて土に還るや

046:凍(花夢) (花夢)
凍えてく心ばかりにとらわれて鳥籠はいつのまにかからっぽ

046:凍(西宮えり) (aglio-e-olio)
凍みた道・草・霜柱ざくざくとふんでわたしも結晶ですか

046:凍 (夜さり) (夕さり夜さり)
凍て蝶が息絶えてゐる後朝の窓の向かうは有明の海

046:凍(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
端っこの凍ったマグロを頬張れば海の記憶が歯茎にしみる

046:凍 (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
吐く息が暖かいよね 白々と佇つ なにもかも凍らせながら  

046:凍(ドール) (花物語)
あのときの冷凍保存しておいた悲しみが解凍される春

046:凍(スガユウコ) (ココロに花を)
自己否定人間不信思い込み いつか凍土を崩す太陽

046:凍(原田 町) (カトレア日記)
すみやかに永久凍土消えゆくの予測もありて昏し地球は

046:凍(秋野道子) (気まぐれ通信)
にょきにょきと買い物袋はみだした独活を見上げる凍てついた道

046:凍(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
食べ飽きた残りの蜜柑と想い出も夏まで凍らせといてしまおう

046:凍 (なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
凍えてるせかいを肺につめこんでつめたいひとに(きれい)なりたい

046:凍(野良ゆうき) (野良犬的)
「解凍」のボタンを押せばすみっこのほうから順に溶けて行く空

046:凍(みゆ) (*** ことばあそび ***)
温めは電子レンジか熱湯か 半年前に凍らせた恋

046:凍(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
凍りつきまた溶かされてゆくこころ裏切ることをそそのかされて

046:凍(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
マフラーと帽子の隙間から覗く笑顔は溶かす凍てし空気を

046:凍(斉藤そよ) (つれづれつづり)
凍みあがりそしてほどける地にふれてのびちぢみするこぞのロジック

046:凍(素人屋) (素人屋雑貨店)
嘘ついた今嘘ついたこの口が知らん顔して飲む凍結酒

046:凍(みなとけいじ) (海馬)
わが骸の腐肉の凍てて唯あるを打ち捨ておきぬひとつの未来に

046:凍(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
凍死せぬやうのろのろと登りゆく三笠の山に出でにし月へ

046:凍(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
熱くなる直前気づく臆病に初恋いくつ凍らせたっけ

046凍(クロエ) (90%の幸福)
ゆっくりと魚は解凍されており、眼(まなこ)が新鮮な死を語る 

046:凍(みあ) (言の葉たち)
凍み豆腐ゆっくりあまく煮ふくめて冬のひなたのふるさとを知る

046:凍 (寺田 ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
・風すさび身も凍るかの北の海の迫門(せと)行く船の水尾(みお)は鋭き

046:凍(小早川忠義) (ただよし)
さんずいは西ぞにすいは東なり洒落と凍るよ間違ひなきやう

046:凍 (みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
  かたむきて泪をながす所作に入り能面のめに凍(こほ)れるなみだ

046:凍(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
いつからか溶けはじめてるバニラでもやり直せるさ まずは冷凍

046:凍 (小軌みつき)        (小軌みつき-つれづれ日和-)
溶けもせずいびつな縫い目でありし日に冷凍されたぬいぐるみの眼

046:凍(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
この辺は夏だねなんていいながら凍ったみかんを差し出す右手

046:凍(笹井宏之) (【些細】)
夜ごと夜ごとのゆめが解凍されるときトウモロコシ畑を走る波

046:凍(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
凍て空にひび入るごとしテノールの鴉のこゑの響く朝(あした)は

046:凍 (紫峯) (時空の扉)
人知れず凍結させる我が想ひ きらきら光る結晶となれ...

046:凍(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
凍らせた麦茶のなかにもっている ゆがんで溶ける水平線を

046:凍(美里和香慧) (     Popん?TANKA)
哀しみのStill 凍りつくゆうぐれの陽射しのように閉じたまなざし

046:凍(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
ケータイに冷凍メール三個あり「貸して」と言ひし妻の爪視る  

046:凍(やな) (やなさんの基地)
凍えてる小鳥をやさしく包む人日差しを呪うほど冷え切って

046:凍(あんぐ) (あんぐの短歌)
フロイトもユングもアドラーも探せない 私のなかの秘密の凍て蝶

046:凍(kitten) (kitten song)
君の凍てついた指を焔にかざせ世界はまだ書き換えられる

046:凍(栗凛) (ス芸紙一重?)
頑なに閉じた心はただひとつ 解凍するならあなたの熱で

046:凍(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
凍てつきし我の心をゆふるりと 両の掌で解かし給ひぬ...

046:凍(わかば) (わかばのうた)
臆病な私が冷凍したものは何より大事なものだったのです 

046:凍(中村うさこ) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
大寒の朝(あした)干しゆく濯ぎもの竿に通すや冷凍衣類

046:凍(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
シベリアの凍土のなかのマンモスに目覚まし時計は必要じゃない

046:凍(goldfish) (月と金魚鉢)
凍らない想いと知って 燻った煙で息もつけぬリビング

046:凍(振戸りく) (夢のまた夢)
ガチガチに凍った道に果敢にもノーマルタイヤで挑んでみます

046:凍(鈴雨) (鈴雨日記)
吾のために硬きシャーベット砕く君 凍土を耕すひとのごとくに

046:凍 (方舟) (方舟)
凍りたる心を持つか幼子を手に掛け殺す犯人のをり

046:凍(智理北杜) (智理北杜)
凍裂を治す樹液の透明な心を持ちて新生児出ず...

046:凍(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
闇のもの魔のもの俺が愛すもの汝(うぬ)らが額(ぬか)に凍りつく血よ

046:凍(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
凍てつひた手をしてゐたA子は祖父母宅から登校をせり

046:凍(るくれ) (とっても単純なこと)
どうかもう真っ直ぐなものを見せないでこのままそっと凍らせて下さい

046:凍(凛) (臥薪嘗胆)
幸せな二人が作った雪だるま 冷凍庫の隅 今なに見てる?

046:凍(はるな 東) (菜の花の道)
こんぶだし効かせてゆっくり煮含める高野豆腐は母に勝てない

046:凍(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
愛に生き 愛に凍えた冬を越え 君と迎える雪解けの春...

046:凍(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
愛に生き 愛に凍えた冬を越え 君と迎える雪解けの春...

046:凍(はるな 東)再投稿 (菜の花の道)
ガチガチの恋を木陰によこたへて自然解凍させる初夏

046:凍(はるな 東)再々投稿 (菜の花の道)
こんぶだし効かせてゆっくり煮含める凍り豆腐は母に勝てない

046:凍(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
冷凍のマグロがならぶ魚屋をひややかな眼でみつめるニャン吉

046:凍(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
笑顔とは裏腹にある嫉妬心 凍てつくという言葉つぶやく

046:凍(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
冷凍のカツオたたきで撲殺し猫に食わせる完全犯罪

046:凍(なまねこ) (路地裏稼業)
冷凍庫のソーダアイスをはんぶんこ幼いころの恋は水色

046:凍(くろ) (鎌倉日記)
降る音が蛇の目のやうにひびき吾(あ)を解凍したり雨の土曜日

046:凍 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
凍らせた記憶が溶けて流れ出すディスクユニオンの棚から床へ

046:凍 (きじとら猫) (きじとら小部屋)
初めてのデートの記憶はガラガラに空いたスタンド冷凍みかん

046:凍(あおゆき) (メソトリウム)
凍らせてしまおう 溶けるのはいやだ 溶かすことすらないように きみ

046:凍(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
開かない窓の帰省は涼しくて冷凍みかんはもう解けない

046:凍(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
生埋めか事故か事件か殺害か凍土に眠るマンモスに訊く

046:凍(やすまる) (やすまる)
凍ってもすぐとけるから階段は明日ゆっくりおりるといいよ

046:凍(星桔梗) (風船がわれるまで)
歓声と夕景を込め冷凍庫 今宵夕餉は旅先の味

046:凍(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
片思い秘めて浮かべる微笑みは上手く行かずにかすかに凍る

046:凍(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
凍てついた駅舎に響く靴音のなんでこんなに水色だろう

046:凍 (お気楽堂) (楽歌三昧)
思い出は氷の中の花だから凍ったままにしておくがいい

046:凍(村上きわみ) (北緯43度)
永訣ののちの時間をふるわせる風ならばわが凍土の上に

046:凍(碓井和綴) (雨歩日記)
黒磯の4月ホームに人もなく、太陽もなく凍れる鶏めし

046:凍(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
不凍湖の名をよみあげる部屋ぬちにぬるき雨おと青うすめゆく

046:凍(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
感情は冷凍保存できなくて人の涙や肌は温かい

046:凍(日下智世) (万美愛任叶結実)
凍結し光分散され晶は彩雲となり青空色取る。

046:凍(ぱぴこ) (テクテク)
悲しみのままに凍てつく声たまに自分のために怒ってごらん

046:凍(みち。) (虹色アドレナリン。)
腐るのに ほんとはすぐに 腐るのに 冷凍サンマはうつくしいまま

046:凍 (末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
てのひらで冷凍みかんをあたためてそろりそろりとはじめる視線

046:凍 (末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
てのひらで冷凍みかんをあたためてそろりそろりとはじめる視線

046:凍(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
凍らせてつべこべいいださないうちにいるところだけお持ち下さい

046:凍(折口弘) (はっちんずBLOG)
秘密ですあの娘のことが好きだった 幸い誰も解凍しないが

046:凍(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
凍らせたはずの台詞が発熱の肢体をめぐる 泣かせてほしい

046:凍(ひらそる) (*ひねもすもずく*)
どんなつみ犯せばこんな罰うける目をみひらいて凍るおさかな

046:凍(村本希理子) (きりころじっく)
解けきつた冷凍苺のぐぢやぐぢやのわたしがここにゐるといふこと

046:凍(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
冷凍庫にビールを放り込みそのままになってた 君が来なかったから

046:凍(市川周) (ミルミルを飲みながら)
2010年に目覚める君のため解凍しておくトリケラトプス

046:凍(みにごん) (MINI'S LIFE blog)
凍りつく前の笑顔が眩しくて二度と会わなくても大丈夫

046凍(帯一 鐘信) (361℃)
冷凍の餃子を一つ口に入れ仮眠するから後で起こして

046:凍(村上はじめ) (spidyな日々)
冷凍のみかんをぎゅっと握り締め 自分の体温みかんにうつす

046:凍(幸くみこ) (そこそこがんばる)
半年も置きっぱなしの箱みかん 蓋を開ければ凍りつく夏

046:凍(小雪) (朱紗)
魔女如く 息吹きかけて 凍らせば 愛しき人は 永久に輝く

046:凍(濱田花香) (紅葵爽♪)
夏田めむ不動の翁(おきな)大きくて 凍梨(とうり)趣(おもむき) さら立ち強き

046:凍(岩井聡) (North Marine Drive)
凍み豆腐噛めば飛び散るテロリズム 傷を受けたとしか言わないね

046:凍(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
太陽をいっぱいトマトに凝らせた冷凍食に庫内明るし

046:凍(そばえ) (日照雨)
好きな季語を聞かれほほえみかえす祖父のひざのあたりで凍蝶が舞う

046:凍 (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
僕たちの凍った息は星々に吸い込まれてくこのさようなら

046:凍 (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
田舎より仏前下がりの凍み豆腐線香臭さがありがたくない

046: 凍 (佐田やよい) (言の波紋)
思い出は冷凍庫へとしまいこむたとえば赤い金魚のうろこ

046:凍(小太郎) (ねこのにくきゅう)
凍てついたほほえみの人抱きしめてコンビニレンジ程度の愛を

046:凍(しょうがきえりこ) (GakiDay's TANKA)
凍らせておけないね 愛 流れ出すものはいつしかなくなるの 愛

046:凍(内田誠) (その言葉の行方)
なにもかも凍えてしまう夕暮れに言葉をすべて燃やす旅人

046:凍(癒々) (Romantic irony)
設定はフィンランドってことにして最後のキッスで凍ってあげるね

046:凍(今泉洋子) (sironeko)
凍結の道運転し神経が砂時計のやうに擦り減つてゆく

046:凍(天野 寧) (三十一文字の毒薬)
ぎゅうぎゅうの心はまるで特売品詰め込みすぎた冷凍庫だね

046:凍(彼方) (心を種として)
凍らせた果実をぬるき口入れて舌で溶かして皮脱がせ ぐちゅ

046:凍(理宇) (±雑記蝶)
凍らせた心を溶かしてくれるひと…なんていないよ夢見るひとへ。

046:凍 (砺波湊) (となみ☆みなと)
凍らせた果物として寝転がる 傾きはじめた光のあいま

046:凍(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ)
凍る滝、凍る湖 閉ざされてやっと安心している瞳

046:凍(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
真夏の日心凍てつく思いあり 親も子もまたすぐに「殺す」と...

046:凍(夢眠) (夢眠・日々綴り)
学生のくせに酒好き父親似?冷凍庫にはブロック氷

046:凍(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
街だったのがひび割れてフィルムには解凍できない森があるね

046:凍(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
凍てついた森の薄暮に囲まれて迷子の迷子のジョン太夫

046:凍(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
凍てついた花を散らせば美しい舟となる雨の朝の棺

045:凍(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
身も凍るニュースばかりのにちにちにテレビはわきし「男児ご誕生!」

046:凍(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
亡き人の形見解れていとどしく夏の真昼に凍る水茎(みづぐき)

046:凍(ことら) (ことらのことのは)
青白く凍る欠片を飲み込んで泣けない君を後ろから抱く

046:凍 (如月綾) (お気に召すまま)
保存して置く場所がきっと悪かった 冷凍庫には冷めた愛情

046:凍 (わたつみいさな。) (乱切りくじら)
凍ります 100年経てばまたゼロの愛のことばではじまりますか

046:凍(黒田康之) (今日の、おUTA)
今日もまた百語ばかりを凍結す使わぬことの豊かなりけり

046:凍 (遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
頬っぺたに冷凍みかんくっつけた 今日は強めに心臓が鳴る

046:凍(つきしろ) (halcyon days)
月影がさらりさらりとふる砂漠 凍った瞳の少年・ひとり。

046:凍(みずすまし) (水紋)
 サヨナラの あとで見上げた帰り道 凍てつく月がおぼろに揺れる

046:凍(堀 はんな) (たん たん 短歌)
冬の日に凍える手をとり暖かい君の手と絡むポケットの中...

046:凍(もりたともこ) (短歌、すきです。)
にぎやかにグラウンドに舞う応援の声を凍らすにわか雨降る

046:凍(萌香) (空の青さをみつめていても)
  簡単に溶けるはずないあんなにも時間をかけて凍らせた過去

046:凍(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
冷凍庫の吐く息吸って閉めたドア何を忘れたのかおぼえてない

046:凍(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
心底の殺風景を凍らせてあなたの部屋に送ります、今

046:凍(Harry) (四月なかなか)
三十年ぶりに訪ひたる叔母の家 凍結したる「時」の融けゆく

046:凍 (瑞紀) (歌信風(かしんふう))
抱くたび口付くるたび気づきたり君の真中に凍土のあるを

046:凍(透明) (limerence)
コンベアの上に乗せられ流れ見た一分弱の冷凍マンモス

046:凍(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
いつからか心凍らせナイフ研ぐ 溶けるだろうか愛情注げば

046:凍 (詠題100首blog-あいっちのうたあそび。)
淋しさに凍てつきそうな夜さえも頬を流れる涙は温し

046:凍(shall3) (山歩き録)
凍るよな 季節控えて さわやかな 夕焼け空と 風を楽しむ

046:凍(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
凍雪にひとの香もなくみちのくの僻村淋し夕星(ゆふづつ)ともる

046:凍(ヒジリ) (*tRIGger.)
コトト行く 全車両二個黄金の穂とすすむみち、冷凍ミカン

046:凍(フワコ) (きくとわたし)
凍裂の音を聞き忘れてきたの北の森へと還る言い訳

046:凍(和良珠子) (the strange of stranger)
息が詰まるほどぴっちりとラップして急速冷凍アカルイミライ

046:凍(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
凍りつく心をとかすすべもなく見えない棘をさがす指先

046:凍(まほし) (うた・たね)
青空の種を両手で解凍し、したたる露に咲き誇る夏

046:凍(内田かおり) (題詠2006深い海から)
これ何とつまんで見てた凍み豆腐世界をひとつ広げて食べる

046:凍 (笑って東京サヴァイヴァル)
涙と同じ組成を持った液体を 凍らせてまた解凍してる

046:凍(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
とかしたる豚肉をまた凍らせて深秋の日の昼餉を終へつ

046:凍(夢麿) (夢幻泡影)
あんまりの白さに息が凍りつく全てを溶かす貴方はいない

046:凍(ゆづ) (透明ランドセル)
冷蔵庫みたいな部屋でひと知れず私の卵は凍ってゆきます

046:凍 (象と空)
凍傷でなくした指が痒いとかカメラマンは七十四歳

046:凍(けこ) (あきのうた声)
凍み豆腐噛めば溢るるあまき出汁 塩け足りぬも愛しふるさと

046:凍。   (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
猫の毛のいっぽんいっぽんが凍りつく こんな荒ぶる夜にはきっと

046:凍 (pig_pearl) (ブタに真珠)
手を出して 言われて出せば 包まれる 心ほっかり 凍てつく夜道

046:凍(浅葱) (空耳の森*番外地)
あの日から身動きできない恋心 永久凍土に埋めておきたい

046:凍(究峰) (思い浮かぶがままに)
凍てつきしツンドラの下マンモスは幾万年の夢をも閉ざす...

046:凍(鳴井有葉) (そのための日記)
冷凍の瞳に凛と見返され死に損ないと宣告される

046:凍(minto) (@100@)
感情を解凍すればべらべらと言ひたいことを話し出す舌

046:凍 杉山理紀 (2006R57577)
凍らせたバナナのことをバナナとは区別をつけるようにきっぱり

046:凍(ベティ) (Betty's second Bar)
凍らせた薔薇のようだねくちづけが無味乾燥な別れの予感

046:凍(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
野に生るる『凍える牙』持つけだものと女刑事の恋の道ゆき (乃南アサ 新潮社)

046:凍(長岡秋生) (廊下に座る)
今だって凍らせたいよ身体からあなたの言葉を殺菌させたい

046:凍 (nine) (songs)
凍りつく引き戸を祖父が引き剥がす 現れる白白白い狂暴

046:凍(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
ひとりまたひとり去りゆく食卓は融解をせぬ凍土とならむ

046:凍(春村蓬) (風見鶏)
並びゐるあれやこれやと冷凍庫のひかりの前にたたずみてをり

046:凍 (のんちゃんの衣裳部屋裏)
凍らしたチャペルで結婚したいかな?どちらかというと行きたくないなあ

046:凍(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで)
咽喉をゆく凍った酒の熱さよりじりじり沁みるきょうの悔いなり...

046:凍(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
凍らせたひき肉みたいに今やっとぱらりと溶けたあなたの言葉

046:凍(星川郁乃) (Air Station)
凍結路にくるまをとめる要領で棄てたい夢をゆっくり棄てる

046:凍(平岡ゆめ) (le petit cahier)
凍えたる指を頬に滑らせて確かめている君の言い訳

046:凍(千) (Mille et une nuits)
戻し方も煮方も知らず凍み豆腐味わうのみの日々は終わりぬ

046:凍(久野はすみ) (月の融点)
濃く甘い凍結果汁のカクテルをもう恋人でない人と飲む

046:凍(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
凍ってる川に映った向こうの町でこぼこだけどあっちがいいな

046 凍 (文月万里) (Kagerou つれづれ)
易々と「凍るような夜」と言う勿れ 真に凍てつくことなき街で